今朝は−2度で、青空は広がったが、風があり体感的には寒くなった。冬の渡り鳥であるツグミの声は何度か聞いたが、その姿はまだ見られていなかった。今朝、近所を散歩していると、電線に止まったツグミを間近で見ることが出来た。職場の裏山には今日も成鳥、幼鳥それぞれのゴイサギが休んでいた。背を向けると保護色となるのか、よくよく見ないと休んでいるのか、よく分からない。 米国は表向きは自由の国であるため、1970年代まで健在であった製造業が、安い輸入品で崩壊して行った。何とか国力を維持するために力を入れたのが、金融産業だ。世界に投資と投機を広げ、活路を見出した。いわゆるグローバル化である。しかし、それは持てるものがさらに持てるものになるだけであり、国内には格差が拡大されて行った。一般の国民には無縁の政策であり、中産階級は没落するばかりであった。国民の不満が増大したところで現れたのがトランプだ。「America First」とはそれまでのように米国を世界の市場として提供することをやめ、国内に製造業を取り戻し、雇用を創出し、格差に喘ぐ国民を豊かにしようとするものだ。リベラルな人々は独善的な姿勢のトランプを批判する。トランプにより国際情勢にも変化が生じる。オバマはロシアを敵視し、任期終了間際に、ロシア国境に近いポーランドを中心に7万人の米軍を配置した。しかし、トランプはロシアのプーチンと手を結び、中国を敵視する。イスラエルに対しても、一定の距離を置いたオバマとは異なり、トランプは親イスラエルである。最強の軍備を持つと公言するトランプは新たな戦いを世界で繰り広げるかも知れない。英国のEU離脱もあり、債務問題を抱えたイタリア、ドイツ、選挙で不安定なフランスなどEUも政治経済の火種を有する。政府債務を膨大に抱える米国もどこまでトランプが進められるのか不透明だ。外貨準備が減少する中国も米国市場を失う可能性があり、EUと接近したいところだろう。対米従属一辺倒の日本はトランプのいいかもになるだろう。「狂犬マティス」と呼ばれる米国国防長官が2月2日、韓国を訪れる。近い将来、朝鮮半島に異変が起きるのかも知れない。


川辺のゴイサギの幼鳥