バスを降りようとすると---
何やら、声をかけてくる
お姉さんとお兄さん。
「今日、泊まるところ決まってるの?」
「いや、まだ・・・」
「よかったら、僕の働いてるホテル
見に来ない?」
んっ
こ・・・これは・・・
Nazareのみならず
ここ、Monsantoでも
客引き合戦は
繰り広げられたのである。
う~めんどくさいなぁ
どうしよう。
「あのー、私
Tourist Officeに行きたいんですけど・・・」
「3時にならないと開かないよ」
!!
お昼休みか・・・
彼は、そう言いながらも
半ば強引に
私のスーツケースを
持って行ってしまう。
彼が働いているという宿に着き
とりあえず、1泊の値段を聞く。
「う~ん・・・考えときます」
「また戻ってくる?」
「たぶん・・・」
いま2時を回ったところだから
あと1時間もある。
こんな、アップダウンの激しい
石畳の道で
重い荷物を持った手を離そうものなら
あっという間に
荷物は下へと
転がり落ちてしまうだろう。
う~~どうしよう。
スーツケース片手に、坂道を下っていると
坂の中腹にあるカフェのテラスで
まわりの人たちと談笑していたお姉さんに
呼び止められる。
「こんにちは」
「こ、こんにちは!」
「あなた、何かお困り?」
「ええと、宿を探してるんですけど・・・」
「3つ方法があるわ。
1つは*エスタラージェン、
もう1つは民宿、そしてもう一つは
一軒家」
今までの旅の過程で出会った
ラテン系のひとびととは
ちょっと違う雰囲気。
きれいな金髪をしていて
黒いドレスに身を包み
英語も、ポルトガル訛りが
あまり感じられない。
この女性は一体・・・!?
********************
*エスタラージェン
4~5つ星のちょっと贅沢な宿。
歴史的建造物を改装している場合も多い。
何やら、声をかけてくる
お姉さんとお兄さん。
「今日、泊まるところ決まってるの?」
「いや、まだ・・・」
「よかったら、僕の働いてるホテル
見に来ない?」
んっ
こ・・・これは・・・
Nazareのみならず
ここ、Monsantoでも
客引き合戦は
繰り広げられたのである。
う~めんどくさいなぁ
どうしよう。
「あのー、私
Tourist Officeに行きたいんですけど・・・」
「3時にならないと開かないよ」
!!
お昼休みか・・・
彼は、そう言いながらも
半ば強引に
私のスーツケースを
持って行ってしまう。
彼が働いているという宿に着き
とりあえず、1泊の値段を聞く。
「う~ん・・・考えときます」
「また戻ってくる?」
「たぶん・・・」
いま2時を回ったところだから
あと1時間もある。
こんな、アップダウンの激しい
石畳の道で
重い荷物を持った手を離そうものなら
あっという間に
荷物は下へと
転がり落ちてしまうだろう。
う~~どうしよう。
スーツケース片手に、坂道を下っていると
坂の中腹にあるカフェのテラスで
まわりの人たちと談笑していたお姉さんに
呼び止められる。
「こんにちは」
「こ、こんにちは!」
「あなた、何かお困り?」
「ええと、宿を探してるんですけど・・・」
「3つ方法があるわ。
1つは*エスタラージェン、
もう1つは民宿、そしてもう一つは
一軒家」
今までの旅の過程で出会った
ラテン系のひとびととは
ちょっと違う雰囲気。
きれいな金髪をしていて
黒いドレスに身を包み
英語も、ポルトガル訛りが
あまり感じられない。
この女性は一体・・・!?
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*エスタラージェン
4~5つ星のちょっと贅沢な宿。
歴史的建造物を改装している場合も多い。