大谷田小ブログ

学校行事やPTA行事などの様子をお伝えします

12月3日(土曜授業)

2022年12月03日 19時35分02秒 | Web

 今日は土曜授業でした。まず今朝は先月の土曜授業に続き、おやじの会の皆さんが子どもたちの登校時に挨拶運動をしてくれました。

 皆さん、丁寧に優しく挨拶の声かけをしてくれていました。鮮やかな(派手な)黄色のポロシャツを着た大人が、私を含めて7人両側に並びましたので、びっくりしている子もいました。挨拶運動は2回目、先日の環境浄化活動に参加した子でも目にするのは3回目ですから、まだまだ認知度はそうありません。職員も同様で「校長先生、今日は一体どうしたんですか?黄色と黒ジャケットで、タイガースみたいですよ。」「赤だけでなく黄色も好きなんですか?」等、驚かれてしまいました。そう言えば職員にはおやじの会が発足したことは伝えたものの黄色のポロシャツまでは話していませんでした。

 7時半からの60分、寒い中でしたが、おやじの会の皆さんにはお世話になりました。今後ともよろしくお願いします。
 寒い中と言えば、今日は、正面玄関で2時間あまり保護者の方に受付のご協力をいただきました。土曜授業日は出勤する職員が正規教員のみという校内事情もあり、来校者対応や子どもたちの安全確保の面でも公開するには皆さんの協力なくしてかないません。今日も大変助かりました。ありがとうございました。
 
 さて、今日は低学年の特別授業がありました。区と連携する帝京科学大学が提供する「ふれあい動物教室」です。希望する学校が手を上げ、抽選で本校が当たりくじを引き当てました。1,2年生が学年単位で1時間ずつ動物について学習しました。
 
 
 様々な動物の親子の様子や、何をどのようにして食べているのか。人の顔と比べて動物はどのように違っているのか。映像を見ながら子どもたちは考えていきました。最後には、やや大きめのモルモットとの触れ合いの場も用意していただきました。子どもたちの様子を見ていると、モルモットが怖がらないように、慎重に優しくそっと背中辺りを繰り返しなでていました。ペット等を飼っていない子にとっては安心して動物に触れることのできる貴重な機会となりました。現在はメダカしか飼っていない動物大好きな私もなでさせてもらいました(以前はモルモットや、なんとヘビやワニも飼っていました)。
 
 3校時終了後、今日は5年生の音楽発表会を、5年保護者対象に行いました。たくさんの方にお集まりいただき、子どもたちは今週水曜日に連合音楽会で発表した演奏を披露しました。私は体育館ギャラリーから聴いていましたが、子どもたちは大勢の家族に向けて、連合の時よりもかなりリラックスして演奏しているように見えました。保護者の皆さんにもとても楽しんでいただけたようでアンコールも起こり、最近テレビで何度か見聞きした「ブラボー‼️」の声も上がり、子どもたちを称賛していただきました。とても良い雰囲気をつくっていただきました。ありがとうございます。
 
【校長:菅原】
 
 

 


給食24(11/28〜)

2022年12月03日 06時10分44秒 | Web

今週の給食紹介です。「家常豆腐」をご存知でしょうか?私は中華料理をよく食べますが、今回初めて知りました。また、シュウマイは焼かないのになぜ「焼売」なのか、考えたこともありませんでした。栄養士からのお便りは勉強にもなります。


11月28日(月)
チリビーンズライス、フレンチサラダ、りんご、牛乳
 栄養士からのお便りでは…、チリビーンズライスには「チリソース」という調味料が入っています。チリソースとはトマトに香辛料を混ぜてできたピリ辛いソースで、アジア料理に使われることが多いです。「チリ」とはメキシコ原産の唐辛子という意味があります。


11月29日(火)
ミルクパン、魚のムニエル、ツナサラダ、ポトフ、牛乳
 栄養士からのお便りでは…、ムニエルとは、フランス料理の魚の調理法のことです。魚に下味をつけて小麦粉をまぶし、バターで両面をこんがり焼いたら出来上がります。白身魚や鮭で作ることが多いです。今日の魚は真鯛で、無償で提供してもらいました。ありがたいですね!感謝していただきましょう。

