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温泉にゃんこのネコ散歩

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血圧☆大丈夫でっか?

2005-06-16 18:34:03 | 医療の話
何だかズーッと頭が痛い、肩こりもひどくて時には吐き気までする始末。おまけに原因不明の咳も治らない。な~んか、調子悪いなぁ~と思って珍しく内科にかかってみた。血液検査で咳の原因はわかったが、胸のレントゲンを見たDrが「んっ?」とつぶやいて、血圧を測ってみましょうと言う。久しぶりに測ってビックリ!下が100を超えているし、上も150以上だ。こりゃバリバリ高血圧じゃん 。(><)。カッコ悪いぞ(悲!)
「あらら?! 鎮痛剤で頭痛をだましだまししている場合じゃなかったわ…」
と反省し、この日から朝晩自宅にある血圧計で記録を付け始めた。が、なかなか下が100を切らない。ダメじゃん私…(TT) デブと運動不足のせいの本態性高血圧なのか他に原因があるのか、ただ今検査中である。

何はともあれ、この日から生活習慣を見直すことにした。週3~4回は早足ウォーキングでお買い物に行き、食べ物にも気をつけ始めたが、あまり数値が変わらない。図書館で興味をひいたリンパマッサージの本を借りて来て、お風呂タイムに実践してみたところ、1ヶ月経ってやっと少しずつ上の血圧が下がり始めた。何が効いているのかは???だが、健康的な生活をするのはいいことだ。あとは睡眠時間をちゃんと取ることですなぁ~(^^ヾ 夜更かしなんだよね…。

昨夜、京都の温泉の大御所から突然の電話が…。
「にゃんこさん、今、東からお客さんが来てはって温泉談義で大盛り上がりなんや~☆」
「また関西グルメしにおいで~、にゃんこさんの好っきなもんがぎょうさん待ってるよ~!」
温泉仲間の江戸グルメのお方が出張で大阪に行き、ちょっと連絡を入れたら4人も集まって宴会となっているとか(0^; 関西パワーおそるべし!いずれも温泉と、食べること&飲むことをこよなく愛する面々。何とこの中の3人が高血圧だ…。大盛り上がりの宴会…関西グルメも満載のことだろう。大丈夫か?血圧(><;キヲツケマショウ。でも、温泉も上手に入れば血圧下げる効果があるんだよね!

てなわけで、今日もヘルシー献立である。きのこ入りゴーヤチャンプル・まぐろの中おち・ほうれん草と自家栽培ハーブの山盛りサラダ、そしてぬる湯でのバスタイム&リンパマッサージ。この努力が実って、下の血圧も下がり始めるといいなぁ~。今は、病院はもちろん、市役所などの公共施設やスポーツクラブ、日帰り温泉など至るところに血圧計が設置されているので、しばらく測っていない人はぜひ一度測定を!一緒に気をつけていきませう☆



個人情報保護法2

2005-06-15 20:05:07 | 医療の話
仕事量の増大に加えて、患者さんの取り違えの危険度もアップした。何しろ、名前を呼んでいても全然違う苗字の人が来て、平気で他人の診察カードや処方箋を受け取ってしまうお年寄りも多いのだから、こちらからしっかりと働きかけないと医療事故を起こしかねない。とても労力を使うが、これも時代の流れと解釈して何とかうまく回るように全力を尽くしている。やはり、病院に来ているというのがわかるのは困るという人も多い。それを知られたことによって、不利益をこうむる可能性もある。作家で医師の米山公啓先生のお話では、病院で受診した時に名前を覚えられ、その後ストーカー被害に遭った若い女性もいるという。こういう、今までの常識では考えられないようなケースも発生しているのだ。

窓口でも、患者さんの病状の話は一切聞いてはいけないことになっている。近くで他の患者さんが聞いていて、話している人のプライバシーの侵害になるということと、直接医療行為をできない者が症状などを聞いてはいけないという理由である。「先生に直接お話して下さい」とか「この問診票に今日のお具合悪いところを記入して出してくださいね」などと受け答えするしかない。でも、病院に来ているのは一人暮らしのお年寄りが多い。みんな、誰かと話がしたいのだ。Drや看護師さんよりは受付の方が数段話し易いようで、みなさんいろいろと話しかけてくる。できれば聞いて差し上げたいのだが、それは許されない。
「やっと今日で卒業だよ。顔が見られなくなっちゃうと思うと、ちょっと寂しいね」
と言ったおばあちゃんに、
「そうですよね、ずいぶん長かったから通うの大変でしたよね…。今度は半年後の検査でお目にかかりましょうね」
と返す。でも、これもまずいのだ。このおばあちゃんが、この科に長くかかっていたことがわかってしまうのがイケナイという。にゃんこはお年寄りに和める言葉をかけてあげたいと思っているだけなのに…。こういうことを忠実に守る病院が、特定機能病院なのだろうか?そして今月から、カルテの収納庫である病歴室のドアにはオートロックが付き、IDカードを持っていないと入室できないようになった。

