大谷田小ブログ

学校行事やPTA行事などの様子をお伝えします

小中連携合同研究会(大谷田小)

2022年12月22日 18時04分51秒 | Web

 昨日21日、小学校3校と中学校1校の教員が本校に集まり合同で授業研究会を行いました。先月の第12中学校での研究会の際にも小中連携の取組の目的について、このブログで触れましたが、今回は本校で授業もありましたので、その内容を少しお伝えいたします。

 
 4校合同で「(子どもたちが)主体的、対話的に学ぶことのできる授業の実現」を目指しています。あらかじめ4校の教員で授業プランを共有、意見交換をして、この日の授業及び協議を行いました。各教室には3〜6人くらいの他校の先生方が参観していましたが、私の印象では子どもたちはおおむね落ち着いて学習していました。
 1年1組は音楽「曲の流れ」を学習しました。「おどるねこ」を聴きながら曲の感じがどこでどのように変わるかを見つけていく学習でした。
 
 1年2組は学活「できるようになったよ」という題材で、皆でどんなことがどのようにしてできるようになったのかを話し合いました。発表したい子の手が次々に挙がり、大変に活発でした。
 
 2年1組は道徳「机ふき」という教材を通して「好き嫌いにとらわれないで接する」ことについて考え話し合いました。「公正、公平」は3,4年生でも、5,6年生でも取り上げられ、さらに中学校の道徳では「誰にでも公平に接し、差別や偏見のない社会の実現に努める」態度、心情へとつながります。 
 
 2年2組は国語「お話美術館を開こう」でした。自分のお気に入りの本について友達にあらすじやおもしろいところを一生懸命に伝えていました。
 
 3年1組は理科「明かりをつけよう」を学習しました。電気を通すものを予想し理由も考え、実験して調べていきました。調べるものの中に、1円玉やアルミ箔、5円玉や、折り紙の金紙、銀紙などがありましたが、このあたりは予想が分かれたのではないでしょうか。 
 
 3年2組は外国語活動「What's this ? 」を学習しました。1つの絵や文字が複数の色紙によって隠れている、それが何かを当てるクイズを出し合いました。「Hint please.」のリクエストで指定の色紙をはがし、隠れていた物が現れると大歓声でした。子どもたちはタブレットを使ってあらかじめクイズを用意していて、英語でやり取りをしながら、楽しく活動していました。
 
 4年1組は体育「ベースボール型ゲーム」でした。チームとして具体的なめあてをもってゲームに臨みました。中学年の「ゲーム」は高学年の「ボール運動」に、さらに中学校での「球技」につながりますが、楽しさや喜びを味わうために、チーム内での関わり合いが大きな要素となります。 
 
 5年1組は社会科「自動車工業の盛んな地域」の学習でしたが、この時間は、環境にやさしい自動車がどのような車であるのか調べ、自分なりの考えとともに発表し合っていきました。この学習場面だけ、写真に収めることに失敗してしまいました。 
 
 5年2組は図工「立ち上がれ!ワイヤーアート」の制作でした。針金を用いて、その特徴を生かして、思いつく形を表していきました。 タイトルにある立たせ方を含めて、ついつい作品に見入ってしまいました(滞在時間をかなりオーバーしてしまいました)。
 
 6年生は算数「並べ方と組み合わせ」を3つのグループに分かれて学習しました。場面はレストランでの注文。メインディッシュとサラダ、デザートをそれぞれ複数ある中から1品ずつ選んでいく時、その組み合わせはどれくらいあるかを考えました。算数少人数はグループによって課題を変えることが多いのですが、今回もメインディッシュを限定したり、値段の条件を加えたりと違いがありました。
 
 私は45分間で13教室を回りましたので、1教室の滞在時間はわずか3分余り、図工室で長居した分、さらに3階教室は短時間となってしまいました。それでも冒頭に書いたとおり、午後2時始まりの授業にもかかわらず、落ち着いて学習に取り組んでいました。
 
【校長:菅原】
 
 

給食26+アルファ(12/12〜)

2022年12月17日 17時48分38秒 | Web

 今週の給食紹介の前に、今日17日のPTA定例会で役員の皆さんにお話ししたことの中から給食中の黙食継続について、皆さんにも情報共有していただきたく、書かせていただきます。少々長文になりますが、ご容赦ください。