 

11月30日(水)
ごはん、家常豆腐、大学芋、牛乳
 栄養士からのお便りでは…、「家常豆腐」は中華料理で、中国語では「ジア・チャン・ドウ・フ」と読むそうです。家庭で常に(よく)食べられる豆腐料理というのが料理名の由来です。みその味付けに少しトウバンジャンを入れ、食欲が出るようにしています。たんぱく質やビタミンをとって健康な体作りをしましょう。

12月 1日(木)
ごはん、おかかふりかけ、肉じゃが、みそ汁、牛乳
 栄養士からのお便りでは…、12月になりました。今年の給食は今日を入れてのこり16回です。12月の給食目標は「残さずに食べましょう」です。配膳の時や、いただきますをする前、おかわりの時、自分が残さず食べ切れる量か一度考えてみましょう。また、今月も引き続き片付ける際のお皿がきれいか、音を立てずに置いているか意識しましょう。

12月 2日(金)
ごはん、ジャンボシュウマイ、チョレギサラダ、春雨スープ、牛乳
 栄養士からのお便りでは…、シュウマイは「シウマイ」や「シャオマイ」と発音することがあります。漢字だと焼売(焼いて売る)と書きますが、作る時は焼かずに蒸します。病気になり真っ黒になった麦の穂を、伝染を防ぐために焼いたときの形に似ていることから“焼麦(シャオマイ)”とも表すそうです。

 今週もおいしくいただきました。ごちそうさまでした。
【校長:菅原】


縦割り班活動②

2022年12月02日 19時56分26秒 | Web

 昨日、休み時間の校庭遊びで異学年の交流を見かけたことに触れましたが、今日12月2日は久しぶりに全校で縦割り班遊びが行われました。このブログで話題にするのは5ヶ月前の縦割り班の自己紹介以来となります。

 
 今日は26ある班が校庭と体育館、教室に分かれて遊びました。私は校庭と体育館の様子を見守りました。活動場所を分けたことで遊びの種類も以前より増えていました。ハンカチ落としや、だるまさんが転んだ、長縄跳び、ビーチボール遊びなど。縄跳び週間も手伝って1年生が上手に跳べるようになっていることも、遊びを計画した高学年の子どもたちの考えにはあったのだろうと思います。班をまとめる6年生は以前よりも慣れ、自信もついたようで頼もしく思いました。どの班も楽しく活動していました。
 
 楽しい時間はあっという間に感じます。遊びを終える放送があると、「えーっ、もうおしまい、もっと遊びたい!」という子どもたちの声が校庭のあちこちから聞こえてきました。下級生の「もっと遊びたい」の声に特に6年生はホッとしたことでしょう。そして、次の縦割り班活動も頑張ろうと思えたことでしょう。
 
 少し早い異学年交流ですが、今日、5年生は来年度の最高学年としても頑張っていました。大谷田小では連携幼稚園の年長の子どもたちを迎えて交流会を計画しています。中心になって準備しているのが5年生です。子どもたちから、鬼ごっことボール遊び、学校紹介が提案され、その準備をしていました。学校紹介担当の子たちはタブレットを手にして校内を回り写真を撮っていました。来年小学校に入学する子どもたちに期待を膨らませてもらうため考えていました。鬼ごっこ担当はどんな鬼ごっこが楽しめるか意見を出し合っていました。ドッジボール担当の子どもたちは、自分たちはボールを転がし、園児には制限なくどんな投げ方でも良いことにしようと遊び方を話し合っていました。
 
 相手のことを第一に考える。相手への配慮。交流という実践を通して5年生の子どもたちの思いやりの気持ちが発揮される機会になること、まちがいなし。期待が膨らみます。
【校長:菅原】
 

野球教室(4,6年)

