大谷田小ブログ

学校行事やPTA行事などの様子をお伝えします

100円で買い物(2年)

2022年05月31日 21時12分17秒 | Web

 1年生に続き、やはり先週見た2年生の算数の授業の様子をお伝えします。当たり前のことですが、1,2年を続けて見ると1年間の学習の積み重ねの大きさを強く実感しました。

 2年生は駄菓子屋で100円で好きな買い物をするという学習でした。最初に黒板に駄菓子屋の商品が並んだ大きな絵が提示されました。子どもたちからは思わず「うわぁ〜!」という声が上がりました。つかみはオッケーです。担任が「私は、飴とドーナツを買おうかな〜。」と話すと、やはり子どもたちから「うわぁ〜」と羨ましいな〜という声が。算数ですから代金はいくらになるだろうという流れです。式はすぐに「24+12」と出て、すでに学習してきた筆算で計算することになりました。すぐに子どもたちから「36円」と発表がありました。繰り上がりのない計算ですから即答でした。

 担任が「皆も買いたいですか?」と問いかけると、子どもたちは大喜びでした。黒板に提示した絵のミニサイズプリントをジャジャーン!と担任が見せると、もう子どもたちは「やった〜!」と学習意欲MAXでした。同じ学習でも、こうした場面設定の工夫で子どもたちの学びに向かう意欲は全くちがってきます。前回の1年生の「6の合成・分解」をペアでクイズのように出し合う場にしたことといい、この日の駄菓子屋の買い物場面といい、どうしたら子どもたちが楽しく学習できるかを担任はよくよく考えて工夫しているのです。

 どのような買い物をしたのか何人かが指名されて発表していきました。切り取った駄菓子の絵や筆算がディスプレイに映されました。するとその中に、代金がぴったり100円となるものや、98円とギリギリまで考えたものがありました。担任の例示した合計36円とは大きくちがっていました。できるだけたくさん買おうとする子がいることを予想していた担任は、まだまだ残金のある子たちもいるので、「もっと買いたいですか?」と尋ね、さらに買い足していく時間をとりました。ほぼ使い果たした子もいますので、改めて100円で買い物をうながしました。2度目となるので変化もつけました。同じ駄菓子を複数買えるように、駄菓子の絵を大量に準備していたのです。この事前の準備が奏功し、子どもたちはまたまた歓声を上げて学習に取り組んでいきました。

 繰り上がりのある計算を筆算で行う学習をした子どもたちが、それを生かすという学習でした。場の工夫と担任のちょっとしたパフォーマンスで、子どもたちは「今日の算数は楽しかった!」そう思えたことでしょう。

 【校長:菅原】


6はいくつといくつ(1年)

2022年05月30日 22時02分24秒 | Web

 先週、1年生の算数の授業を見ました。「6はいくつといくつか」を考える数の合成・分解」の学習場面でした。1年生の算数がここまで進んでいることに驚きでした。「6個のイチゴ」や「6匹のメダカ」という具体物ではなく、ただの「6」という数を分けたり合わせたりするところまで進んでいたからです。

 これまで何度も何度も具体物を数えて、それがいくつあるのか「数字」で表してきました。この具体物を扱う活動を繰り返して、子どもたちは数の意味を習得してきたのです。イチゴでもメダカでもない、この日の「6はいくつといくつ」は数字という完全な抽象の世界でした。

 とは言え、頭の中で数字だけで考えていくわけではありません。1年生にとって今はとにかく具体的な操作活動を何度も何度も繰り返していくことが大切です。この日は半具体物としておはじきが用意され、「6はいくつといくつ?」に取り組みました。

 まず担任が黒板におはじきを6個提示。次に子どもたちは目をつぶり、その間に担任がおはじきを2個隠しました。目を開けた子どもたちは黒板に残っている4個を見、担任がいくつ隠したのか考えました。担任が「6は4といくつですか?」と尋ねると、たくさんの手が挙がりました。余談ですが、担任が誰を指名しようか迷ったフリをすると、ある子が担任のその様子を見て「先生、皆で言おうよ。」と発言したのです。なんと素敵な提案でしょう。担任の合図で皆が一斉に「2です!」と答えました。皆が発表することができて、子どもたちはとてもうれしそうでした。

