多摩テック・クアガーデン

何やら暑い土曜日。ダーさまは山へ芝刈りに…じゃなくて、山へガイドのお仕事に。にゃんこは、久しぶりに何の予定も入っていなかったのでひとりで温泉へ。なぜか多摩動物公園を目指すのです。京王線の多摩動物公園線は、こ～んなラブリーな車両であります。

　　　　　　　　

おこちゃま連れで賑わう多摩動物公園を横目で見て、多摩テックへの送迎バスを待つ。ファミリーに混じって、ひとりバスに乗り込むアヤスィ女。しかも、一番前の席に陣取っちゃってるし（０＾；　多摩テックは、今年の９月末日をもって、その４８年の歴史に幕を閉じる。なんだかサミスィねぇ。

　　　　　　　　

多摩テックですべてのファミリーをおろしたバスは、お隣の山をのぼって「天然温泉クア・ガーデン」へ。土曜というのに、乗客はにゃんこひとり…気まずいぜ。今月の「温泉博士」の温泉手形（ようするに無料のクーポン）を使って、入浴料1800円のところをタダで入る。閑散としたロビーにビビりつつ、まずは腹ごしらえなど。

　　　　　　　　

展望はいけど、ランチ時だというのに誰一人としてお客さんがいないカフェで、しょぼいナポリタンを…。窓の外は西武ドームまで見えるほどの快晴。青い空を見ると、余計に切なくなるのはなぁぜ？

　　　　　　　　

肝心の温泉は、これまた展望のいい大浴場とその外にあるけっこうな広さの露天。多摩丘陵に吹き抜ける風を感じながらの入浴は、それなりに気持ちがいい。泉質は関東平野にありがちな、薄い黄色の「ナトリウムー塩化物泉」。ツルツル感はあるものの、塩分濃度は低めで、それなりな感じ。

　　　　　　　　　

館内には、有料の温水プールやフィットネススタジオなどが併設されていて、きっとできた当初はオサレな施設だったんだろうと思われる。高台にあるから、夜景とかも奇麗かも。でも、やっぱクローズすると決まっているせいか、ウラ寂しさが館内全体に漂っている。ひとりだったせいもあり、滞在時間１時間半でそそくさと退散。まぁ、閉まる前に体験できたから、意味があるかな（＾＾；

　　　　　　　　

ロビーからは、お隣の多摩テックが見える。この遊園地、ちっちゃな頃に連れてきてもらった覚えがある。その頃から車が大好きだったにゃんこは、森の中を走るゴーカートに夢中だった。思い出の場所だけど、もうすぐ無くなっちゃうんだね…ちと寂しいね。珍しく、切ない思いを抱いた温泉行きでありました。

多摩テック→http://www.tamatech.jp/