2022年12月01日 20時37分53秒 | Web

 12月のスタートとなった今日はとても寒い1日でした。子どもたちは寒い寒いと言いながらも元気に校庭での運動を楽しんでいました。

 11月に縄跳び週間があったこともあり、このところの休み時間はボール遊び(ドッジボール)や鉄棒と同じくらい校庭では縄跳びをする子どもたちが多くいます。昨日は5年生の男女10人ほどが長縄(8の字跳び)をして遊んでいましたが、励まし合いながらコツを教え合いながら何ともほほえましい光景でした。今日は3年生と6年生が一緒になって1つの長縄を跳んでいました。異学年の交流、これもまたうれしく思い、寒さを忘れて様子を眺めていました。写真にも撮りました。 

 さて、今日の本題は「野球教室」です。昨年度もお世話になった「ジャイアンツアカデミー」からコーチ2名が来校し、4、6年生対象に1時間ずつの授業が行われました。昨年は投げる運動に特化したプログラムでしたが、今回は「打つ」運動が中心でした。 

 小学校体育のベースボール型のゲーム(中学年)やベースボール型のボール運動(高学年)では「ティーボール」が広く行われています。これは、本塁プレートの後方に置いたバッティングティーにボールを載せ、止まったボールを打者が打つことから始まるゲームです。投手はもちろんいません。今日の学習もこのティーボールでした。

 止まったボールを上手く打つための体操を皆で行った後はすぐにゲームでした。即実践、これも体育での当たり前です。また、野球のルールは大変に複雑ですが、体育ではみんなが楽しめるようにルールも簡易化します。楽しくできるために特別なルールも加えます。

 ちなみに今日の授業では、攻撃側にとっては①フェアもファウルもなく、とにかくボールを打てたらバッターは走れる。②1塁ベースからホームベースまでの各ベースにたどり着く毎に1得点。③打った後にバットを地面に置かれたフラフープの中にきちんと置けたら1得点。一方で守備側のルールは、①打球を取って内野にいるコーチに投げ、コーチが地面に置かれたフラフープ内を踏んだ時点でバッターランナーはアウトになる。②打球が外野に飛んだ際、ボールを取った外野の人はコーチに直接投げられず、一度内野にいる仲間を経由しなくてはいけない。つまりやたらと得点が入っていくのです。もちろんスリーアウトもなく、打者が一巡したら攻守交代という流れでした。

 ゲームが終わった後はすぐにチームで振り返りをします。いわゆる作戦タイムです。どっちの方向へ打つとより得点できそうか。外野には遠くへ投げられる人がいた方がいいのではないか等、子どもたちは勝つためにどうしたら良いのか考え話し合いました。これもまた体育のゲーム領域、ボール運動領域の定番です。

 そして、作戦の後にもう一度ゲームを実践しました。作戦が上手くいくこともあれば、上手くいかないこともあり、そこでまた振り返りをしていきました。

 あっという間の授業でした。子どもたちは楽しく運動でき、教員にとっても、この領域の授業を行う上で大いに今後のヒントになるプログラムだったのではないかと思いました。ジャイアンツアカデミーには3時間の特別授業をしていただいただけでなく、全校の子どもたちにキャップのプレゼントまでいただきました。2年続けての幸運、大変ありがたいことで感謝いたします。

【校長:菅原】


連合音楽会(5年)

2022年11月30日 19時32分19秒 | Web

 今日は3年ぶりに開催された連合音楽会のことを紹介します。この会は足立区教育委員会と、区内の小学校教員で組織される教育研究会音楽部の共催で、コロナ前は毎年行われてきました。ただし、区内に小学校は68校と多いため、すべての小学校が毎年参加できるわけではありません。今回は大谷田小に出番が回ってきて、学校代表として5年生の出演を決めました。 誰もが経験できるわけではない貴重な機会を今回5年生は経験することになりました。

 今日11月30日の午後の部では区内小学校6校が集まり、大谷田小5年生が開会式の児童代表の挨拶と、トップバッターの演奏を披露しました。曲目は「世界に一つだけの花(斉唱)」と、「彼こそが海賊(合奏)」でした。