 先日、足立区から保護者の皆さんに向けて、給食時の感染対策として行ってきた対応について変更点が通知されました。「喫食時の会話を可能とする」という内容でした。これは国の動きと、それに伴う他の自治体の動向もあり、足立区としても慎重に検討して発出したものであろうと思います。ただし、会話を可能とする基準を足立区はしっかり明示してくれ、各校の実情に応じて対応できる余地を残してくれました。本校としては、この通知が発出された時点で多くの陽性がありましたので、黙食の継続を決めました。
 現在、校内では、子どもたちの会話、コミュニケーションは制限なく十分に取れています。学習中には隣同士でやり取りをしたり、グループで協働学習をしたり、コロナ以前と変わりない形態で学習しています。また、異学年の交流についてもクラスター等の特別な状況がない限り、行えています。
 さらに休み時間には、校庭で全学年の子どもたちが一斉に外遊びができています。思い切り運動し、楽しくおしゃべりしています。
 ですから、実質20〜30分の給食中に会話を控えることが子どもたちの心理面に大きく支障となる、問題となるとは考えていません。むしろ、味わいながらしっかり食べることや、残菜を最小限に減らすことにおいてもプラスになっているととらえています。そして何より直接子どもたちの口に入る食べ物ですから、あえて飛沫等のリスクを高めることは、子どもたちや皆さんの望むところではないのではないでしょうか。
 現状、区の示した基準からも本校では会話は可能ではありませんが、上記の理由から当面、会話を控える給食を継続していきたいと考えています。
 
 それでは今週の給食を紹介します。栄養士からのお便りと合わせてご覧ください。 

12月12日(月) 

ごはん、キムムッチ、ひき肉と野菜の中華炒め、トック入りスープ、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、トックとは韓国の「もち」です。日本ではもちをもち米から作りますが、トックは粉にしたうるち米から作られます。「トッ」がもち全般で、「トック」が汁物のもちを意味します。ちなみに「トッポギ」は炒めたもちのことをさします。 

12月13日(火) 

ココアパン、クリームシチュー、ハニーポテトサラダ、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、ハニーポテトサラダは名前のとおり、はちみつが使われています。はちみつには便秘や肌荒れの予防効果があるオリゴ糖というものが含まれています。砂糖などの甘いものと比べ、はちみつには虫歯予防も期待できます。はちみつは健康にも良いのでおうちでも使ってみてください、 

12月14日(水) 

麦ごはん、魚のあずま煮、キャベツの昆布和え、みそ汁、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、あずま煮の「あずま」は漢字にすると「東」と書きます。捕れた魚を使って関東地方で作られていた料理ということから、あずま煮と呼ばれるようになったそうです。魚に下味をつけてから油で揚げ、タレにくぐらせています。魚料理ですが、揚げているので魚が苦手な人も食べやすいと思います。 

12月15日(木) 

アマトリチャーナ、野菜スープ、りんご、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、今日のパスタは“ペンネ”を使用しています。ペンネもマカロニも同じパスタですが、両端が“ペン先”のようにカットしてあるものがペンネ、筒状になっているのがマカロニと分けられています。ペンネはソースが絡まりやすくなっています。 

12月16日(金) 

カルビチャーハン、じゃこ入りナムル、中華コーンスープ、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、カルビチャーハンにはテンメンジャンという調味料が入っています。テンメンジャンとは中国のコクと甘味のあるミソのことです。テンは甘い、メンは小麦粉、ジャンは調味料という意味があります。見た目は少し辛そうですが、中華料理では使いやすい調味料です。 

 今週もおいしくいただきました。ごちそうさまでした。そして、栄養士からの便り、たいへん勉強にもなりました。 

【校長:菅原】 


 

避難訓練&起震車体験

2022年12月15日 20時51分02秒 | Web

 小学校では毎月1回、安全教育の1つである災害安全の学習を全校で行っています。いわゆる避難訓練です。今年度も今日15日で8回目となりました。大地震を想定した訓練が最も多く、次いで火災、河川氾濫を本校では計画してきました。今日は、3校時が始まった直後に大きな地震があり、その揺れにより主事室から火災が発生したという想定でした。

