放課後の子どもたちの居場所づくりの施策として足立区では放課後子ども教室を実施しています。大谷田小キッズぱれっとのことです。運営は生涯学習振興公社と各校の実行委員会ですが、実際は実行委員会と現場スタッフにより運営されています。新型コロナの感染症発生後は、子どもたちと現場スタッフの安全を第一に考え、実施の可否や実施学年・規模(実施曜日、時間等)を実行委員会で話し合い、慎重に開催しています。改めて関係の皆さんに感謝申し上げます。
このブログで、大谷田小キッズぱれっとを私が取り上げるのは昨年7月以来2度目です。たしか、あの時は大谷田小に入学後1年3ヶ月が経って初めてキッズぱれっとを利用できた2年生の様子を紹介しました。今日、紹介するのもやはり2年生です。
4月20日、今年度のキッズぱれっとがスタートしました。記念すべき最初の対象は2年生でした。今年の2年生にとっても入学から1年以上待ち続けた初めてのキッズぱれっとです。子どもたちはもちろんのこと、スタッフの皆さんも笑顔で子どもたちを迎えたことと思います。子どもたちが楽しく遊ぶ様子を、、、、お伝えしたかったのですが、じつは4月20日は、見られませんでした。先日、近隣4校の教員の合同研究会をブログでちらりと紹介しましたが、まさに4月20日のこと。私はキッズが始まる前に12中へ向かい、帰校したのが午後6時近くだったので、全く✖️でした。と言うことで、、、
4月27日、リベンジです。午後3時過ぎ、職員会議を終えて校庭へ出ました。2年生59人のうち37人がキッズに参加していました。広い芝の上で7、8人がボールで遊んだり走り回ったりしていました。鉄棒やうんていの固定遊具で遊ぶ子たち、キッズ専用の遊具で遊んでいる子たち、周辺の植え込みでひたすらダンゴ虫を探す子たちと、思い思いに遊んでいました。「校長先生〜!見て見て〜!」と次々に声をかけられました。連続で逆上がりを見せてくれる子や、手の平に何十匹ものダンゴ虫を見せてくる子、フラフープを上手に回す子など。一緒にやろう!一緒に探そう!とうれしいことに遊びにも誘われました。
この日のスタッフは5人。その他、スタッフリーダーが見守ってくれていました。37人の子どもたちで広い校庭をゆったりと2時間も使え、見守る大人が6人もいる環境。とても安全安心で幸せな居場所だと思いました。
もっともっとたくさんの子どもたちが利用できるようにしてあげたいという思いは実行委員会やスタッフの皆さんにもあります。複数学年で実施できないだろうか検討もしていただきますが、6月以降は感染症対策だけでなく熱中症予防対策のために校庭がほとんど使用できず体育館のみになってしまうことが予想されます。スタッフの人数も増やさなくてはなりません。場所と人の確保、悩みどころであります。
最後にもう一つ。大谷田小の子どもたちがしっかりとルールを守ってキッズぱれっとを利用していることです。キッズぱれっとにも当然のことながら利用のルールがあります。登録時に保護者の皆さんにもお伝えしているとおり、遊びについては基本的には学校ルールと同じです。
ところが、学校生活の中ではルールを守っている子どもたちが放課後になると開放感からか守れず、スタッフの注意も聞こうとしないというトラブルを他校から耳にします。実際、大谷田小に赴任する前はそうしたトラブルを何度か目にもしてきましたし、スタッフからヘルプ要請を受けたこともありました。昨年度1年間、そうしたトラブルは本校では一度もありませんでした。子どもたちがルールをしっかりと守って遊んでいるからです。
5月からもキッズぱれっとスタッフの皆さんには引き続きお世話になります。こどもたち、スタッフの皆さんの安全を第一に、どうぞよろしくお願いします。
【校長:菅原】