 5年生はすでに中学年の頃から「合唱」(ソプラノとアルトのパートに分かれて歌うこと)を学習してきていますが、今回の歌唱はパートを分けずに「斉唱」でした。変声期を迎え始めている子にとっては、じつは合唱以上に難しかったのではないかと思います。音楽専科教員の話では、いくつか用意した曲の中から子どもたちがこの歌を選んだそうです。ピアノ伴奏も今回は子どもが行いました。子どもたちの澄んだ歌声がきれいに優しくそろい、1階最後方にいる私にもしっかり届きうっとりしました。 

 合奏の方は映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のテーマ曲でもある「彼こそが海賊」です。5年生は先日の学習発表会でも海賊を演じました。先に連合音楽会の曲が決まり、ならば海賊でそろえようと「われらの船長」が採用されたとか…。学習が順調に進むようであれば、学習発表会でも合奏の一部を披露するなどのコラボレーションも意図していたそうです。 

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」1作目の「呪われた海賊」から「最後の海賊」までの5作を映画館で見ていた私には演奏が始まった途端にもうゾクゾクしてきました。さすが5年生だなあと感心した1つに楽器の多さがあります。ピアノ、アコーディオン、電子ピアノ、バスキーボード、マリンバ、鉄琴、グロッケン、ティンパニー、ドラムセット、大太鼓、ボンゴ、リコーダー、鍵盤ハーモニカ等、なんと13種類以上です。これらの音が入れ替わりながら、重なりながら、メロディを奏で、リズムを刻み、1つの音楽になっていきます。昨日の学校体育館での最終リハーサルも素晴らしかったのですが、今日は特別な西新井文化センターのホールでもありましたので、さらに迫力ある演奏に聞こえました。 

 10月初旬、休み時間になると、音楽室に向かう5年生が何人もいました。もちろん楽器の練習をするためです。ちょうど連合音楽会に向けた学習が始まった頃で、この休み時間の自主練シーン、子どもたちが一生懸命に取り組む様子を私は何度か目にしていました。鋸南自然教室が終わり、この2ヶ月間の道のりを振り返えると、子どもたち、担任、音楽専科教員の努力、頑張りを心より称えたい気持ちになります。

 今日、無事に本番を終えたわけですが、じつはまだ続きます。5年生は、この後、全校の子どもたちと先生方、そして家族に聞いてもらうために、あと2回、本番を行います。ご家族の皆さんはこの週末をどうぞ楽しみにしていてください。

 ところで、ここに上げている写真ですが、校内での最終リハーサルの時のものです。全校児童に発表する日にあいにく校外学習のために留守になる4年生にリハ演奏を聴いてもらいました。また、今日の西新井文化センターの様子も写真に載せたかったのですが、残念ながら撮影禁止だったためにかないませんでした。

 【校長:菅原】


給食23(11/19〜)

2022年11月25日 21時24分24秒 | Web

 先週末から今週の給食を紹介します。

11月19日(土) 

ハヤシライス、ごまドレサラダ、オレンジサイダーゼリー、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、みなさん、学習発表会お疲れ様でした!練習以上の力を発揮できましたか? さて、今日の給食はハヤシライスです。ハヤシライスは日本で明治時代に“林さん”というシェフが考えた料理といわれています。疲労回復効果のある玉ねぎをたっぷり使って作っています。 

 

11月22日(火) 

やきそば、ししゃものいそべ揚げ、わさび和え、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、やきそばは名前に“そば”とつきますが、そばの麺を使うわけではなく中華麺を使用します。中国の“チャオメン(漢字にすると「炒めた麺」)”がやきそばになったといわれています。もともとソース味のやきそばはなく、戦後安く手に入るキャベツを使ったところ水分がでて味付けが薄まったのでソースを使い始めたそうです。 

11月24日(木) 

ビスキュイパン、カレーポテト、キャベツとコーンのスープ、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、ビスキュイパンの「ビスキュイ」とは、ビスケットの語源になったフランス語です。ビスは「2度」、キュイは「焼いた」という意味があります。フランではビスケットやクッキーのこと以外に、スポンジケーキのことをビスキュイと呼ぶことがあるそうです。 

 写真を撮れませんでした・・・

11月25日(金) 