 同じデモンストレーションを担任ではなく今度は前に2人の子が出て行いました。1人の子がおはじきを隠し「6は5といくつですか?」と尋ね、もう1人の子が「6は5と1です。」と答えました。そして、いよいよ全員が2人1組になって「6はいくつといくつ?」を交互に出し合いました。ちなみに1年生でこうしたペア学習がスムーズに成立していることも私には驚きでした。担任の話では前回もペア学習をさせたそうですが、とても2回目とは思えないほどでした。

 この後、6が7、8、9、10と増え、おはじきや算数ブロックなどの半具体物を用いて操作しながら学習が進められていくことと思います。そして、この数の合成・分解がやがて数の計算へつながっていきます。

 それにしても1年生の素晴らしい学習意欲、学習態度でした。

 【校長:菅原】


読み聞かせ

2022年05月29日 08時58分48秒 | Web

 5月25日、3年ぶりに図書ボランティアの皆さんによる朝の読み聞かせ(読み語り)が始まりました。この日は1年生と2年生の各教室で行っていただきました。子どもたちにとって大谷田小に入学して初めてのこの読み聞かせですが、私にとってもそうですし、よくよく見ると1,2年担任の4人にとっても大谷田小に着任後、初めてでした。ですから、私もワクワクしながら教室に向かいましたが、各教室では子どもも担任も楽しみにボランティアの皆さんをお迎えしました。

 再開にあたり、感染予防対策もしていただきました。以前のように皆を前に集めてとはいかず、子どもたちは自分の席に着いたまま。そのため、大型の絵本を用意したり、教室のディスプレイに映したりして、子どもたちに見えるよう工夫していただきました。また、語りも子どもたちに正対しない位置に立って行っていただきました。

 どの教室でも子どもたちは大型絵本や画面を身を乗り出すように見ながらボランティアの方の語りに集中していました。子どもたちは自分で本を読むこともできますし、本が大好きという子もたくさんいますが、読んで聞かせてもらうというのは、これまた別物で、何とも心地良いものです。ボランティアの皆さんがこの日、用意してきた本も子どもたちを引きつける魅力ある作品ばかりでした。さすが毎週、学校図書館で子どもの本に触れている皆さんです。

 挨拶も含めて約10分間があっという間でした。今後も毎週水曜日に低学年、中学年、高学年と順番に読み聞かせを行っていただきます。子どもたちに本の楽しさが伝わり、楽しみ、興味関心がさらに広がっていくことを願っています。

 ボランティアの皆さん、朝の貴重なお時間を子どもたちのためにありがとうございました。今後もお世話になります。よろしくお願いします。

【校長:菅原】


今週の給食 5(5/24〜)

2022年05月28日 11時46分43秒 | Web

 今週は火曜日からの4日間分になります。

 5月24日(火)  みそラーメン、ししゃものごま焼き、おかか和え、清見オレンジ、牛乳

 

  5月25日(水)  セサミパン、魚の香草パン粉焼き、レモンドレッシングサラダ、グリーンポタージュ、牛乳

    5月26日(木)  マーボー丼、春雨サラダ、海藻スープ、牛乳

    5月27日(金)  にんじんご飯、すき焼き煮、かきたま汁、りんご、牛乳

 

【校長:菅原】


今週の給食 4(5/16〜)

2022年05月21日 21時04分49秒 | Web

 今週の給食はこんなでした第4弾です。

 5月16日(月)  麦ご飯、白身魚の中華煮、蓮花湯、牛乳

 5月17日(火)  ご飯、豆腐ハンバーグ、千草和え、味噌汁、牛乳

 5月18日(水)  ツナサンド、フレンチポテト、野菜スープ、牛乳

 5月19日(木)  和風スパゲティ、ごまドレッシングサラダ、マーブルケーキ、牛乳

 5月20日(金)   ご飯、味噌カツ、キャベツの昆布和え、根菜汁、牛乳

 

   5月21日(土)   えびクリームライス、ハニードレッシングサラダ、ココアゼリー、牛乳

【校長:菅原】

 


環七交差点

2022年05月21日 06時40分45秒 | Web

 今週から保護者の皆さんによる朝の交通安全の旗当番が始まりました。お世話になります。今年度から皆さんに立っていただく4箇所のうち1箇所に変更がありました。これまで学校前の押しボタン信号のところに立っていただきましたが、そこは取り止め、替わりに環七交差点(中川4丁目)を学校からお願いしました。そのため、お子さんの通学路とは異なるところに立つことになってしまった方もいらっしゃると聞いています。大変申し訳ございませんが、子どもたちの安全のため、どうかよろしくお願いします。

