大谷田小ブログ

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百人一首

2023年02月01日 21時44分18秒 | Web

 私は小学生の頃、百人一首に親しんだ記憶は全くありません。それどころか中高でも縁がなく、お恥ずかしい話ですが、まともに向き合ったのは教員になってからでした。ですから、本校の子どもたちが、百人一首をすらすら暗唱し、上の句だけでサッと札を取る様子に、正直驚いています。

 
 先日、2年2組をのぞくと、子どもたちが20首の札を並べて1対1で対戦していました。たまたま対戦相手のいない子がいたので、私はその子の向かいに立ち、私が相手になりますと伝えました。校長先生が相手じゃ、負けちゃうよ!と言われたのですが、じつは内心、それは私のセリフと思っていました。まるで勝てる自信はありませんでした。結果は7対11。7が私です。もちろん2年生が相手でも手を抜かず私は全力でした。
 
 子どもたちがローテーションして対戦相手が変わり、再度同じ20首で行いました。なんとか4枚を取ることができましたが、全力で2連敗でした。
 
 さて、先週26日、校内百人一首大会がありました。学年毎に前もって20首が決められ2人から4人で取り合う方法でした。各教室での対戦ですが、校内一斉に行いました。
 
 すべての教室の対戦の様子を見て回りました。高学年の教室では驚くほど速く取る子がいました。視線と全く違う方へ手が伸びていくのです。その子は20首すべてを暗唱できるだけでなく、20枚の取り札を並べた段階で、どこにどう並べてあるのかをだいたい覚えてしまうのだそうです。この子と対戦したら私は1枚も取れなかったのではないかと、おそろしくなりました。
 
 大谷田小では年間通じてすべての学年が百人一首に取り組んでいます。これまでに百首すべてを暗唱できる名人になった子は、なんと63人もいるのです。しかも13人が1年生ですから、もうびっくりです。
 
 作者の思いや言葉の意味は小学生には当然まだまだ分からないと思いますが、やがて中学高校生になった時、短歌や古文を学習する際、相当のアドバンテージになることでしょう。また、何より前述のとおり、競技でたくさんの札を取ることができます。
 
 百人一首の話題をあと2つほど。もう2ヶ月ほど前のことなのですが、中川地区対の主催で小中学生の百人一首大会が3年ぶりに行われました。本校からは希望した16人が参加し、長門小や北三谷小、東渕江小の子たちと対戦しました。本校の協議会会長やPTA会長をはじめ多くの方が地区対のメンバーですので、企画から当日の運営までたいへんお世話になりました。
 
 もう1つはあだち子ども百人一首大会です。毎年3月に区内の全校が参加していた大会ですが、久しぶりの開催となる今回は個人戦のみの任意参加となります。エントリーできるのは各校2名までですが、本校からは希望者がすでに20人を超えてしまい、来週、校内での選抜大会を行うことになりました。これまで一生懸命に百人一首に取り組んできた子たちにとっては、その成果を発揮する場となりますので、健闘を祈りたいと思います。
 
【校長:菅原】

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