ごはん、魚のバーベキューソース、千草和え、大根と生揚げのみそ汁、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、今日の給食は、和風バーベキューソースに仕上げるため、しょうゆをベースに作っています。洋風だとケチャップとウスターソースを使います。和風と洋風どちらでも、りんごなどの果汁を加え甘味や酸味を出します。最近、音を立ててお皿を片付けていたり、ごはん粒がたくさんついたまま片付けていたりするクラスが目立ちます。気を付けましょう。 

 24日は給食も食べられず写真も撮れず残念でしたが、他の日はとてもおいしくいただきました。ごちそうさまでした。

【校長:菅原】

 


笑顔の秘密探検隊(2年)

2022年11月25日 20時58分09秒 | Web

 何とも素敵なタイトルですが、これは2年生の生活科の学習タイトルです。2年生は地域を題材、教材にして生活科の学習をしますが、皆を幸せにするために一生懸命に働く地域の方々、身近な人たちと直接関わって調べていく学習をしていきます。

 地域へ出ていく前段として、担任はまず子どもたちに校内に目を向けさせて、学習計画を立てさせていました。11月4日、2年生の教室をのぞくと、一人一人が、校内で仕事をしている人を選び、その人に聞いてみたいことを思いつくままに書いていました。副校長先生、栄養士、調理師、スクールカウンセラー、ヤッタールームの先生、主事、養護教諭等が選ばれていました。見たところ私を選んでいる子はいませんでした。一瞬淋しい気持ちにもなりましたが、これはがっかりすることではなく、もう子どもたちには十分に分かってもらえているのだとプラスに受け止めました。

 今日11月25日、校長室で仕事をしていると隣の職員室に2年生の子どもたちの声が聞こえてきました。どうやら副校長に直撃インタビューをしに来たようです。とても丁寧な言葉遣いで話しています。教室であらかじめ練習をしたうえで臨んでいるのだろうと想像しました。「なぜ副校長先生は授業をしないのですか?」と子どもたち。素朴な疑問なのでしょう。子どもたちから先生と呼ばれながら、授業はしていない副校長と私です。それでも私はまだ子どもたちの前で話をする機会が毎週あります。低学年の子どもたちにとって副校長先生はいったい普段何をしているのだろうと不思議な存在なのです。もっともです。

 しばらくすると、今度は隣の保健室の方から、「失礼します。」という2年生の声が聞こえて来ました。さすがに保健室内のやり取りまでは分からないので、仕事を中断して保健室へ向かいました。戸口から中の様子を見ていると、養護教諭にいろいろと質問し一生懸命にメモを取っていました。

 またしばらくすると、今度は西階段の方から子どもたちの声が聞こえて来ました。急いで向かうと、調理室の前に栄養士と調理師チーフが並んで子どもたちからインタビューをされていました。午前中の超忙しい給食調理の時間ですから、おそらく担任が事前に駆け回って交渉し、何とか実現できたのだろうと思いました。内内の活動とは言え担任の段取り、計画があっての学習です。

 その足で2年生の教室まで行ってみました。先ほどまで職員室で副校長にインタビューをしていた子どもたちは、調べて分かったことをさっそくポスターにしてまとめているところでした。まだ調べる前で、知りたいことを相談している子どもたちもいました。

 それぞれが調べて分かったことを今後、クラスや学年の友達同士で伝え合うのだろうと思います。そして、その後は校外、地域へと向かっていくのでしょう。今後もこの学習活動には注目して続報をお伝えしていきたいと思います。

 子どもたちは調べて分かったことをきっと話したい、伝えたいと思っていると思います。2年生の保護者の皆さんにはぜひお子さんに尋ねて話題にしていただくと子どもたちの意欲もより高まっていくことと思います。

 夏休み前、ずいぶんと前の話なのですが、2年生の5人の子が校長室にインタビューに来たことを思い出しました。5人はクラスのポスター係の子どもたちでした。今回の生活科とは全く関係なく自発的な活動として、私にあれこれ質問して分かったことをポスターにして教室に掲示していました。こうした素地が本人たちだけでなく、周りの子たちにとっても活動をイメージしやすいものにしたのではないかと思いますし、担任も子どもたちの創意工夫をうまく取り上げて学習に取り入れたのではないかと思います。今後が楽しみです。