 19日、ここに立ってくださった保護者の方と情報共有しましたので、お知らせします。

○ 信号待ちをするところの歩道が狭い。にもかかわらず、朝の時間帯は特に歩行者や自転車の交通量が多い。

○ 中川4丁目交差点は右折専用でなくても、対向車が途切れた瞬間に車両が環七から右折してくる。

 こうした状況を踏まえ、実際に2日間、当番をしてみて、以下のような注意が、今後の当番の方にも必要ということでした。

①旗は開かずに手に持つだけにする。

②青信号になって子どもたちが横断歩道を渡る際、当番の方は横断歩道には出ず歩道のきわに立ったまま見守る。

 なお、これらは交通量の多い中川3丁目交差点についても当てはまるところがあります。子どもたちの安全と同時にご自身の安全、周囲への配慮をどうぞよろしくお願いします。

 また、地域ボランティアの方や旗振り当番の保護者の方に対する「おはようございます」や「行ってきます」「ありがとうございます」等の挨拶をお子さんがしっかりとできるよう、ご家庭でも改めてご指導ください。よろしくお願いします。

【校長:菅原】


運動発表会前日

2022年05月20日 21時38分31秒 | Web

 運動発表会前日の今日20日、各学年とも最後の練習をしました。これまであまりお伝えできなかった学年について、写真も交えて紹介します。まず、2年生の廊下の写真です。

 一人一人が体育着の形をしたカードに発表会に向けた思いを言葉にして書いていました。自分がどうしたいのか、めあて(目標)をもつことで、子どもたちはより主体的に練習、学習に取り組めます。また、掲示することで、共に活動する友達の思いを知ることができます。自分と同じだ。自分とは違う考えだ。こうした気付きが望ましい人間関係へとつながっていきます。今回の運動発表会は単なる教科、体育の発表だけでない、特別活動としての一面もあるのです。

 団体競技の紅白玉入れでは紅白代表の子どもが互いに正対し決意を述べ合う場面も演出されていました。子どもたちのやる気、本気、主体的態度を引き出す、これもまた担任の工夫だと思いました。

 表現「ASOBO」はNiziUの歌に合わせたダンスです。1つ1つの細かい振り付けは物語の主人公が何かストーリーに沿って演じているようでした。2年生を見た後、本家のNi z iUを私は今日初めてYouTubeで見ましたが、改めて2年生の子どもたちの演技に感心しました。

 3年生の団体競技は4チームに分かれての全員リレーです。一人一人が100m以上の距離を走りバトンをつないでいきます。1チームが16人ですから総距離は2キロ近くにもなるレース。担任の話では一人一人の走力(タイム)を合計するとほぼ同タイムになるようチームを編成したそうです。練習とは言え皆全力でした。必死に走り必死にバトンを次につなげようとしていました。今日の順位が明日の本番でそのとおりになるとはとても思えない競技でした。

 表現「Mela!」は以前もお伝えしたとおり、とにかくテンポの速い曲ですが、子どもたちはこの速さを完全にものにしていて驚きでした。大きな振りのところが特に速く、それを子どもたちはもうすっかり楽しんでいます。隊形移動も最前列が順番に入れ替わり全員がフロントに立つというもの。これは子どもたちにとっても、参観する保護者の皆さんにとってもうれしい演出だと思いました。

 今日お伝えする最後は4年生です。4年生の種目は準備運動「ラジオ体操」の他、団体競技の全員リレーと表現「SUN」ですが、私はタイミングが合わずどれも通して見ていませんでした。最もベールに包まれていたのが4年生でした。5校時、ただ見るだけの私ですが、気合いを入れて校庭へ。しかし、なんと、担任は「今日はリレーはしません。」と子どもたちに伝えました。ショックでした。しかし、各チーム毎の練習時間は設けました。実際にレースはしませんでしたが、チーム練習に時間を使っていました。リレーで大事になるのはやはりバトンの受け渡しです。子どもたちはその練習を始めました。子どもたちがいかに主体的に学習できるようにするか。そうした場面をいかに設けるか。これは教員の仕事です。私にとっての残念ですが、子どもたちにとってはより貴重な学習でした。

 表現「SUN」の通し練習、初めて見ました。子どもたちがうれしそうに旗をブュンブュン振っていたことを以前お伝えしてきました。さんざん振ってきた子どもたち、今日は必要な時以外は振り回すことはありません。しかも担任の合図に全員が旗を右に左に振るのですが、気持ち良いくらいにピタッと旗の音がそろっていました。また、旗には以前にはなかった「おおヤッターマン」が描かれていました。

 振り付けの中で、かわいいな〜と思って私が気に入っている1つが、旗で自分の顔を隠し、そこからのぞき見るように顔を出す振り付けです。今日の練習で何度かこのシーンで子どもと目が合いキュンとしました。これは発表会で保護者の皆さんにはたまらない、うれしいシーンになるのではないかと思いました。お子さんと目が合ったら最高です!

