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温泉にゃんこのネコ散歩

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にゃんこin御茶ノ水2

2005-06-08 18:00:48 | 医療の話
東大医学部の噺家の若旦那のような司会君が登場し、そつのない進行でイベントが始まる。会場は、たくさんの医学生や看護学生に加え、医療従事者らしき大人の姿もチラホラ見える。まずはDr米山が登場し、「アクティブのすすめ」という演題で講演が始まった。

新設医科大の医学部で過ごし、大学病院勤務を経て著作業を開始し、開業医として作家としてさまざまなシーンを見てきたDr米山が、これから社会(主に医療業界)に巣立っていく若者に辛口のエールを贈る。
「今、頭の中でイメージしている医療現場と実際の現場は全く違うが、今の理想や気持ちを持ち続けて欲しい」
「狭い医療業界のみで生きてはイケナイ。何か他の全く違う世界と接することが、生きていく上で大切なものになる」
と、自らの大学病院でのツライ体験やアリャリャ?な笑える話、クルーズの話などを交えて語る。最後に言った、
「患者さんと雑談のできる医者になって欲しい」
というひと言が印象的だった。きっと聞いている学生さんたちは、どういうことなのか今この時点ではあまり響いてこないかもしれない。が、社会に出て何年かの時が経ち、ふとこの言葉が浮かんできた時、初めて「ああ、こういうことだったんだ」と気づくことだろう。人の痛みがわかるDrがたくさん増えてくれたら、これからの医療業界も違う形で動いていくかもしれない…。

次に登場したのが、「おたんこナース」や「ナースマン」などの著書でおなじみの、元ナースさんの小林光恵氏。丸顔でちっちゃくてとても可愛らしい人だ。Dr米山は医師の視点からのお話だったが、小林氏は「エンゼルメイク」という死化粧の話を中心に、ナースさんや家族を介護する人の立場からの視点でお話を始めた。(つづく)

米山公啓氏HP→http://www21.ocn.ne.jp/~yoneyone/
小林光恵氏HP→http://www02.so-net.ne.jp/~n-three/



にゃんこin御茶ノ水1

2005-06-07 20:28:53 | 医療の話
素晴らしく晴れ上がった日曜日、久しぶりに御茶ノ水駅に降り立った。聖橋口で待ち合わせのにーちゃんと落ち合い、そのまま徒歩15歩の「キッチンカロリー」の人ひとりしかのぼれない階段を行く。650円也のカロリー焼きのチケットを買い、食堂車の席より狭いカウンターしかない店内へ…。この狭っこい空間、懐かしいなぁ(^^; 一見さんに見えるにゃんこにたいして、お店のチャイニーズっぽいオネーサンが親切に世話を焼いてくれる。でもね、実は何度も来てるんだよね~。すぐに鉄板の上でジュージューと音をあげながら、カロリー焼きが運ばれてきた。スパゲティの上に、炒めたたまねぎと牛肉がドカッ、そして懐かしのミックスベジタブルが添えられている。チョロッとテーブル上にある「にんにく醤油」をかけると、香ばしい匂いが立ち上る。うう、若者の味がする。コッテリでまいう~♪しかしこの「カロリー焼き」という名称、誰が考えたんだろう?

大満足(大満腹?)の昼食を終え、近くのオープンテラスでアイスコーヒーを飲んでいると(脂っこい物の後は、飲みたくなりますよね…)、素晴らしい鐘の音が聞こえて来た。そうだ、この隣はニコライ堂だっけ。お寺の梵鐘もいいけど、教会の鐘の音も、何とも深みのあるいい音だ。2年前に行った「森のイスキア」で、佐藤初女先生が鳴らしてくれた鐘を思い出すな…。鐘の音がやんだところで、まぶしい緑が望める歴史ある聖橋を渡り、対岸の東京医科歯科大学を目指す。広い構内に新しいビルと古い校舎が混在していて、何だかわくわくする。今日はこのキャンパス内で行われる「2005 FLESH」という医療保健福祉系学生の交流イベントで、Dr米山が講演をするので、のこのこと出てきたわけだ(^^ヾ 

もうすっかり大人の身、学生の中でひとり浮くのも恥ずかしいと思い、大学を卒業してからずいぶん経つにーちゃんも誘った次第である。作家で医師の米山先生のファンクラブである「よねよね倶楽部」の会員さんとも、会場で待ち合わせの予定。開始時間にはまだ余裕がある頃、長身のヅカっぽい美女に声をかけられた。
「あの~、にゃんこさんですか?」
事前に、小デブ&丸顔でユルユルのかっこで行きますと言っておいたのが良かったのか悪かったのか(0^;ひと目でわかってくれたようだ。「初めまして~」とご挨拶などしていると、今日のイベントの責任者の学生君たちが寄って来て、名刺交換となった。一応、大学病院勤務だけど、Drの世界とはあんまりご縁はないんだけどな…。東大医学部、順天堂医学部など、エリートDrのタマゴ達から名刺をもらう。ビビッていたが、そこは学生…もらった名刺は可愛い絵なんかついてホッとするものだった。中にはにゃんこの名刺の「温泉」という文字を見て、
「今とは違った形の温泉病院をつくりたいんですよ!」
と熱く語る人もいる。こういうご縁が、遠い将来何らかの形で繋がらないとも限らない。若者には、大きな可能性が秘められているもんね!と思っていると、目の前をカーキ色のTシャツを着た、デカイ物体が横切った。何と講演前のDr米山だった。学生のイベントを意識したホリエモン風スタイル(爆!)今日はどんなお話を聴かせてくれるのだろうか?(つづく)