 
 まず、校内に「訓練、訓練!」と放送があり、緊急地震速報が流れました。子どもたちは地震と聞くと、すばやく自分の身体、命を守るために行動します。教室であればすぐに児童机の下にもぐり頭や身体を守り、校庭であれば校舎から離れて中央に移動し身を低くします。この行動は毎年繰り返してきた上の学年の子はもちろんですが、すでに1年生も身に付けています。
 
 今日の訓練はその後に火災が発生し、校庭へ全員が避難することでした。火災が主事室で起こったことから、避難経路として中央階段が使えず、東西の外階段か西階段のいずれかを使って避難することになりました。どの教室にいるかで使用階段は決めていますので、その場で大人が迷うことはありません。
 全学年が校庭に避難して、担当がトイレ等に残留児童がいないかを確認し、担任は登校している学級の子どもの人数と現在数を確認し、本部である管理職にそれぞれ報告。全員の安全確保を確認したところで訓練終了となりました。開始から要した時間は4分あまりでした。
 
 子どもたちが避難して来る様子を私は校庭で見ていました。真っ先に出て来たのが1年生でした。これは西階段に最も近い2階教室からの避難であるにしても、すばやく防災頭巾を被り整列できたことを考えれば大変に素晴らしいことです。しかも感心なことは、いち早く校庭に避難整列した後、終了まで一言もおしゃべりがなかったことです。「お・か・し・も」の4つの約束の中の「し(しゃべらない)」がしっかり守られていました。
 3百人近い子どもたちを前に私は講評を5分ほど話しましたが、マイクを使わずにできました。全校の子どもたちが静かに落ち着いて聞いていたからこそです。
 
 今日は訓練後に区の災害対策課の協力で6年生が起震車体験をしました。2人ずつ車に乗り、震度7の揺れを体験しました。安全のために周囲の物が倒れて来たり飛んで来たりすることはありませんが、立ち上がって避難することも何もできないくらいの激しい揺れであることを実感したことでしょう。他学年の子どもたちは少しの間、順番にその様子を見学しました。見ている子たちからすると、激しい揺れに驚きながらも遊園地のアトラクションのように見えて、うらやましく思ったかもしれません。今後も起震車体験は6年生になった子どもたちを対象に続けていきます。
 
 今年度ブログで避難訓練について取り上げたのは初めてでした。1年生の保護者の皆さんにはぜひこの機会にお子さんと災害安全について話題にしてみてください。「もしも家で一人でいる時に地震が起きたら、皆さんはどうしますか?」と今日の講話の中でも子どもたちに問いかけました。
 
 また、ちょうど明々後日の18日の日曜日には大谷田小の避難所運営会議の訓練が実施されます。大きな災害の際に大谷田小は地域の皆様の避難所になります。保護者、ご家族の皆さんの中にはこの訓練に携わる方、参加される方もいらっしゃるかと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
【校長:菅原】

調理実習(6年)

2022年12月14日 21時29分48秒 | Web

 今日14日は3年ぶりの学習、調理実習を行いました。6年生の子どもたちにとっては教室で行う初めての調理でした。平時であれば、5年時に、野菜や卵をゆでる調理と、ご飯&味噌汁作りがあり、進級後の6年時は,野菜を炒める調理が行われているはずでした。コロナ後は学習としては扱うものの、実際に授業内で調理をすることはありませんでした。今年度はこれまで控えていたことが緩和され、調理用具の数も多くそろい少人数で安全に調理ができると判断しての実施となりました。

 今日の調理実習は、ご飯&味噌汁作りでした。ご飯は炊飯器ではなく、鍋を使いました。我が家もそうですが、普段、ご飯をたくとなれば、炊飯器を使う家庭が多いのではないでしょうか。米と水を入れてスイッチを押すだけで出来上がります。

 子どもたちの実際の調理作業は次のとおりでした。

 あらかじめ米を30分以上吸水させた後、鍋で沸騰するまで加熱します。沸騰していることを目視で確認できたら、火を弱めて中火で3分間。これはタイマーで計測していました。その後、さらに火を弱めて弱火で12分間。最後に火を消して10分間蒸らしたら出来上がりです。火を弱めるのは手動ですから、加減がうまくいかずに消えてしまうこともありました。鍋ゆえに・・・、茶碗に盛っていくと、下の方におこげが・・・。これも普段の食事ではあまりありませんので、逆におこげが茶碗に入っていて、うれしそうにでした。