 明日21日、天気がやや心配ではありますが、暑さは厳しくないようです。とにかく雨が降らないことを願っています。また、子どもたちが目指して来た明日が最高の1日になりますよう、皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。

 【校長:菅原】

 


運動発表会見学その3

2022年05月19日 20時32分58秒 | Web

 見学の様子の前に1つ朝顔のことを。9日の日に1年生が朝顔の種を植えたことをお伝えしました。その翌日から一生懸命に水やりをしている1年生の様子を見かけていたものの、発芽しているのかどうか近くに行って確かめるまで私はしていませんでした。種まきから8日経った17日の朝、植木鉢を見るとなんとすでに発芽していました。葉の様子からおそらく前日にはすでに発芽していたのではないかと思えました。16日の月曜日に子どもたちは発芽に気付いてきっと大喜びしたことでしょう。子どもたちの驚く様子、喜ぶ様子を見逃してしまいました。ん〜残念です!子どもたちの朝顔はこんな様子でした。写真だけですみません・・・。

 さて、今日19日は運動発表会前の2回目の見学を行いました。1,2校時は高学年が校庭で練習しました。校長室で仕事をしていると5年担任の大きな声が聞こえて来ました。「全校の皆が集まりました!」と。一昨日はあいにくの雨で高学年の練習を見学ができなかったため、各学年の担任が授業の予定をやり繰りし、この時間に全校児童が集まったのです。校長室で仕事をしている場合じゃないと思い、私も大急ぎで校庭へ出ました。1年生から4年生までが並んで座り、スタート位置に並ぶ5,6年生に注目しています。代表の子どもたちの挨拶があり「南中ソーラン」の通し練習がいよいよ始まります。一昨日はたまたま下校途中の子たちに見てもらう予期せぬ見学会でしたが、今日は全校が注目する中での通し練習です。気合いの入らないわけがありません。素晴らしい表現に、見ていた子どもたちだけでなく、教員からも「かっこいい〜!」と聞こえてきました。

 せっかくの機会なので私も本番当日はできないだろうと、校庭をぐるりと一周しながら全員の子たちを見て回ることにしました。一昨日とはちがう方向から写真も撮りました。

 3,4校時は、低学年が練習し中学年が見学しました。一昨日の見学は高学年でしたが、この時、私はこども支援センターへ出かける間際だったため、団体競技しか見ることができませんでした。今日は1年生の「ツバメ」の表現を3,4年生と一緒に見ることができました。以前、通し練習を見た時は担任が前で踊って、子どもたちはまだそれを頼りにしながら踊っていましたが、今日はちがいました。両腕に翼をイメージしたテープを付けてツバメになり切って表現していました。途中で隊形移動もあって全員が大きな円になっていました。つまり、全員が最前列です。前にお手本は誰もいない隊形なのです。それでも、1年生の子どもたちは笑顔でうれしそうに踊っていました。見ている子どもたちも、私たちも幸せな気持ちになりました。

 今日もこの1年生の練習を最後に区役所へ仕事で出かけたため、2,3,4年の通し練習を見ることができませんでした。タイミングが合わずに、未だ通し練習を見ていない私の中ではベールに包まれたままの学年があります。明日の本番前最後の練習は何としても見たい!

  子どもたちの目指して来たゴールは家族に見てもらうことです。21日の発表会を皆さん、どうぞお楽しみに!

