相澤校長先生が4/14(月)朝礼で全校生徒にお話をしました。
その内容を掲載します。
まずこれを見てください。(「もったい」という字を示しました)
この言葉を聞いたことがありますか。
皆さんが知っている言葉は「もったいない」ですね。
意味は「物を大切にしないで無駄にしていること」ですが、もともと「もったいない」というのは、この「もったい」という言葉に「ない」という言葉がくっついたものなのです。
では「もったい」という言葉ですが、漢字で書くと「物体」となります(提示)。
もともと「大事なもの」とか「重要なもの」という意味ですが、「物」と「体」という字から、私は「物にも命があって、体と同じぐらい大切なもの」ではないかと思っています。
小さい時、物を粗末にすると家の人から「物がかわいそうでしょ」とか「物が泣いているよ」などとよく言われたものです。
皆さんの家でも動物を飼ったり植物を育てたりしていると思いますが、命があるからこそ大事に最後まで面倒をみているのではないでしょうか。
それと同じように、物も最後まで面倒をみてほしいのです。
これは鉛筆です(提示)。まだまだ使えます。
それなのに飽きたからと言って別に新しい鉛筆を買ったり粗末に扱ったりしたら、この鉛筆はきっと「もう捨てられちゃうの。最後まで使ってよ。悲しいな」と思っているんでしょうね。
鉛筆だけでなく身の回りの物を大切に使っているか、生活を振り返ってみましょう。
そして、「もったいない」の気持ちを持って、無駄にしない生活ができる人になってほしいと願っています。
もう一つ、いつも言うことですが、皆さんの命は一つきりです。代わりはありません。
先週、区内の小学4年生が家に帰ってからの遊びの中で、マンションの14階から13階に移る遊びをしていて、誤って落ちて死んでしまいました。
大変悲しい事故です。本人は落ちるつもりではなかったと思います。でも、落ちました。命をなくしました。もう二度と生き返りません。
危ない遊びは絶対にしないこと。
けがしたり、死んだりしてからでは、取り返しがつきません。交通事故も同じです。一人一人が命を大事にしなさい。