 味噌汁作りの方は、まず煮干しを使って出汁を取りました。自分たちで煮干しの頭やはらわたを取り除き、鍋に火をかけ、沸騰したら、やはりここでも火を弱めます。十分に出汁が取れたら煮干しを取り出します。煮干しのにおいを嫌がる反応も結構見られました。

 具材は大根と油あげでした。大根は、薄くいちょう切りに切っていきました。厚くなってしまい、それを後から半分に切ろうと苦労している班が、やはりありました。また、包丁をまな板に垂直に降ろせず、途中から厚くなってしまった班もありました。これは私もたまに包丁を持つ時に必ずやってしまいます。

 油あげは短冊切りにしました。大根を薄く切っていくことから比べると、こちらは余裕の作業ですが、もちろん子どもたちに余裕はありません。大根がやわらかくなった頃を見て、出汁に味噌を溶いて入れ、最後にネギを入れて火を消しました。

 そして、いよいよ試食タイム。煮干しを嫌がっていた子も、おいしそうに満足な表情で食べていました。担任と私もご相伴にあずかりました。2組の時には仕事の合間をぬって栄養士も試食に入ってくれて感激のコメントをしていました。ぜひ、この味を給食でも採用したい!と。

 私もうながされ、感想を伝えました。食レポは全くの不慣れですが、ご飯のほど良い粘り具合と、出汁の効いたやさしい味わいの味噌汁、やわらかい大根とシャキシャキの歯応えのネギで具材もおいしかったこと、何より子どもたちが班の仲間と真剣になって調理したものをいただけて幸せになれたことを話しました。そして、ぜひ、この幸せな気持ちを家族にも味わってもらえるよう、家でもやってみてほしいと。

 ちなみに、今日の給食ですが、かぶっていました。なんと麦ご飯と味噌汁。私は、1,2組と合わせて、ご飯2膳と給食の麦ご飯。味噌汁は、煮干し出汁の2杯に、かつお節で出汁を取った給食の1杯。正直食べ過ぎでしたが、それぞれの違いもあり、どれもおいしくいただくことができました。

 来週は、5年生の子どもたちの調理実習が予定されています。子どもたちはもうワクワクしていることでしょう。私も2週続けて幸せを味わえます!

【校長:菅原】


保護者会

2022年12月13日 21時49分23秒 | Web

 先週金曜、全学年が保護者会を開催しました。師走のお忙しい中、やりくりして出席してくださった皆様、ありがとうございました。兄弟姉妹の学年によっては重なってしまい、どちらに出席しようか迷われた方もいらしたことでしょう。

 
 限られた時間ですから担任は皆様に直接お伝えたしたいことをしぼり込まなくてはいけなかったり、逆に口頭で詳しく話さなくてはいけないこともあったりしました。また、せっかく来ていただくわけですから、参加して良かったと思っていただける会になるよう、学校生活の映像や、子どもたちからのサプライズを用意したり、保護者の皆様の交流を図ったり、資料にはない話をしたり、担任それぞれに工夫をしました。
 
 しかし、保護者会はあくまで学校側の都合、タイミングで開催しています。保護者の皆様の知りたい、聞きたい、相談したいというタイミングはそれぞれにあると思いますので、その際は次回(保護者会)を待たず、どうぞ、いつでも担任にご連絡ください。また、内容によっては直接、校長や副校長にもどうぞ、お気軽にお声かけください。今後ともよろしくお願いいたします。
 
 ところで、保護者会に出席した際、あるいは少し前の土曜授業を参観された際、廊下や教室内の掲示物、子どもたちの学習成果物を、皆様にはご覧いただけたことと思います。先月から最近にかけて、心動いて思わず写真に撮ったものの中から、2点ほど紹介させていただきます。
 
 まずは6年生が家庭科の学習で制作したエコバッグとマスコットです。家庭科の学習は土曜授業はなく、見ていただく機会は10月の学校公開の2日間だけでした。
 
 エコバッグはミシンを使って仕上げました。特に心動いたのはバッグに添えられたマスコットでした。中に綿を詰めたフェルトのマスコット。こちらは手縫いです。大変に細かい根気のいる作業だったことでしょう。一針一針、集中して制作した子どもたちの姿が思い浮かびます。また、一人一人の好みや意外な一面も分かり、かなりの時間、見入ってしまいました。
 
