知れず想ふ。

気づいた。無意識に目で追って惹かれ始めてやっと。
どうして惹かれるのかと。
私はところどころ見つけて、そう惹かれてる。
潜在的に求めているんだ。

例えば、真剣に考えて勉学に真面目な所とか、穏やかで優しく
甲斐甲斐しいところとか、細く端整な姿とか。
その黒髪と優しい目元。心動かされるのだ。何度でも何度でも。
そして今度こそ貴方の笑顔たくさん溢れますように。悲しませないように。
祈りと誓いがあって、そして強く求めている。手を伸ばすんだ。
少しでも戸惑ったその手を。

重ねて勝手に失望するのはないようにしたい。だからそう一部だけだ。
同じ人などいないのだから。その人に恋してその人をまるごと好きになるのだ。
許し合って認め合わないと、しっかり伝え合わないと。
歪んで二度と交わらなくなってしまう。知らずのうちに。

どうか笑い合える日々が訪れるように祈りたい。
傷ついて軋んだ心に穏やかな五月雨が降り注ぐように。

time gose by

いつか終わりがくると思った。ホントはもっと前から知ってたのだろう。
出会う前からふたり別々の道だってわかってたから。
うまく描けなくなった。貴方の言葉をエールも愛も全部全部もう掴めない。

　　　　　　いつかまた会えるといいね　time gose by


ほんとはもっと前から終わっていたのでしょう。向き合えなくった悲しみ。
追い求めることへの躊躇い。プライドの高さ。後悔はない。喪失感もない。
ただ、出会うことのなかった二人が出会えたのに、
ビリヤードの玉みたいに激しくぶつかってはじいてもう二度と交わらない。
そのことその事実が大きい。
もっともっと別の道、ふたりで見つけられなかったのかな？

痛みや傷をなかったことにするのはやめたんだ。
悲しい時は悲しさと向き合ってとことん昇華しないと無意識に私の底に潜んで
度々浮かび上がるから。悲しみの息の根を止めるんだ。無理にでなくて。
整理するのでなくて。受け入れるんだ。受け入れること。認めること。

そして前に進むんだ。幸せの数を数えるように。祈るように。