令和元年度末のあの突然の緊急事態宣言発令から1年9ヶ月ぶりに、子どもたち自身による「あいさつ運動」が全校に見える活動として行われました。11月22日から始まり、今日で6日めとなりました。
校門や昇降口手前に並んだのは、代表委員会の子どもたちでした。校内では感染予防のために、異学年の子どもたちが一緒に交わって活動することについて慎重にこわごわ進めてきたというのが正直なところです。10月以降、感染が抑えられていることもあり、委員会活動やクラブ活動、縦割り班活動などを少しずつ再開しました。
そんな中、11月初め、代表委員会が開かれて、あいさつを推進していく活動について話し合いました。すでに夏前に具体的な活動を一度は決めていたようですが、感染拡大により実施を見送ってきました。
たまたま私は代表委員会の話し合いの場に居合せたのですが、子どもたちからは、みんなで門に立つと密になるから分かれてやるのがいいという意見があり、具体的な場所や誰がどこに立つかを決めていきました。それから3週間後の22日、夏前からだとじつに数ヶ月、ようやくのあいさつ運動でした。
校門に立った子どもたちはあいさつ運動のタスキをかけていました。私も初めて見たのでびっくりでしたが、1,2年生にとってもきっと驚き、または不思議に思ったことでしょう。告知もありませんでしたから、朝いつものように登校したら、いつもの地域の方でもない、お父さんやお母さんでもない、先生でもない、タスキをした上級生が並んであいさつをしているのですから。あいさつを返すよりも、いったい何だろうと驚くのも無理はありません。それでも6日間も続きましたので少しずつ慣れてあいさつも増えてきました。
ビューティフルスクール運動に関わる子どもたちへのアンケート調査の集計と代表委員会のあいさつ運動がちょうど重なり、私はちょっとした感動を覚えました。これはもう学校だより巻頭言のテーマにするしかないと思いました。大谷田小の子どもたちにとってあいさつに取り組むことが誇りであることや、ビューティフルスクール運動って?の疑問も解決できると思います。学校だより12月号に目を通していただけると幸いです。
粘り強く活動してきた代表委員会の子どもたちに感激です。
【学校長:菅原】