大谷田小ブログ

学校行事やPTA行事などの様子をお伝えします

75日の教育活動を終えて

2021年07月20日 19時15分36秒 | Web

 感染予防対策で教育活動を公開できない状況下、保護者の皆さんに情報発信をしていくことを心がけ、4月着任後からこのブログを活用してきました。声を大に宣伝はしませんでしたが、自然と皆さんに広がっていくことを期待して続けてきました。私にとっては、もはや日課。子どもたちが日々頑張っている様子や、教職員が子どもたちのために日々奮闘している姿に感激し、皆さんに伝えずにはいられない、そんな日々でした。

 改めてブログを振り返ると、1年生については最も多く15回、2〜6年は8〜10回くらいの発信でした。1年生については入学したばかりの保護者の皆さんのお気持ちも分かりますし、私自身が教室へ行く回数も他の学年と比べるとどうしても多くなってしまいました。

 夏休み前の最終日、1年生の印象に残った学習風景を紹介します。「大きなかぶ」です。

 入学して、初めて文字の読み書きを学習し、語句から文や文章へ。そして、長い物語文を読めるようになり、登場人物になりきって役割読みをしながら演じられるまでになりました。担任の話では、自分たちで相談して役割分担もしたそうで、子どもたちの入学からの成長に感激だったようです。

 入学式、始業式からこれまで、子どもたちが一生懸命に学習し成長してきたこと、校内感染もなく、皆が健康に過ごせたことを何よりうれしく思います。そして、心より深く感謝いたします。

 明日から夏休みです。子どもたちにとって一生に一度の小学○年生の夏。緊急事態宣言下ではありますが、どうぞ、これまでの経験を生かして、ご家族で良い夏をお過ごしください。【学校長:菅原】

 


あさがお(1年)

2021年07月19日 21時07分23秒 | Web

 1年生のあさがおについて、ここで最後に触れたのが5月末でした。あれからずいぶん経ってしまいましたが、この間、子どもたちは毎日、あさがおの生長を楽しみに水やりを欠かさず行い、観察を続けてきました。

  本葉が生え、大きくなり、枚数も増え、支柱を立て、つるが伸び、支柱につるが巻きつき、つぼみが育ち、ふくらみ、ついに花が咲き。あさがおの生長の変化に驚き、喜び、それらを絵や言葉で記録してきました。開いた花の数も15を超えるという子もいます。あさがおの生長は子どもたちの毎日の努力の積み重ねの成果でもあり、成果物等を見ると子どもたち自身の成長にも思えます。

 先週、いつものように水やりから教室に戻っていく子どもたちが、あさがおの花や葉を大事そうに手にしていました。何をするのか気になって1組をのぞいたところ、画用紙にはさんでクリアファイルに入れ、その上から慎重に、あるいは大胆に、こすってこすって、さあ、開くと…。子どもたちから歓声が上がり、「校長先生〜、見て〜!」とたくさんの子がうれしそうに私に見せてくれました。押し花でした。

 さすがに、初めて咲いた花を材料にするわけにはいかず、たくさん咲いたこのタイミングだったのだと思います。

 次の大きな生長は、花が咲き終わり種ができる時でしょう。夏休みになりますので、ぜひ、その驚きと喜びをお子さんと共感していただければと思います。

【学校長:菅原】


避難訓練(水害)

2021年07月19日 21時06分25秒 | Web

 毎月一度、避難訓練を行っています。先週末、水害の際にどのように行動したらよいのか学習しました。突然の地震と違い、水害はある程度事前予測ができます。さて、大谷田小ではどのように避難したら良いのでしょう。

 校門の右手に下のような掲示があります。水害の際に水がどれほどあふれるか最大の深さを示しています。3.6mというと1階はほぼ浸水しますので、2階以上に避難しなくてはなりません。

 校庭や1階にいる子どもたちはただちに垂直避難して自分の教室へ戻ります。そこで学級毎に子どもたちが全員いるかどうかを担任が確認し、管理職が全学級を確認して回ります。この日は全員の安全を確認するのに要した時間は、避難開始から5分弱でした。

