大谷田小ブログ

学校行事やPTA行事などの様子をお伝えします

4月13日、授業の様子

2022年04月13日 18時19分58秒 | Web

 今日13日は午前中3時間ほど校内を回って子どもたちの学習の様子を見ました。入学・進級後6日目ですが3時間は今学期の私の最長時間、じっくり見ることができました。ただ、後で担任に伝えたいと思う子どもたちの良いところがいくつもあり、忘れないようにメモしていたため、写真はほとんど撮れませんでした。かろうじて撮ったものも後で確認したところ、左胸に付けた名札や机上の名前がはっきりと映ってしまっていて残念ながらここでの使用をあきらめました。というわけで今日のブログは文字ばかりになってしまいます。

 1年2組の教室では平仮名を学習する前段の「なぞり書き」の学習でした。縦や横の直線や、ジグザグの直線、くるくる回った曲線の上を鉛筆で丁寧になぞっていく活動です。ワークシートが配られました。ワークシートには記名欄がありました。縦長の四角い枠です。枠の中は中心線が縦に一本印刷されているだけ。まさか、1年生にこの枠の中に名前を書かせるのは厳しいだろうと思っていたところ、そのとおり担任から「名前を書きます。」と指示がありました。黒板に同じような枠があり、そこに担任が自分の名前を書いてお手本を示しました。子どもたちの机には入学式の日から一人一人の名前を平仮名で書いたシールが貼られています。そのシールを見ながら、子どもたちは丁寧に自分の名前をワークシートの枠内に書いていきました。繰り返しますが、記名枠は縦長の枠で一文字ずつのマス目にはなっていません。記名自体が、なぞり書きをはるかに超える難しいものでした。けれど誰一人できないと止まってしまうことなく、取り組んでいきました。もう感動、驚きでした。担任や私が何か言ったわけでないのに自ら納得がいかず何度か消しては書き直す子もいました。これまた驚きです。担任と一緒に私も思わず一人一人を見て回って「上手ですね〜!」と声をかけてしまいました。多くの子が入学前にすでに自分の名前を書いたことがあるのだろうと思えました。子どもたちの意欲、ご家庭の意識の高さを実感しました。

 4年1組の算数の学習を見ました。「大きな数」の学習で兆の位に取り組んでいました。光が1年間に進む距離という途方もない数が黒板に示されました。

 9460000000000km

  これをどう読むのかという学習でした。正しく読むための工夫を子どもたちは考え、その後9人の工夫が提示されて一人一人が自分の考えを皆に説明していきました。全員の発表後に担任は「似ているところは?」「どれが分かりやすいだろう?」と問いかけました。基本的に「一十百千」の4つに区切っていく考えが共通していることに子どもたち自身がすぐに気付きました。これは3年生までに学習してきた「億の位」が生きていました。より分かりやすいのはどれであるかについては見やすいスッキリとした表記であるという視点で意見が出されました。皆で比較検討しながら最善を考えていく素晴らしい学習でしたが、担任自身がそういう流れの授業をしながら「3年生でこんなふうに学習してきたのですね!」と子どもたちを絶賛していました。ちなみに0が10個あるので小さく10と書いている子もいました。すご過ぎて取り上げづらいですが、これは中学生が学習する2乗3乗の発想です。

 6年2組の国語の学習を紹介します。クラスの友達に聞いてみたい質問を出し合って、その回答を聞き合う学習でした。「無人島に何を持っていくか」「何が何でも手放せないものは何か」という質問に対する自分の考えを小グループで発表し合うものでした。子どもたちのノートにはすでに質問に対する自分の考えが記述されていました。さすがと思ったのは担任がその記述を確認していて「OK」と朱字で書いてあったこと。子どもたちはそのOKに安心して話し合いに臨んでいました。友達の考えを聞いて受けて答えるという即興性もある活動でした。子どもたちの交流場面も面白かったのですが、感心したのはやはりさすが6年生の学習規律でした。盛り上がっていた子どもたちの小グループでのやり取りも担任の一声でサッと切り替えられていました。

 【校長:菅原】