キッチンカロリー→
http://g.pia.co.jp/shuto/shop_info/spif0001.jsp?shp_cd=11453&jldiv=11
2005 FLESH →http://flesh.umin.jp/



花粉症大丈夫?

2005-02-17 20:26:38 | 医療の話
昨日の雪景色が一変して、今日はポカポカ陽気の快晴(^^ でも、こうなると気になるのが花粉症。にゃんこは毎年、目がカユカユになって困っている。そんなことをメールに書いたら、眼科のDrからこんなお返事をいただいた。

<スギ花粉、今年は多い多いと言っていますが、これは数字のマジックのようです。昨年が例年の1/50以下でしたので、今年が例年並みなら昨年比50倍!「例年同様」とすれば良いのに、テレビも雑誌も新聞も「昨年の50倍」。これに花粉が最も多く飛んでいる時の映像を加えると、見ただけでも痒くなりそうです。正確な報道が必要なのに商業主義が先行しています。

花粉症対策のアドバイスを一言。まず、外出時、眼鏡をかけて下さい。花粉症専用のものでなくて結構です。サングラスなどもOKです。これで眼球表面につく花粉の量が1/3以下になるとの事です(薬剤を3倍効かせるのは大変ですが、抗原を1/3にするのは簡単です)。専用眼鏡なら1/10以下だとか。それと帰宅されたらすぐに顔を洗って下さい。

インタールの点眼も有効です。この薬剤は以前、症状が出てから使用し効かない効かないと言っていましたが、どうも使用法が悪かったようです。過去の文献を見ると充分な効果発現まで2週間近くかかるようです。そこで、花粉症の症状が出る前から、これを使えば症状発現の低減効果が期待できるはず。>

アドバイスに従ってメガネと洗顔を実行してみたら、今日はかなりスッキリ!ツライ方は、ぜひお試しを(^^v

アドバイスをくれたDrは眼科の助教授だった方で、今は地元のいわきで開業されている。旅好き、温泉好き、写真好き、車好き、美味しいものに目がないという共通点があり、離れて何年も経つ今でも懇意にしていただいている。いわきの特別な味「めひかり」もこの先生に教えてもらった。このお魚、脂がのってて身がほくほくしてて、あぶって食べると香ばしくて美味しいんだよね♪ お鮨屋さんで食べたテンコ盛りのうには、今まで食べたうにの中で一番美味しかったなぁ~。今の時期は、めひかりのにぎりもあるそうな…イカンイカン、また食べ物の話になってしまった(0^; 




Dr米山講演会in白岡

2005-02-16 20:04:59 | 医療の話
まだ暗いうち、いきなりの地震で目が覚めた。とりあえずお布団の上に起き上がったが、次に何をしたらいいのか思考が回らず動けない。固まったまま、ひたすら揺れがおさまるのを祈るばかり。枕元に靴を置いて寝てはいるが、こういう時無力だなぁと感じた早朝の出来事だった。

そして起きたら、雪がひらりひらりと舞っている。ん~、今日は米山公啓先生の講演会に行くのに…。春の淡雪と信じて、車を走らせて白岡の会場に向かう。雪はますます勢いを増し、目の前が真っ白になった頃、ギリギリで会場に到着した。会場はすでに100名ほどの人でいっぱい。この天候の中、よくこんな足の便が悪いところに集まったものだ。演題は、「脳を鍛えてぼけを防ぐ」。地震と雪の影響でチョビッと遅れて到着したDr米山は、あいさつも早々にユーモアをまじえわかりやすく、脳を活性化させるお話を始めた。高齢福祉課主催の講演会だけに、平均年齢は超高め。でも、みなさんメモを取りながら熱心に聞き入っている。軽いジャブ程度にみのもんたの悪口(0^;などはさみながら、神経内科医の米山先生らしい経験に基づいたお話が続く。

