釜石の日々

岩手県釜石市に移り住んで16年8ヶ月が過ぎ、三陸沿岸部の自然の豊かさに感動する毎日。

今年最後の岩手の桜

2009-05-03 07:08:49 | 自然
昨日の朝は5時過ぎに家を出て東和ICから東北自動車道へ入り雫石町の小岩井農場へ向かった。朝早いと信号が黄色の点滅になっているため車がスムーズに流れる。農場に近づくとカメラマンがたくさんいて一本桜付近が心配になって来た。やはりかなり手前から車が並んで止められていた。6時半だというのに客席はギャラリーで満杯だ。三脚がずらりと並び脚立を立ててその上から写す人もいる。何とか隙間を見つけて入り込み満開の一本桜を眺めたがまだ日中に比べ日が弱い。空も晴れているが霞んでいる。しかし岩手山はまだ雪を冠り堂々と佇んでいる。昨年より緑の牧草の育ちもいい。一通り見収めると米内浄水場へ向かう。8時頃に着いたが昨年も止めた出店の並ぶ裏門には出店の人たちだけで他には誰もいない。9時に門が開けられると言う。仕方がないので少し周囲を歩いてみる。中がよく見える位置に来ると人が既にまばらにいる。おかしいと思い、正門の方へ回るとこちらは開いていた。ここの30本の枝垂れ桜も満開で確かに壮観だ。ゆっくりと桜をめぐる歩道を歩く。あちこちでカメラや携帯を向けている。気温が上がりだんだん暑くなって来た。出店でソフトクリームを売っていたが後で喉が渇くだろうと思い止めた。10時に盛岡を出て紫波町を抜けて遠野に向かう。遠野の桜はもう終わりでそのまま素通りして仙人道路へ入る。釜石の出口に近づくと周囲の山の山桜と若葉の淡い緑がきれいで自然の燃え立つ息吹を感じる。あまりに暑いので家のそばのスーパーで飲み物を買って帰る。スーパーでもクーラーが入っていた。恐らく25度以上の夏日になっているのだろう。家人は匠の方の山にある山の神様の周囲の整備のお手伝いに行っているので少し休んでからそちらに合流させていただいた。山菜と美味いスープのラーメンを御馳走になり遅くまで歓談させていただいた。


雫石町小岩井農場の一本桜


盛岡米内浄水場の枝垂れ桜