 ちなみに、足立区には荒川や中川など、多くの川がありますが、先ほどの3.6mというのは、どの川が氾濫した際の予測かご存知でしょうか? 意外にも足立区を流れている川ではないのです。一昨年10月の真夜中に、その川は氾濫寸前までいきました。じつは私はその川のごく近くに住んでいて、真夜中に緊急サイレンで飛び起きました。

 梅雨が明け夏本番、局地的な豪雨や台風の心配もこれからです。災害安全に関わる教材も休み中は持ち帰っていますので、ぜひご家族で活用して話し合ってみてください。【学校長:菅原】


学習確認(2年)

2021年07月17日 17時08分31秒 | Web

 今日、17日は2年生の保護者の皆さんを対象に学習確認というのを実施しました。直前に緊急事態宣言が発出され、正直悩みましたが、大谷田小の校内で感染予防対策が徹底されていることや、来校人数が限定されており、人流を抑えられるという点でもクリアでき、皆さんの理解も得られていると考え予定どおり実施をしました。

 仮に今日実施できないとなると、9月の1年生の学習確認や、10月の全学年実施にも影響してしまい、すべてご破算になってしまうシビアな判断でもありました。

 保護者の皆さんのお気持ちを想像すれば、何とか実施でき、お子さんが教室でどう過ごしているのかを見ていただけたこと、そして、次につなげていけることを、ホッとしています。

 2年生保護者の皆さんに確認していただいた今日の学習は、国語2時間、算数1時間でした。2学年保護者の皆さん、ありがとうございました。おおむね混乱なく流れました。学校としての不備や一部皆さんにご理解いただけなかった点がありましたが、次回に向けて改善していきたいと思います。お気付きの点ございましたら、ぜひお寄せください。

【学校長:菅原】

 

 

 


オンラインで(4年)

2021年07月17日 15時18分01秒 | Web

 今日17日、4年生は、なるなる農園で草取りを予定していました。5月にさつまいもの苗を植えましたが、その後の生長の様子を観察し、伸びた雑草をボランティアの皆さんに任せっきりにするのでなく、自分たちでも取り除こうという計画でした。しかし、残念なことに、今週に入ってからの猛暑、暑さ指数が厳重警戒を何度も示していましたので、子どもたちの安全のため、昨日の時点で計画を取り止めました。

 けれど、全くなしにしてしまうのではなく、考えた末、なるなる農園に担任が行き、農園と教室をオンラインでつなぎ、授業をすることにしたのでした。ICTに強い担任ならではです。上の写真は農園から担任が、教室にいる子どもたちに話しているところです。

 現地(農園)にいるボランティアの方が、苗の植付け以降の農作業や、雑草がどれほど生えていて、大きくなると除草がいかに大変か、教室の子どもたちに話してくださり、子どもたちは現地へ感謝の言葉や驚きを伝えていきました。また、さつまいもの栽培で行われる「つる返し」についても教わりました。どんな作業でなぜ必要なのか。

 農園に行ってボランティアの方と直接やり取りできれば、もちろん、それが何よりでしたが、中止でゼロにするのでなく、何とかできることはした4年生でした。コロナ禍や、一人一台端末が整備されていく中、できることを模索しICT機器を活用した授業でした。

 猛暑の中、今日も現地で子どもたちのためにご協力くださったボランティアの皆様には心から感謝いたします。

【学校長:菅原】

 


ならべて ならべて(1年)

2021年07月16日 21時12分39秒 | Web

 13日に2年生の造形遊びの様子を書きましたが、今日も造形遊びです。第2弾は1年生の「並べて 並べて」。2年生は図工室を飛び出し校庭で活動しましたが、今日の1年生は体育館フロアいっぱいに造形遊びを楽しみました。造形遊びというのがどういうものであるかは前回お伝えしましたので、繰り返しません。材料は1つ、ペットボトルキャップです。リサイクル回収で集まっていた大量のキャップを借りて、並べて並べて遊びました。

 1人でも、友達と一緒でもいいと図工専科教員は子どもたちに伝えました。声をかけ合い活動を始める子たちもあり、活動しているうちに一緒になる子たちもあり、いくつかのグループを行ったり来たりする子もいました。2人の教員が子どもたち一人一人の様子を見ながら、もしも困っている子がいれば対応しようとしていました。