【校長:菅原】


校外学習(6年)

2022年11月25日 18時32分48秒 | Web

 24日、6年生の校外学習に出かけました。目的地は、TGG(東京グローバルゲイトウェイ)と国会議事堂です。 

 TGGではこれまで学習してきた英語を使っていくつかのプログラムに挑戦する体験活動をしました。7人ずつのグループに分かれて活動していきますが、そこにエージェント(英語が母国語のネイティブ)が一人つき、子どもたちは英語とジェスチャーを駆使してやり取りしていきます。施設内では、私たち教員は子どもたちに関わることは原則できません。教師を頼らない状況をつくることで子どもたちが自分たちの力で、あるいはエージェントを頼りに何とかしていくことをねらっています。プログラムはどれもリアルで実践的なものばかり。外国語を学ぶ上で大切な目的・場面・状況がしっかりと整えてありました。 

 

 まずは自己紹介をし合い、仲良くなる(チームとしての関係を築く)ためのゲームをしました。もちろん英語を使ってです。初めのうちは恥ずかしそうにしていた子もいましたが、徐々に慣れていきました。 エージェントの方も連日たくさんの子どもたちと関わっていますので一人一人の様子に合わせて明るく対応してくれていました。 

 1組の3グループは「トラベルゾーンでのプログラム」と「プログラミング体験」、2組が「トラベルゾーンでの活動」と「橋を制作して強度を競おう」でした。 

   私はトラベルゾーンにある3つのお店で行われていたプログラムの様子を見ました。「Quick Bite(軽食屋)」と「Pharmacy(薬局)」「Travel(旅行社)」でした。軽食屋では一人一人がエージェントから渡されたカードにある食べ物を2つ注文していきます。ホットドッグやピザ、オニオンリング、フレンチポテトなどなど。種類や大きさなどを聞かれることもあり必死にやり取りをしてお店のスタッフ(もちろんネイティブの方)に伝えていました。  

 薬局も同様でした。薬だけでなく日用雑貨も取り揃えてありました。旅行会社では旅先で何をしたいのか、どこで過ごしたいのかなどを伝えて決めていくというミッションでした。島で釣りをしたい。買い物をしたいなど、自分の希望を伝えるやり取りのようでした。 

 いずれも、子どもたちに成功体験を味わわせることが目的でもあります。何とか欲しい物を伝えられて皆うれしそうな様子でした。エージェントからもお店のスタッフからも何度も「amazing !」「wonderful !」「fantastic !」と褒められていました。 

 「橋を制作して強度を競おう」はclay(粘土)とstick(棒)を使って3つのデザインの橋を作り、強度をグループ対戦する活動でした。粘土を丸めて棒をつなぎ、キューブ型やプリズム型、ピラミッド型にし、さらにそれをいくつもつないで橋にします。橋が出来上がると中央におもりを付けていき何gまで耐えられるかを調べていきました。 

 「プログラミング体験」もやはりグループ対戦です。遠くから見ていたので細かなところまでは分かりませんが、ロボットに絵を描かせるプログラムをグループで作っていき、より高度な絵をロボットに描かせられるよう競い合いました。 

 橋作りとプログラミング体験はどちらもチームで一つの目標に向かって活動していくミッションです。活動の中でエージェントが英語でどんどん話しかけていき、子どもたちも英語とジェスチャーで応答していきました。単語だけでも伝わった!と言う子どもたちもいました。学校の授業で指導にあたるアドバイザーもそうですが、単語だけでやり取りしようとする子にも「フレーズで話しましょう。」と指導することはありません。単語だけでも伝えようとしたことを笑顔で受け止めて褒め、さりげなく正しいフレーズに直して言い返してくれるのです。そこで気付いてくれれば十分。気付かなかったとしても次のチャンスはある。そんな姿勢です。何よりも伝わったという喜び、安心、成功体験を大切にしていきます。 