病院ではそんなシビアな状況となっているにもかかわらず、先日の高額納税者の発表はどういうことだろう?あんなに大々的に個人名を出してしまって、危険はないのだろうか?縁が無い話とは言え、何だかその人の身が心配になってしまう。発表が始まった当初は、たくさん税金を払って国に貢献している人を讃えようという目的だったそうだが、長い時間が経ち世の中はすっかり変わってしまったというのに、いまだ同じことを何の疑問を持たずに続けていることが信じられない。これって、なんかおかしかないですかぃ???(おしまい)

梅雨に入りました。体調を崩しやすい時期です。みなさまお気をつけを!



個人情報保護法1

2005-06-14 21:00:55 | 医療の話
4月1日より、個人情報保護法が施行された。それにともなって、にゃんこの勤める病院でも患者さんの名前を呼ばず、番号表示で呼ぶことが徹底された。年明けに「特定機能病院」(要するに、ここは優れた病院ですよ!というお墨付き)の評価があったため、それ以前から「患者さんのプライバシーを守るため、名前を呼ばない」という方向で進んでいたのだが、これが大変な手間がかかる。

病院に来るのは、ほとんどがお年寄りばかりである。最近は80歳を過ぎても、付き添いもなくひとりで来る患者さんも多い。にゃんこのいる受付は3科を一気に受け持ち、各科は毎日3~4名の医師が外来を開いている。常に10以上の診察室がフル回転している状況だ。入り口の受付機に診察カードを通すと、予約がある診察室の何番目という順番がプリントアウトされる仕組みだが、この数字が小さい上に、何科と表示されないため、すこぶるわかりにくい。自分の受ける診察室に番号が表示されたら診察の順番なのだが、午前中の数時間で200~300人がひしめき合う中で、お年寄りに自分の番号と診察室を正しく把握してスムーズに入れという方が無理な話だ。

待ち時間も数時間に及ぶことが多いため、痺れを切らして席をはずしてしまう人も多い。患者さんを呼び出す全館放送も一切禁止になってしまったため、いなくなってしまった人を探すのは困難を極める。さらに、患者さんの付き添いの家族を探して来いなどと言われても不可能に近い話だ。受付は3人で対応しているのだが、電話を取りながらカルテを回し、診察が終わった患者さんの予約やお薬の確認をして送り出し、その上毎日2~300人の顔と名前を一致させられるような脳みそは持ち合わせていない。ただででも目の回るような忙しさの中で、連日薄い記憶を頼りに広い院内を急いで捜し歩くという仕事が増え、ヘロヘロになってしまった。(つづく)



にゃんこin御茶ノ水4

2005-06-10 22:44:20 | 医療の話
医科歯科大を後にして、よね友お勧めの画材屋さんのカフェに向かう。彼女は大学がこの近くだったため、今日はスゴク懐かしいらしい。が…、行ってみたらパーティーで貸切のお知らせが(><) 雰囲気あるお店なのに、ザンネン!次回来た時は、必ず寄ってみよう。すいているお気楽なカフェを見つけ、3人でおしゃべり。つい、生クリームのたっぷりのったアイスカプチーノと、メチャ濃ゆい生チョコケーキをオーダーしてしまった。お昼にあんなに高カロリーのもの食べたのに、ダメじゃん!Dr米山のことのみならず、アルゼンチンタンゴやクルーズの話、アロマやフィットネス、ダイエットなどの話で盛り上がる。よね先生繋がりの方は、みなアクティブで人生を楽しみながら生きている人が多い。おまけに、偶然にもよね友と同行者のにーちゃんは同じ大学出身と判明。これだから、人の縁は面白い。アッと言う間に時間が経ち、街には夕暮れ時の匂いが漂い始めていた。

せっかくだからと、一緒に「ニコライ堂」に立ち寄る。時間が遅かったためか堂内には入れなかったが、ステンドグラスが素敵だった。ここも今度再訪してみよう。御茶ノ水駅で、またの機会の再会を約束して彼女と別れる。まだとっぷりと暮れるまでには時間があるので、再び聖橋を渡り、緑濃い「湯島聖堂」を目指すが、やはりすでに閉門。では…と、「神田明神」に向かう。きらびやかな朱の門が眩しい。本堂の前には、たくましい狛犬がひかえている。
「江戸っ子だってね。神田の生まれよ!」
的な派手派手さが、かえって気持ちいい。三社祭りは、ここだったよね。お参りをして裏門方面に進むと、銭形平次の碑が建っていた。フジテレビの文字も見える。
「よよよい、よよよい、よよよいよいっ!」
てやつだよね(^^v 