 最も広いスペースを使って並べていたのが、これでした。

 並べて具体物を作ろうとしている子たちがたくさんいました。「時計」「草花」「虹」「マスカット」ひたすら並べていく子と、必要な色のキャップを調達して回る子も。

 並べて広げていくだけでなく、積み上げていく子たちもいました。子どもたちに聞いてみたところ、「学校」だそうです。近くに川が流れていて、分かりますでしょうか?白い橋がかかっています。学校の壁もどんどん高くなっていきました。

 2時間にわたる造形遊びの中で、2度ほど「見て見てタイム」がありました。友達の活動に刺激を受けて、修正していく子もいますし、いつの間にか合流しだす子も。

 思いのままにひたすら並べていく活動でしたが、ねらいを十分に達成でき、子どもたちもたっぷり満足のいく造形遊びでした。

【学校長:菅原】


コスモス COSMOS (4年)

2021年07月15日 19時07分22秒 | Web

 今日、気付いたのですが、校庭にあるプランターに早くもコスモスが咲いていました。今年度から新たに着任したスクールサポートスタッフという職員が、ふだんは3年生の副担任的な仕事をしていますが、合間にコスモスの種を蒔いてくれていました。

 15日の朝、私は1年生と4年生の靴箱のある玄関で子どもたちを迎えていました。たまたま、そこに音楽専科教員も輪番でいたのですが、4年生の子どもたちが専科教員と「先生、今日もコスモスやるよね!」とうれしそうにやり取りしているのを目の当たりにしました。夏休み前の4年生の最後の音楽の授業があるのだと分かり、それは何としても見に行かなくてはと思いました。けれど「コスモス」? さて、どんな歌だったか、その時は全く浮かびませんでした。

 5、6年生の水泳の合間に4年生の音楽の学習を見に行きました。音楽室へ行くと4年1組の子どもたちが「Cosmos」を歌っていました。中学生の合唱コンクールでは定番中の定番、そのコスモスだったのです。すぐに曲が浮かぶ方も多いことでしょう。小学生用2部合唱に編曲された楽譜を手に歌っていました。花の「コスモス」が頭にあったため、まさか宇宙の「Cosmos」とは思いもしませんでした。

 さて、この曲の美しさ、魅力に子どもたちはすっかり魅了され、歌う気満々でした。サビの高音にも子どもたちは一生懸命でした。頭声的発声のために、マスクの中に手を入れて口を開く指導もあり、ふだんの地声とは全く違う歌声がひびきました。この間、二部合唱までは至りませんでしたが、今後が楽しみになりました。そういえば、今秋は音楽会、子どもたちと共にそこをゴールに取り組んでいるのかもしれません。

 歌の次は「パプリカ」の演奏でした。一人一人、電子キーボードを手にして楽譜を眺めながら演奏していきました。感染予防対策ならではのキーボードです。余っていたキーボードを手に取って私も子どもたちと一緒になって演奏してみました。僅かの小節ですが、正しく演奏でき何だかとってもうれしくなりました。一見難しい楽譜ですが、パプリカを知っているのでうまくいきました。子どもたちにとってもきっとそうでしょう。

 4年生と一緒にまだまだ演奏していたかったのですが、5年生の水泳も気になっていたので私は途中退室。朝一番に子どもたちが音楽専科の教員に音楽の授業のことを話かけていたことがうなずける楽しい授業でした。【学校長:菅原】

 


みんな入れた‼️(5・6年)

2021年07月15日 16時47分07秒 | Web

 今日も幸せな1日でした。5年生も6年生も無事にプールに入ることができました。これで何とか全学年が夏休み前に1回は水泳が実施でき、ホッとしました。

 朝8時前に校門をくぐり右手プールに目をやると、6年担任がプールサイドの安全や塩素濃度等の確認をしていました。担任としても今日のラストチャンス、祈る思いだったことでしょう。気温、水温とも26度、コンディションはバッチリ、しかも陽も差してきました。気温もさらに上がり、子どもたちが初めての水泳を気持ち良くできる!残る憂いは突然の雨と雷のみ。