 個人や家族での利用はできない施設なので、子どもたちにぜひ体験させたいと願い、担任はずいぶん前から予約や計画をしてきました。自分の思いを英語で相手に伝える成功体験をたっぷりと味わうことができたのではないかと思います。  

 午後は国会議事堂衆議院の見学でした。大変に空いていて、大谷田小のみというタイミングでした。しかも驚いたことに、事前に見学申請のやり取りをしてきた衆議院議員の方が私たち大谷田小をわざわざ出迎えてくれたのです。初めて目の前で見る国会に子どもたちも興味津々で「すごい!」の連発でしたが、見学案内の方に加えて、議員やその事務所の方までが同行してくれました。子どもたちからの質問に対応してくれたり要所要所で施設について説明してくれたり、手厚い対応をしていただきました。何度も国会見学の引率をしてきましたが、こんなにたっぷりと時間をかけて丁寧に見学できたことはありませんでした。 

 子どもたちにとって施設自体も驚きだったと思いますが、見学だけでなく、実際に国会で仕事をしている議員と出会い、質問もでき、強く印象に残る学習になったことでしょう。ちなみに「なぜ国会議員になろうと思ったのですか?」「なろうと思ってから実現するまでにどれくらいの期間がかかりましたか?」「国会議員になって自分はどのように変わったと思いますか?」という質問を子どもたちはしていました。 自分がどう変わったか、なかなか難しい質問でしたが、子どもたちに分かりやすい言葉で真摯に応答してくださいました。

【校長:菅原】


給食22(11/14〜)

2022年11月22日 18時24分07秒 | Web

 先週の給食を紹介します。写真、栄養士からのお便りとともにご覧ください。

11月14日(月) 

麦ごはん、海苔の佃煮、擬製豆腐、おひたし、さつま汁、牛乳 

栄養士からのお便りでは…、のりにはビタミンや鉄分が含まれています。目や皮膚を健康に保ち、薄暗い場所でも視力を保つことができるようにするビタミンAや、血液ができるときに重要な鉄分・ビタミンBが、のり1枚にギュッとつまっています。今日はその海苔を佃煮にしました。 

11月15日(火) 

ごはん、小松菜入り揚げぎょうざ、ナムル、豆腐とわかめのスープ、牛乳 

栄養士からのお便りでは…、今日は足立区内の全小学校が小松菜給食の日で、「小松菜入り揚げぎょうざ」を提供しています。いつも給食で食べている小松菜は足立区産です。今日はその小松菜を特別に無償でいただきました。見た目が似ているホウレン草に比べてアクがなく、鉄分が豊富な野菜です。おいしくいただきましょう。 

11月16日(水) 

かきたまうどん、こまツナサラダ、てりやきまん、牛乳 

栄養士からのお便りでは…、今日の“てりやきまん”は大谷田小で初めて出します。カップに具を置き、上から生地をかけて蒸しています。カップを片付ける時は、平らにして重ねて食缶バットに入れてください。また、なるべく温かい給食を出せるようにしているので準備を早く行い、温かいうちに食べられるように協力しましょう。 

11月17日(木) 

きなこ揚げパン、クリームシチュー、ハニードレッシングサラダ、牛乳 

栄養士からのお便りでは…、揚げパンは戦後から食べられるようになりました。当時、インフルエンザウイルスが流行り欠席者の多かった大田区の学校で発案されました。残ったパンが乾燥して硬くならないよう、揚げて砂糖をまぶしたものを、友達が休んでいる子の家に届けていたそうです。 

11月18日(金) 

白身魚の中華丼、わかめスープ、りんご、牛乳 

栄養士からのお便りでは…、りんごにはお腹の調子を整える、油分や塩分を取り過ぎたときに体の外に出してくれる、体調が悪い時に症状を軽くしてくれる働きなどがあります。みなさん明日の発表に向けてたくさん練習してきたと思います。その成果を発揮できるよう、今日はりんごを食べて疲れをとり、のどをいたわりましょう。 