 もう1つは、1年生の書いた作文です。おそらく保護者の皆様も目にして驚いたのではないでしょうか。子どもたちが、入学してから学習してきた、平仮名やカタカナ、漢字を用いて、ここまで文章を書けるようになったのかと。
 
 文字の大きさや文章量はどう見ても1年生とは思えない作文がありました。「〜しました。」という自身がしたことだけでなく、その時の状況を説明したり、考えたことや気持ちを書いたりしている子もいます。学習した漢字を正しく使っている子もいます。会話文を「 」にきちんと書いてある作文もありました。学習発表会を子どもたちがやり遂げた成果とともに、国語で学習してきたこれまでの成果に大変心驚きました。
 
【校長:菅原】

 


笑顔の秘密探検隊〜中川公園(2年)

2022年12月12日 18時13分12秒 | Web

 9日金曜、2年生の生活科の学習「笑顔の秘密探検隊」に同行しました。先月もお伝えしたこの学習ですが、この日はいよいよ校外へと出かけました。場所は中川公園です。公園の所長様をはじめ、管理スタッフの方には仕事を中断してご協力いただきました。

 
 子どもたちは校内の教職員に直接インタビューをして知りたいことを調べてきました。それ自体も立派な学習ですが、校外に出て調べるための練習にもなっていました。
 
 中川公園について尋ねてみたいことを事前にいくつも考えてワークシートに準備し、この校外学習に臨みました。
 
 よろしくお願いしますの挨拶をし、すぐに意欲満々たくさんの手が上がりました。「公園にはいくつくらいの木があるのですか。」「ドングリは何種類あるのですか。」「花は何種類あるのですか。」「公園の中になぜ小学校の畑があるのですか。」「大きな絵本が展示されているのはなぜですか。」「なぜ、遊具がこれだけしかないのですか(少ないのですか)」「どうして公園で働こうと思ったのですか。」等、子どもたちは指名されると次々に質問していきました。
 
 
 職員の方でも即答できないものもありました。例えば樹木の本数。正確な数は分からないけれど、大きめの木だけでも600本はあると教えてくれました。花の種類も数え切れず、つい最近、チューリップの球根を600個植えたことを話してくれました。質問した子は回答に対して丁寧にお礼の言葉を述べていました。これも事前学習の表れです。あらかじめお願いしていた時間内ではとても子どもたちの知りたい質問は終わらず、残りは後で担任から手紙等で伝えて教えていただくことになりました。
 お話を聞いて、感想を発表する子もたくさんいました。知りたいこと、感じたことをすすんで発表できる子どもたちを見ていて、とてもうれしく思いました。
 
 子どもたちの学習を見ていて私がもう1つ感心したのは記録です。普段、教室での学習では先生が黒板に書いたことをノートに書き写しますが、話していることを書き取る学習は2年生ではほぼありません。聞きながらメモを取ることは、かなり高度な作業です。それを子どもたちはやっていたのです。屋外で聞き取る、こうした状況であれば、子どもたちは必死になってやり遂げることができるのです。しかも話している言葉すべてを書き取ることはできませんので、これは大事なことだとポイントを聞き分ける判断も同時にできているということです。
 
 2、3校時を使った学習でしたので、中休みとして園内で10分ほどの自由遊びもしました。無事に笑顔の秘密も調べられ、子どもたちは大喜びで広場を走り回っていました。高鉄棒にも多くの子が集まりなんとかしてぶらさがろうと頑張っていました。たくさんの落ち葉を舞い上げて遊ぶ子もいました。たまたま、2,3歳くらいの子どもたちが保育士に連れられて遊びに来ていて、一緒に遊ぶ子もいました。久しぶりに保育士さんと対面して、うれしそうに話している子もいました。おそらく入学前にお世話になった先生なのでしょう。
 
 園内にある「なるなる農園」も見に行きました。10月に4年生がさつまいも収穫体験を終えて以降、私自身、農園にはご無沙汰でしたが、畑はしっかりと整備されていました。次は、2年生が年明け3月にジャガイモの種イモを植える学習が予定されています。すでに準備が整っている様子でした。
 
 担任から種イモ植えのことを聞くと、子どもたちはとてもうれしそうでした。この日の放課後に私は農園ボランティアの方の家をお礼に訪ねてみました。ちょうど前日の木曜に耕運機を使って畑を耕してくださったのだそうです。有難いことです。2年生の子どもたちとなるなる農園を見に行ったことを伝えました。子どもたちのためにこれからまた頑張れると、おっしゃっていただきました。
 この日の探検を子どもたちはどのようにまとめていくのでしょう。今日確認した今週の学習計画には、「ポスターにしてまとめる」とありました。そして、笑顔の秘密探検隊はまだまだ続きがありそうです。乞うご期待!
 
