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笑い飯 哲夫に聞け

2011年09月07日 20時33分18秒 | オススメ
毎週水曜日の朝日新聞(関西版)の夕刊に「笑い飯 哲夫に聞け」というコラムが
連載されています。

相談者の投稿に対して、漫才師『笑い飯』の哲夫さんが答える
という内容なのですが、これが毎回“さすが!”と思わせるほどに
おもしろいんですよ。
かつて、同じ朝日新聞で連載していた「中島らもの明るい悩み相談室」を
彷彿とするようで、かなりのお気に入りです。

できれば、単行本化してほしいと思っているくらいです。

『笑い飯』の漫才はあまり好きではないのですが、
このコラムの哲夫さんは大好き。
さすが、東大本郷キャンパスで仏教講義を開くだけのことはあります。


今日の夕刊に掲載されている内容もなかなかのものです。

以下、記事全文を記載します。
興味のある方は、読んでみてください。

『不良もどきの高2の娘、元に戻すには』

こないだまで普通だった高2の娘(16)が不良もどきになってしまいました。
ピアスを片耳に四つ開けて眉を細くし、言葉も悪く、彼も不良。
思えば映画「ルーキーズ」「ドロップ」「漫才ギャング」にはまり
「不良ってめっちゃかっこいい」と言っていました。
私も「スクールウォーズ」「不良少女と呼ばれて」を
かっこいいと思いましたが、
私は本当の不良ではなく松村雄基を好きになりました。
映画と現実の区別もつかないバカ娘を元通りにするには、
どうしたらいいでしょう。(兵庫県・主婦・40歳)



『スクールウォーズしましょ』

相談文に「本当の不良ではなく松村雄基を好きになりました」とありますが、
すごくセンスのいい文章ですね。
松村雄基はしょっちゅう不良役をしていましたが、
ただの悪人ということがなく、いつも男らしく情に厚いんです。
不良から更生した大人の役をするのも松村雄基の特徴で、
必ず立派に更生し、必ず若者に立派なことを言います。

また、松村雄基は眉毛を細くせず、ピアスもしません。
スクールウォーズでは、長ランなど華美な学生服も着ません。
標準型学生服を着用し、少々前は開けますが、
中には真面目に白のカッターシャツを着ています。

ではなぜ、彼は不良役を任されていたのでしょうか。
それは、松村雄基の元々の顔がすごい不良顔だからでしょう。

それに比べて最近の不良役の人は、みんな男前ではありますが、
元々の顔は不良顔ではありません。
だからピアスなどで不良化させるんです。
一生懸命不良化させていますが、まだ男前が際立っています。

ですから、娘さんが「不良ってめっちゃかっこいい」と言うのは、
不良役の元々の顔面が男前だということを意味していると考えられます。

華美になり言葉が悪くなるのは、年のせいです。
娘さんが映画をまねてケンカしたり、他人に迷惑をかけたりした時は、
お母さんが松村雄基になって娘さんをしばいてあげてください。


「朝日新聞」
http://www.asahi.com/
コメント
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