 おいしくいただきました。 ごちそうさまでした。【校長:菅原】


11月17日 その2

2022年11月17日 21時12分12秒 | Web

 学習発表会のリハーサルが今日17日、無事に行われました。午前中は校内にいられたので私は全学年の発表を通して見ることができました。教員は正直ホッと胸をなで下ろしたのではないかと推察します。私もホッとしました。

 
 これまで学習してきたことの成果発表とは言え、まず何より発表する子どもたちに不安があってはいけません。また、聞く人・見る人がいるわけですから、相手に届かなくてはなりません。つまり、このリハーサルまでにそこへたどり着いていなくてはいけなかったわけです。入念に計画してきたとは言え、時間は限られていますし、主体は子どもたちですから、大人が考えているとおりに進むなんてことはなかなかありません。ですから、すべての学年が無事にリハーサルを終えることができ、ホッとしたはずです。
 
 ところで、今日のリハーサルですが、じつはリハーサルでありながら本番でもありました。どういうことかと言うと、明日が本番初日の児童鑑賞日なのですが、体育館に全校児童が一度に集まることを避けるため、リハーサルにも他学年の鑑賞を入れたのです。ですから、リハーサルとは言うものの、実際には児童鑑賞日でもあったのです。
 子どもたちにとってはついに自分たちが学習してきた発表を他学年に見てもらう場となりました。目の前にたくさんの子どもたちがいますので、とても緊張したことと思いますし、これまでなかった客席からのリアクションもありましたので、手応えを感じた子も多くいたことでしょう。
 
 さて、学習発表会をここ数日紹介してきましたが、残る1つ、5年生の発表についてお伝えしていきます。今回、5年生が発表するのは「われらの船長」という劇で、これがなんとなんと喜劇なのです。小学校の学芸会でも喜劇は大変珍しいです。私も担任時代に8回学芸会が巡ってきて子どもたちと劇を作りましたが、喜劇は1回だけでした。見る人を笑わせるというのはじつに難しいです。大人でも児童劇団でもない、学芸会でチャレンジするというのはかなりリスクの高いことだと経験上、確信しているのですが、なんと、その喜劇に5年生は挑みました。
 
 脚本を渡した途端に子どもたちは飛びつき、作品を気に入ったようでした。私も気になって気になって体育館練習はどの学年よりも足を運び学習の様子を見守りました。舞台上で練習しているグループだけでなく、後方で自分たちだけで練習しているグループもありました。
「校長先生、どうやってずっこけたらいいですか?」と真顔で聞かれ、子どもたちと一緒に真剣に考え、面白いずっこけ方を繰り返し試したこともありました。校長職につき、いや教員になってからも、こんな体験は記憶にありませんでした。20人近くの子どもたちが一斉にずっこけて倒れる練習風景を目にしたこともありました。笑いを真剣に楽しく追求している様子とあまりにもそろった子どもたちの動作に思わず笑い感動してしまいました。
 
 今回、体育館の暗幕をすべて閉めて、照明効果も駆使する発表は5年生だけなのですが、その照明操作もすべて子どもたちが行います。しかも複数の子が入れ替わりながら。この辺りもさすが高学年です。
 さてさて、喜劇の恐ろしいところは、ともすれば独りよがりになってしまわないかというところです。自分たちだけが楽しくて、それが見る人に伝わらないという「悲劇」です。今日17日のリハーサルは他学年を前にしての発表でしたが、良かったです!! 要所要所、ねらいどおりの笑いを取ることができました。子どもたちは手応えを感じたようでした。学年主任も安堵の表情でした。
 
 今日のリハーサルを見て、驚いたことがありました。劇が終わり子どもたちが退場する瞬間、台本になかった台詞が突如あって、皆が一斉にずっこけたのです。最後の最後に「おち」があったのです。職員室に戻ってから担任にそのことを聞いたところ、リハ前の最後の練習の時に子どもからその提案があったそうです。このアドリブ、閃き、もう圧巻でした。どんな台詞かお伝えしたいところですが、見てのお楽しみということで。
 
 今日のリハーサルで子どもたちはさらにのりのりで明日、明後日の発表に臨むことでしょう。
 
【校長:菅原】