【校長:菅原】

給食25(12/5〜)

2022年12月09日 20時14分05秒 | Web

 今週の給食を紹介します。

12月 5日(月) 

チョコチップパン、ミートソースのポテトグラタン、ABCスープ、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、今日は聖フランシスコ幼稚園から13名、大谷田小へ学校体験に来ています。学校のスープで人気のあるABCスープと、食べやすいようグラタンにしました。グラタンのじゃがいもはミートソースの味がよくしみるように今回は細切りにしてみました。 

12月 6日(火)

ゆかりごはん、大根と鶏肉のべっこう煮、みそ汁、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、「べっこう煮」とは濃い色と照りを出した煮物のことをいいます。濃い色はしょうゆで、照りはみりんで付きます。他にも料理酒や砂糖、塩、出汁が調味料として入っています。料理酒は加熱することでアルコールが飛ぶので安心して食べてくださいね。 

12月 7日(水) 

プルコギ丼、春雨サラダ、中華スープ、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、プルコギとは、韓国の代表的な肉料理のひとつです。しょうゆベースで甘口の下味をつけたお肉を、野菜や春雨と一緒に焼いたり煮たりする料理です。今日はサラダで春雨を使っているので、プルコギ丼は野菜と炒め煮して作りました。 

12月 8日(木) 

ミルクパン、ポテト春巻き、ツナサラダ、ヨーグルト和え、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、今日のヨーグルト和えに入っている果物は何か分かりますか?モモ、、ミカン、パインです。それぞれの果物とヨーグルトの相性はとても良いです。モモは便秘予防に効き、みかんはヨーグルトの乳酸菌と合わさると腸内細菌を整え、パインはカルシウムの吸収を良くします。はちみつも入っているので乾燥しがちな喉にもやさしいです。 

12月 9日(金) 

わかめラーメン、わさび和え、黒糖蒸しパン、牛乳 

 栄養士からのお便りでは…、黒砂糖と皆さんが見慣れている白砂糖の違いを知っていますか?黒砂糖はサトウキビのしぼり汁を煮つめて冷やしたもので、白砂糖はそこから何度も不純物を取り除いてできます。黒砂糖の方がまろやかでコクが出るので和菓子や煮物に使われることが多いです。 

 今週もごちそうさまでした。

【校長:菅原】


菜の花&チューリップ(1年)

2022年12月09日 19時53分56秒 | Web

 3年生が社会科見学で小松菜を学習している時、校内では1年生が学年園に菜の花の種まきをしていました。きっと1月にはおいしそうな小松菜に育つのでしょうが、1年生の目的は花です。収穫はせず、寒さの厳しい冬の間も春の開花を楽しみに子どもたちは世話していくことでしょう。

 
 ところで1年生は一人一鉢、チューリップも育てていきます。朝顔が枯れて茎やつるでリース作りをして以降は休んでいた鉢でしたが、再び出番がやって来ました。
 
 先週、1組では、土をすべて入れ替え、チューリップの球根を植えました。鉢に土をたっぷりと入れ、球根を植える穴を掘り、自分の希望する色のチューリップの球根を担任からもらい、向きも慎重に決めて、そっと土を被せていきました。子どもたちはうれしそうに私に何色のチューリップを選んだのかを教えてくれました。
 
 一方で2組は昨日8日に教室で皆で相談した結果、球根をすべて混ぜてしまい、誰が何色のチューリップを咲かせるかは、咲いてみてのお楽しみにすることに決めました。学年園で自分の鉢に球根を植える作業を終え、何色が咲くのかなあと胸踊らせていました。水をたっぷりとやった重たい鉢を大事そうに持ってもとの場所に運んでいきました。
 
 ところでチューリップと言えば全国的には富山県を思い浮かべる方が多いと思いますが、足立区の花がチューリップなのをご存知でしょうか?足立区歌の中にも歌われていて、1年生は入学後、前期終業式と後期始業式に区歌を歌っています。担任はそのことにも触れたそうです。
 