裏門から出たら「神田明神食堂」という気になる構えのお店を発見。おなかもすいてきたので入ってみると、懐かしい定食屋システムのお店だった。ずらりと並ぶおかずの中から、好きなものを取ってお会計する。鯖の煮付け、から揚げの南蛮、出し巻き玉子、コロッケなどを選び、半分こしてひとり500円ちょっと。いいねぇ~、こういう感じ!おなかもふくれたところで、湯島天神まで歩こうということになった。静かな坂道をのぼっていくと、何やら年期の入ったあやしげなホテルがそこここに建っている。何でだろ?ここら辺、昔からそういう場所だったのかな?初めてのデートでこんな道に入っちゃったら、壮絶に気まずくなることだろう(0^; とか考えながらズンズン歩いていくと、正面に闇の中に浮かんでいるような「湯島天神」の本堂が見えてきた。本当はこんな闇の時間にお参りはあんまりよくないのだが、せっかく来たので拝んでいく。そう言えば、ここに来たのは大学受験の合格祈願の時以来だ。結果は2勝2敗…ご利益はあったんだかなかったんだか(笑)。でも、今こうして元気でいられることに感謝だわ!

ここからは坂を下って一気に御徒町駅を目指す。途中、有名な甘味処「みつばち」の「小倉アイス」に惹かれるものの、おなかいっぱい過ぎて断念。御徒町駅前のレトロ百貨店「吉池デパート」に寄って、母の好物のここのひと味違う「コロッケ」を購入。御茶ノ水界隈とは、ずいぶん雰囲気が違うもんだ。でも、こんなに簡単に歩けてしまうことにビックリ!またまた東京都内再発見の1日となった。時間があれば、上野の温泉銭湯の「六龍鉱泉」に入るところなんだけどね。それはまた今度ということで…。帰ってから、50年ほど前に御茶ノ水界隈で大学生活を送った父に今日の話をしたら、何とキッチンカロリーを知っていた。おそるべし!歴史ある学生街のお店である。(おしまい)



にゃんこin御茶ノ水3

2005-06-09 23:50:33 | 医療の話
病院勤務と言えども外来の状況しか知らないにゃんこにとって、小林光恵氏の話す「エンゼルケア」は初めて耳にする言葉だった。亡くなった方の身なりを整え、生前の面影を残すようにメイクを施す。昔は自宅で看取ることが当たり前だったので、これは家族でやっていたことだったのが、最近では病院で亡くなることがほとんどになったため、病棟の担当ナースさんがこれをしていると言う。病棟のナースさんと言えば、院内でも一番忙しく働いている人たちなのに、その上このようなことまでしているとは驚きだった。

近親者が亡くなった場合、当然のことながら家族はその状況を受け入れるまで時間がかかる。「エンゼルメイク」を家族の手を交えて行うというのは、それを受け入れるための儀式になるのではないかと小林氏は語った。今は、ナースさんのサービスとして施しているような状況であるが、その大切な行為をもっと重きものとしていい形でやることはできないか?というのが、今後の小林氏のテーマであるという。にゃんこも、健康な時に何か社会の役に立つ仕事、人に和みを与えられる仕事がしたいと思い医療業界に身を置いているのだが、あまりの忙しさにかまけて理想の仕事姿とはかけ離れてしまっているのを感じていた。何かいい形で、患者さんとかかわっていきたいという気持ちを思い起こさせるいいきっかけとなる講演だった。小林光恵さんの著書、「死化粧(エンゼルメイク)最期の看取り」を読んで、またいろいろなことを考えてみよう。

おふたりの講演は1時間あまりで終わり、学生とふたりの先生のパネルディスカッションとなった。登場したのは、慶応医学部の瀬戸朝香風バイリンガルの美人女医の卵、カイロプラクティック界の若きリーダー、横浜市立大のいまどきの若者系Drの卵、慶応医学部の超お育ちが良さそうなぼっちゃん系Drの卵、そして東大医学部若旦那である。みんな熱く、そして真っ直ぐに語る。超頭良しの上、環境にも恵まれていることを感じる。医療現場に巣立つと、きっと理不尽なことや大きな挫折を味わうことと思うが、それを乗り越えたときに素敵なDrになっていることだろう。彼らの将来に期待しよう。そんな彼らにたいして、小林氏からは、
「これは!と思ったことにはこだわって掘り下げていくことが大切」「好きな言葉は-大丈夫-」
Dr米山からは、
「今、本当に楽しいことをやっているか?今、本当に満足しているのか?ということを、常に自分自身に問いかけていくことが夢を叶えるポイント」
という言葉が贈られた。この日、おふたりはボランティアで講演されたとか…。Dr米山、おっきな体でコワモテだが、心根はすごく優しいのだ(^^

何だか清々しい気持ちで校舎を出ると、外には気持ちのいい風が吹いていた。(つづく)

小林光恵氏HP→http://www02.so-net.ne.jp/~n-three/
米山公啓氏HP→http://www21.ocn.ne.jp/~yoneyone/