就活が本格化し面接をたくさん受けた中で初めて見えてきたことがある。
思い知らされたことがある。それは私の今までと私自身と向き合うものだった。
「伝えること」と「自分のよさを知る」ことだ。
伝えること。このことは私にとって少々にがい。
私は昔から強く主張する方じゃない。
だが常に自分の意見を情熱を胸に秘め
いざというとこで発言し窮地を救ったり、実行してきた。
まさに不言実行を美徳とする精神でやってきた。
苦手ということもある。他者と正面きって向き合うのが苦手で
曖昧に楽しくやり過ごすことが多かった。
恋愛においてもしご似通っていて、相手が好きなのと向き合えず
曖昧にはっきり自分の想いを伝えなかった。
もちろん行動としては示してはいたけれど。
行為形式としての表現は主張しないながら、周囲は暖かく理解してくれた。
だがやはり言葉としての意志を聞きたいと願う者もいてそれが返って悩ませて
いたのだった。
難しいことじゃないんだ。思ったことを素直に言葉にすること。
だけど私にとってはこわいことである。自分の胸のうちをさらけだすことが。
はばかられることなのだ。
それをやってのける自由闊達さと賢明さに惹かれる。力強い生命力を感じる。
伝えることの大事さをまた思い知ったのだ。
言わぬを美徳とし言わないでもわかる奥ゆかしさと繊細な優雅が
言うことで救う力強い生命力を兼ね備えたとしたら？？
らしさを損なわなくても主張はできる。それは自信なさと直結していた。
自信がないから、受け入れてもらえないのではないかと不安だから
打ち明けられなかった。
だけど、自分を信じること、相手を信じること、信じてそれでも受けいれられ
なかったとしても終わりじゃない。また始まるんだ。
そのことを知った。
そんな怯えることじゃない。自信が持てないほど考え主張は滑稽じゃない。
それならば先に自分の考え主張をさらけ出してメインになり、それで
意見を集めれば、世界はもっとアクティブに広くなるのではないか。
恋愛もそう。学問の意見交換もそう。部活のメニューもそう。
自分から考えをさらけだせば、アクションを投げれば、世界は変われる。
この考え主張、一人だけのものにしておくにはもったいない。
今年は少しずつ自分の考えてること、感じたこと、思ったことを伝えてみようと
思う。そうして向き合おうと思うのだ。
自分のよさを知ってる人は強いと思う。知った上でなにが適するか自分なりに考えて行動できるからだ。
私はこれまで色々な人に支えられて導かれて成長してきた。
自分に自信が持てずにいたけれど、みんなが私のいいとこをたくさん教えてくれて
好きになってくれた。嬉しかった。私は私らしくいられるようになったのだ。
だから私のよさを自由に表現して、堂々と向き合おうと思う。
それが恋愛の確信持ったあの堂々とした大胆な優雅と部活の指導になったのだ。
もっと自信もて。そしてリラックスして楽しんで。
真面目すぎる遊び方息の抜き方を知らない私に新しい世界を教えてくれた。
導かれて私は私らしくなれたんだよ。
私は私らしく輝いてあなたにきっと伝えるよ。