 今日9日、1年生が下校していく様子を少し離れた体育倉庫付近から見ていたのですが、子どもたちは鉢の前でいったん立ち止まりのぞき込んでいました。さすがにまだ芽を出す等の変化はないでしょうが、気にかけている、大事に思っている子どもたちの気持ちの表れと私は思いました。
 
 後になって、もう1つ思い当たったのは、のぞき込みながら子どもたちはひょっとしたら声をかけていたのではないだろうかということでした。朝顔の栽培で、「元気に育ってね。」「たくさん花を咲かせてね。」とたくさん声をかけながら大切に育ててきた子どもたちですから、今回もそうに違いありません。1年生の菜の花と4色のチューリップの花が開く頃、子どもたちは新しい1年生を迎える準備をする、もうすぐ2年生に成長しているはずです。楽しみです。
 
【校長:菅原】
 
 

社会科見学(3年)

2022年12月08日 20時47分58秒 | Web

 校庭の砂場に被せたシート上に溜まった水に、氷が張る。そんな寒い朝方でしたが、子どもたちが登校する頃には朝日がまぶしく校庭を照らし、風もなく穏やかな1日でした。

 3年生は今日8日、社会科見学でした。入学してからバスに乗って校外へ出かけるのが初めてでしたから、お天気で何よりでした。今週月曜日、校門で3年生が「校長先生、今週、社会科見学なんです!楽しみ!」と笑顔で挨拶していました。翌日からも社会科見学のことを口にする子が必ずいました。それほど、3年生にとって特別な楽しみな今日でした。
 
 目的地は、区内の辰沼小学校の学区にある農園と、鹿浜地区にある都市農業公園、そして、舎人公園に隣接するトラックターミナルでした。
 年度当初から担任は農園の方に連絡を取り、最適な時期を調整し、この時期になりました。見学も収穫体験もすべてビニールハウス内であるため、熱中症対策が大きく関係していました。また、社会科で足立区の特産物でもある小松菜を学習するタイミングもあり、学校行事(学習発表会)と重ならない配慮もありました。こうした計画の下、今日実施となりました。
 じつは今日も私は代理のきかない出張と重なってしまい、子どもたちを引率できませんでした。副校長がメールで写真と子どもたちの様子を送ってくれました。
 
 最初の目的地では、農園の方からは小松菜を中心に実際に栽培している野菜を見せていただきながら、生産の工夫や苦労、そして喜びを教わったようです。給食ではほぼ毎日のように小松菜は食材として使われています。しかも他の野菜と違い、小松菜だけは区内で生産されたものを納品してもらっています。そのため、生産農家は毎日収穫できるようにいくつもあるハウスで種まきを少しずつずらして行っているのだそうです。
 
 今日まさに収穫を迎えた小松菜を子どもたちは収穫させていただきました。一人10株も!そして、その10株をありがたいことにすべてお土産として持ち帰ることに!秋品種、45日目の小松菜だそうです。3年生の保護者の皆さんはぜひご家族で小松菜を堪能しながらお子さんから今日学習したことを聞いてください。
 
 都市農業公園には藁葺き屋根の古民家があります。古民家の中や、昔の生活用具を見ながら当時の生活の様子を職員の方から教えていただいたそうです。
 
 農業公園では、園内の広場で昼食をとったようですが、冷たい風もなくポカポカ陽気でこの時期の校外学習としては最高だったのではないでしょうか。
 
 最後の目的地、トラックターミナルはバス車内からの見学でした。川口市との県境に北足立市場があり、隣接して物流のターミナルがあります。全国から様々な物がここにいったん集まり、ここから区内をはじめ埼玉県へとトラックで運ばれていきます。ここでは詳しい説明はないので、仕組みのようなことは分からなかったかもしれませんが、大きなプラットホームのような施設に荷物がたくさんあり、見たことのある宅配業のトラックがものすごくたくさん止まっていたということは子どもたちの印象に残ったことと思います。
 担任に聞いた学習計画では明日以降、見学して分かったことを一人一人が画用紙1枚にまとめるようです。楽しみにしてきた今日の見学で子どもたちがどんな感想をもったのか、どんなことを学んだのか、注目していきたいと思います。
【校長:菅原】