 5、6年生は2年ぶりとは言え、昨日までの下学年と比べて経験がありますから、コロナ禍の特別ルールを理解したうえで、しっかり行動できていました。私が見ていた時間の中で担任からも私からも厳しい注意はなく、学習を進めていました。

 どちらの学年も子どもたちのめあてに応じて6つあるコースを使い分け、たくさん泳ぎたい子は25mを何本も泳ぎました。皆、うれしそうな表情でした。息つぎ等をめあてにしている子たちも、先生の手を借りたり、指導を受けたりしながら、いい表情でした。コンディションが良かったことが大きいです。なにしろプールに入っているだけで気持ちがいい。プールサイドにいる者にはうらやましいくらいでした。

 6年生の回は3人、5年生の回は2人、今日も保護者の見守り協力がありました。暑い中、プールサイドにずっと立っているのは大変ですが、声をかけますと皆さん「子どもたちの活動の様子を見られてうれしいです」と、おっしゃられていました。大変ありがたいことでした。これまで何度も水泳が中止となりましたが、見守りの協力に手を挙げてくださった皆さんに改めて感謝いたします。ありがとうございました。【学校長:菅原】


たっぷり泳ぎました(4年)

2021年07月14日 18時09分43秒 | Web

 朝、校庭で子どもたちが校舎へ入って行く様子を見守っていました。先生方の指導もあり、少しずつですが、最近は子どもたちが玄関の混み具合を見て自分で判断して、入って行くようになりました。以前よりも並んで待機する時間は短縮されてきています。

 3階の開いた窓から「プールに入れるぞ〜!」という声が、校庭の藤棚近くにいる私の所まで聞こえてきました。校庭を歩いている友達にうれしい情報をいち早く伝えようとする4年生でした。私にとっても今日何よりもうれしかったのは、このことでした。

 4年生が今日、ようやくプールに入ることができました❗️2年ぶりですが、入学後に2シーズン経験していますから、私が見てきた下学年の授業と比べても明らかにスムーズでした。例えば、昨日の1、2年に「だるま浮き、伏し浮き」と言っても分かりませんが、4年生にはこの一言で指示が伝わり、水慣れが次々に進んでいきます。蹴伸びやバタ足を経て、級別に分かれ、自分のめあてに向かってたっぷりと練習することができました。

 今日も3人の保護者の方に見守っていただきました。おかげで担任一人は水に入って子どもたちの近くで指導にあたることができました。ありがとうございます。

 子どもたちにとって夏休み前の最初で最後の水泳でしたから、これまでできなかった分も取り戻そうとするように最後までわずかな時間も無駄にすることなく一生懸命に活動していました。

【学校長:菅原】

 


色水遊び(2年)

2021年07月13日 20時30分42秒 | Web

 図工の時間というと一人一人が目的に向かって思い思いに自分なりの想像で制作に夢中になっている風景を思い浮かべることと思います。けれど、そうではなく、とにかく楽しんじゃおうという自由度の高い造形遊びという内容があります。

 昨年度は長い休業があったために行えなかった、その造形遊びを2年生は初めて楽しみました。活動場所は校庭。これだけで、子どもたちにとっては「えっ、図工?」となります。活動内容は、夏にぴったりです。水を存分に使って、絵の具でいろいろな色水をつくって楽しもうというもの。

 できた色水同士を混ぜたり、何色かの絵の具を水に入れて混ざっていく様子を楽しんだりしました。想像もしなかった色になって驚き、1つの容器の中で色が分離し、太陽の光で色が変化し、子どもたちからは様々な歓声が上がります。友達同士で様々にやり取りをしていましたが、「校長先生、ビールですよ、どうぞ!」なんて声もかけられました。たしかに、泡なしビール。暑い陽射しの中でしたから、「うわぁーおいしそう!」なんて思わず。

 絵でも立体でもなく、活動そのものを楽しむ時間でしたが、色水遊びを通して、子どもたちの発想や構想の力が伸びていくことをねらう学習、造形遊びでした。

 図工専科と担任も一緒に指導にあたり、こまめに日陰で小休止をとりながら、養護教諭や私も子どもたちの様子を見守りながらの活動でした。【学校長:菅原】