特に印象に残ったのが、以下の2点だった。

・常に新しい体験を求めることが、脳に刺激を与え活性化を促す
・人間の脳は悲観的に考えやすくできているが、あえて楽観的に生きようとすることが大切

閉鎖的・非協調的・ガンコでわがまま・過去10年の間に気を失うほど強く頭を打った経験のある人などが、ぼける可能性が高くなるとか…。社会性のある人は、何か辛いことがあっても周囲の助けによってその強いストレスから早く解放されるが、社会性の無い人は誰も助けてくれず、いつまでもストレスから逃れられないので、脳に対するダメージが大きいとのこと。ん~、心して生きよう!お隣のおじいさんも、うなづきながら熱心にメモを取っていた。でも、こういうところに出てくる人は大丈夫なんだよね(^^

1時間半の講演がアッと言う間に終わり、外は銀世界(><)本当はこの後、白岡の温泉銭湯「八幡の湯」であったまって行こうと思っていたのだが、雪が本降り。にゃんこの車は、ノーマルタイヤのひ弱なボッチャン。こりゃヤバイかも?と不安になり、慎重な運転でおとなしく帰路へ。途中小降りになってきたので、昔よく行っていた田舎の洋食屋さんでランチとする。今日の日替わりは、自家製タルタルソースが美味しいエビフライ2本と、チキンのトマトソース煮込み、ご飯とお味噌汁が付いて700円也。久しぶりに来たが、おじさんの手際のよさに見惚れる。こんなお店がいつまでも残ってくれたら嬉しいなぁ~♪

エネルギッシュなDr米山のお話と懐かしい洋食屋さんのランチで、温泉には入れなかったもののいい1日となった。明日は、心してお仕事頑張ろう!と思えるほど、充電完了である☆

Dr米山HP→http://www21.ocn.ne.jp/~yoneyone/
洋食・エフコック→http://www.saitama-j.or.jp/~inamachi/pr/fkok/



にゃんこ的・献血初体験

2004-10-28 20:38:05 | 医療の話
大宮駅西口に赤十字の献血ルームがある。中越地震のささやかな救援になればと思い初めて足を踏み入れた。実はにゃんこ、献血をしたことが無い。体は太いのだが神経と血管が細く、年に1回受ける健康診断のチョビッと採血でさえ、皮内出血して大きな青あざができてしまうことが多いので今まで献血は避けていた。

初めてゆえ、問診を書いたり事前検査をしたりでけっこう時間がかかる。検査採血の時、新人の看護師さんが悩んでいる模様…やはりにゃんこの血管採りにくかったのね(><)苦労しつつ採ってみたら「濃さはとってもいいですよ。女性では珍しいですね」だと。実は昨日の送別会で、初めてスッポン鍋を食べた(食べさせられた?)ので、今日は採り時だと踏んでいたのだ。丸顔の可愛い新人看護師さんにそんなことを言ってみたら、コロコロと笑い転げられてしまった。

その後、赤十字の年配のDrの問診。うう、血圧が高い…。144/98、Drが悩んでいる。「でも、いつもこんなもんなんですよね。」という一言で、心電図を取っていざ献血開始。今の主流は成分献血のようで、TV付きの快適なベッドで30分ほど針を刺したまま過ごす。ベッドは25台。若者の姿が多い。先ほどの看護師さんも可愛かったが、今度の人もめっちゃ美人でとっても優しくて親切♪これは、若いにーちゃんとかは内心嬉しいかも?

何てことないじゃんと思っていたら、戻す時に針が血管壁に当たり始めてしまったようでチクチクと痛い。看護師さんがすぐに察して位置調整をしてくれたが、ちと気持ち悪くなってきた。その旨告げると、頭を低くして団扇で風を送ってくれる。すぐに気分も回復し終了。にゃんこには、20代の頃から透析をしている友人がいる。今回の成分献血で少しだけ彼女の大変さがわかったような気がした。しばらく横になって休み、再度Drのところで血圧を測る。
「初めてで、少しのぼせちゃったかな?これに懲りずに、またお願いしますね。こういう時は、血圧も上がってしまうんですよね」
と言いながら、血圧計を覗き込んだDrの顔が???何と、133/77という理想的な値になっていた。こんなのまれなケースのようだ。やっぱスッポンで血の気が多くなりすぎていたのかな(^^;

5時を過ぎて戻った待合室は、40人以上が順番待ちをする盛況ぶり。パンツが見えそうな女子高生の姿が目立つ。彼女らは、飲み物片手に無料のお菓子を飽食中。にゃんこも血を採ったせいか(ほんとか?)無性に甘い物が食べたくなり、女子高生と同じくらいチョコパイやらレーズンパイをパクパク。遊びに来ているように見える女子高生も「新潟大変なんでしょ?超いっぱい採っていいっすよぉ」と、実はなかなかわかっている様子だ。しばらくの間は時間を延長して、少しでも多くの血を集めるという。健康に自信のある方は、ぜひ足を運んでみて欲しい!

帰り道、東の空からオレンジ色の月が昇って来るのが見えた。そう、今宵は満月。今日献血していなかったら、血の気の多いにゃんこは、狼女に変身していたかもしれない…えっ?