12月5日

2022年12月06日 20時52分41秒 | Web

 昨日5日は4年生が社会科見学へ出かけましたが、校内にいる子どもたち全員が体育館に集まって朝会を行いました。普段はオンラインでの朝会ですが、特別な理由がありました。すでにここでもお伝えしてきた5年生の演奏を校内の子どもたちに聴いてもらうためです。この日留守になる4年生にはあらかじめ先週29日に鑑賞機会を設けました。

 
 5年生にとってはいよいよ最終演奏でした。すでに人前で演奏するのも4回目ですから、楽しく演奏する、そんな余裕すら私は感じました。音楽専科教員も担任も、回を重ねるごとにさらに良くなる子どもたちに感心していました。
 演奏後に、6年生の何人かが、すごくいい演奏で驚きましたと話していました。
 
 さて、この日、私は朝会の後に2つの出張があり、残念なことが2つありました。1つは4年生の社会科見学の引率に行けなかったことです。4年生は豊洲市場と中央防波堤外側埋立地へ出かけました。4年生の社会科では東京都についての学習と、水やゴミ等の私たちの生活に直結する事柄について学習します。
 すでに都の水道局や下水道局の出前授業を受けてきた子どもたちですので、この日の見学先としては23区のゴミの最終処分場(中央防波堤外側埋立地)をまず決めたようです。こうした機会がなければ見ることはまずない、貴重な場所です。
 
 処分場の問題は深刻です。私はたまたま23区だけでなく市部の学校に勤務したことがあるので、市部の最終処分場も見学したことがあります。
 23区の最終処分場は東京湾の海の上ですが、あと何年で一杯となり、その後はどこになるかご存知でしょうか?4年生のご家族の皆さんはぜひ見学してきたお子さんに聞いて話題にしてみてください。
 
 もう1つの見学先、豊洲市場は、これまた言うまでもなく、私たちの食生活を支える東京都の施設です。引率した副校長の話では同時刻の学校見学は大谷田小だけだったそうで、ゆっくりじっくり学習できたようです。市場は個人見学も可能で外国の方もかなり多く来ていたそうです。築地にあった時も海外から多くの人が訪れていましたが、移転後も観光スポットになっているようです。子どもたちは担当の方からの話を一生懸命に聞き学習していたと聞いています。朝から冷たい雨が降っていましたが、昼食時は雨もなく予定どおり近くの公園でとれたようでした。ただ寒かった!と担任からも子どもたちからも今日聞きました。
 
 
 
 この日はもう1つ特別なイベントがありました。連携する幼稚園との交流でした。この交流にも出張のために私は立ち会えませんでした。来年小学校に就学する年長の子どもたちの小学校体験、そして小学生との交流活動を行いました。先日このブログでも書いたように5年生が園児を迎える準備をし、一緒に遊んだり小学校を紹介したりしました。
 
 園児には小学校の給食も体験してもらいました。ここでは1年生の子どもたちが大活躍しました。1年生の子どもたちが教室に園児を迎えて一緒に給食を食べました。今日、直接1年生の子どもたちに話を聞きました。ヒマワリの種をプレゼントしたそうです。以前、学年園で育てたヒマワリの種をみんなで数えた学習の様子をブログでお伝えしましたが、あの時の種を園児にプレゼントしたのだそうです。それから園児一人一人の名札を用意してあげたそうです。これは1年生が4月に、皆に歓迎された迎える会の時に、6年生にしてもらったことでもありました。もう1つ,園児が給食を食べる際のランチマットを手作りしたそうです。残念ながら実物写真はありませんが、子どもたちの話では、幼稚園の子たちのために、画用紙に絵を描いたり、言葉を書いたりしたものを机の上に敷き、ランチマットにしたようです。
 もちろん来校した園児が全員、大谷田小に入学するのではありませんが、子どもたちの温かいおもてなしは園児にとって就学の期待ふくらむうれしい体験になったことでしょう。
 1つめの出張から学校に帰った午後1時過ぎ、幸運にもちょうど学校を去ろうとする園児たちと校門で出会いました。園児に声をかけ、感想を聞くと、皆口々にうれしかった、楽しかった、おいしかったと答えていました。引率の先生からは、卒園した子たちがわざわざ会いに来てくれて、大きくなったなあと感激でしたと話してくれました。幼稚園との連携交流もじつに3年ぶり、双方にとってwin winのイベントで何よりでした。
 
【校長:菅原】