【校長:菅原】

 

 

 


運動発表会見学その2

2022年05月18日 17時36分25秒 | Web

 17日の午後の様子をお伝えします。

 

 あいにくの雨で高学年の子どもたちの練習は体育館となってしまい、見学もなしになりました。しかし、体育館へ入ると、5年生が団体競技をし、6年生が見学していました。続いて6年生が競技し、5年生が見学。今回、5,6年生は合同で表現種目を行いますので、このところ一緒に練習してきましたが、団体競技については互いに見合って応援するのは初めてでした。やはり、見ている人、応援してくれる人がいると気持ちは当然ちがってきます。どちらの競技も盛り上がり白熱していました。

 団体競技が終わり、表現種目の練習を始めようと皆がはっぴを身に付けていると、担任が子どもたちに「雨が止みました。」と伝えました。子どもたちは大喜びで校庭へと移動しました。やる気満々の子どもたちの気持ちと担任の熱い思いが雨を止ませたのではと思えました。

 校庭に整列し、いよいよ練習を始めようとした、ちょうどのタイミングで、下校する低学年の子どもたちが校庭に出てきました。5,6年生が腰を低くしてサッと構えの姿勢になると、下校途中の子どもたちの足は止まり、集中して構える5,6年生に多くの視線が集まりました。曲が流れ始め顔を上げた5,6年生の子どもたちの目にも低学年の姿は映ったことでしょう。予期せぬ「見学」となりました。5,6年生の力強い迫力あるかけ声や動作を、周囲の子どもたちは「すごい、かっこいい!」と見入っていました。

 振り付けをマスターし、自信をもって踊れるようになると、表現することが楽しく思えます。その楽しいと思えるところまで子どもたちが到達していました。踊り終えて再び整列すると、担任は子どもたちを大いに褒めました。子どもたちにとっても充実感があったのでしょう。「先生、まだ時間あるからもう1回やりましょう!」と自分から言い出すほどでした。多くの低学年の子たちが見てくれていたことも、大きな力になったのではないでしょうか。放課後、6年生にそのことを聞いてみると、やはり視界に入っていて意識していたことが分かりました。低学年の子が見てくれたことで、良い緊張感が生まれ良い表現ができたようです。

 通常では、「見て学ぶ、見学」は見る側にとっての学習ですが、今回の「見学」は見られる側にとっても、とても意味のある時間になったようです。19日にも2回目の「見学」を計画しています。まだ見ていない学年(本番当日も見られない学年)を見学します。見る側、見られる側のどちらにとっても、きっとまた充実した良い学習になることでしょう。

 【校長:菅原】


運動発表会見学その1

2022年05月17日 21時04分06秒 | Web

 今日17日は、運動発表会で保護者の皆さんに見ていただく表現や団体競技を、他学年の子たちが見る「見学」の機会でした。これがじつにいい雰囲気で良かったので、その様子をお伝えしたいと思います。

 と、その前に少し説明を。そもそも21日の運動発表会は、全校児童が校庭に集まって一斉に開催することはしません。もちろん望ましい形ではあるのですが、仮にそうした場合、保護者の皆さんの参観に制限をかけざるをなくなるからです。1名のみ参観としても校庭に600人近くが集まりますので不安を感じる方は子どもも含め多くいることでしょう。かと言って子どもたちのみとしたら、みんなが不幸です。お子さんの一生懸命な姿、楽しく活動する様子を家族であれば、誰もが見たい応援したいことでしょう。子どもたちにとってもそうです。一生懸命に頑張ってきた成果を家族に見て喜んでもらいたいはずです。

 昨年度は厳しい情勢の中でしたので単学年で順番に開催していくことが精一杯でしたが、子どもたちにとっても大人にとっても、他の学年の様子も見たかったという声を多く聞きました。そこで今回は単学年ではなく低中高の3回に分けて発表会を行うことにしました。そして、保護者の皆さんには人数制限はせず、ご家族そろって見ていただけるようにしました。

 ですから、当日見ることのできない学年の発表を子どもたちが事前に見られるよう「見学」の機会を設けました。今日17日がその1回目でした。1,2校時は低学年が発表会に向けた練習をし、高学年が見学しました。1,2年生が整列して準備運動(ラジオ体操)をする時には、正面に5年生が集まって笑顔で見守っていました。たくさんの上級生が見ていますので、笑顔とは言え緊張したことでしょう。

 低学年の団体競技は1,2年生とも玉入れです。曲調の全く異なる音楽が流れ競技となりましたが、どちらの学年も途中で何度も競技が止まり、曲に合わせて身体を動かし踊るというものでした。必死に玉を入れる競技の合間にほんわかかわいい腰振りダンスの1年生。2年生の合間はノリノリイケイケのダンスで競技に向かう気合いがさらに高まるようです。どちらも単なる玉入れではなく楽しめました。5年生はもしかすると低学年の頃に経験したことがあるのかもしれません。1年生と一緒になって、かわいい腰振りダンスを踊りながら応援していました。

 【校長:菅原】