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温泉にゃんこのネコ散歩

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フラワーレメディに出逢う1

2005-10-10 17:55:33 | 医療の話
写真展に向かうべく日比谷から有楽町に歩いていたところ、唐突に阪急百貨店に寄りたくなった。1階のイベントスペースでは、いつも興味深い催しをやっている。今回は「ブリティッシュエッセンス」と題されたイギリス関係の催しで、特別なサンドウィッチなどが並んでいる。奥から何やらいい匂い(食べ物ではない!)が…。その一角はアロマ関係の製品が綺麗に並んでいて、今まで見たことの無い「ハーブコーディアル」というハーブ飲料の試飲をやっていた。アロマ系を口に入れるのには抵抗があったのだが、いただいたローズヒップやエルダーフラワーは、とても飲みやすく優しい香りがした。

説明してくれたのは、アロマセラピストの坂井さん。とても穏やかで人を癒す雰囲気を持っている。ハーブ飲料の隣にはたくさんのフラワーエッセンスが並んでいて、ふとそれが気になった。この日のコンディションがそれを求めたのかもしれない。心に感じることを伝える簡単なテストがあり、今の自分に必要なエッセンスがわかる。にゃんこ、毎年この時期は心身ともに調子がよろしくない。選んでもらったのは「レッティングゴー」という、現状を素直に受け入れるのを手助けしてくれるブレンドエッセンスだった。

坂井さん曰く、
「頑張り過ぎちゃってるのかもしれませんね。流れが滞っているのを我慢してしまっているのかも?冷えとかありそうなので、よかったらどうぞ…」
と、ハンドマッサージをしてくれた。アーモンドのキャリアオイルにグレープフルーツ・ジュニパー・サイプレスをブレンド。とてもいい香り…。自覚はなかったのだが、ふれてもらうとひどい冷えと凝りがあるのがわかる。お話しながらマッサージを受けていると、この坂井さんと意外な共通点があるのがわかってきた。(つづく)

有楽町阪急イベント→http://www.hankyu-dept.co.jp/yurakucho/event/space.html
ハーブコーディアル→http://www.thalgo.jp/thorncroft/
フラワーレメディ→https://www.nealsyard.co.jp/products/product.php?no=37



プラスα の大切さ

2005-09-27 20:12:48 | 医療の話
3連休明けの病院はスゴイありさまだった(><)午前中の外来が終わったのが16時、14時予約の患者さんは19時過ぎまでかかっていた。DrもNSも受付も、120%の力を出して頑張っているというのに、患者さんも我慢に我慢を重ねているというのに…何もいい方向にいかないのはどうしてだろうと、しまいにはドップリとブルーな気持ちになってしまった(TT) 一瞬たりとも座ることもできず、足がぞーさん。痛む足を引きずってヘロヘロ状態で帰ったら、スーパーDrと言われる面々が出演している医療バラエティ番組が始まった。

しょせんTVのバラエティはツクリが多い。面白おかしくなるように編集されている。が、そんな中でも垣間見える実態も多い。いろんなことを感じたが、一番印象に残ったのは「医者もできる噺家」というキャッチフレーズの脳外科のDrだった。医者も患者も人間同士、できれば人間的に厚みのあるDrにかかりたいというのが心情である。本業はもちろん大事だがその世界のみで生きているのではなく、何か他にも世界を持っている人に魅力を感じる。作家で医師のDr米山は、クルーズにも行くし絵も描く。ヨドバシカメラで新製品をゲッチュして、弄り回すのも大好きだ。興味の対象が広範囲であり、なおかつ行動力に富んでいるということなのだろう。とかく旧態然とした医療の世界を、変えてくれる人材の必要性を感じる。

今朝のラジオで、慈恵医大病院では院内のスペースでお菓子教室をやって好評だという話を聞いた。ティーインストラクターやパティシエが、ボランティアでやっているという。病気で何もする気が起きなかった患者さんの楽しみになったり、時には仕事が終わった看護師さんも参加して、思わぬ情報や交流の場になったり…。病院=嫌なところという印象を薄くするには、こんなコラボもいいかもしれない。医療業界は、徐々に変わりつつあるのだろうか?

そんなマルチなDr米山の新刊が出ます。本屋さんでこの押し出しの強い表紙を見たら、手に取ってみて下さい。「大食いができる動物写真家」の井村淳先生は、明日28日のNHK総合 昼の11:05~11:54放送の『こんにちは いっと6けん』という番組の『くらしeカンジ』というコーナーに出るようです。上野動物園でコンパクトデジカメを持ってロケした模様が見られますよ♪また、「温泉評論もできる真打」のいなせ家半七師匠が、10月23日(日)午後6時より日本橋にあるお江戸日本橋亭にて「半七・福治の会」(前売り2000円・問合せは春々堂03-5447-2131まで)をやります。こちらも免疫力高めるのには効果絶大!なので、ぜひ(^^v

Dr米山HP→http://www21.ocn.ne.jp/~yoneyone/
井村淳先生HP→http://home.q07.itscom.net/jsworld/INDEX.html
お江戸日本橋亭→
http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=s_13005514



いい病院って?

2005-09-06 18:30:43 | 医療の話
にゃんこ、普段は病院勤務であるが自分のかかりつけ病院は他にある。ただででも怒涛のように忙しい職場、患者さんは何時間も辛抱強く診察の順番を待っている。そんな場で、病院の制服を着た職員がサラッと診察室に入るというのも気が引けるし、ギリギリでやっている業務に支障が出るのにも抵抗がある。にゃんこの家からチャリで行ける所に、大きな総合病院があるのだがここもすこぶる混んでいるし、入った瞬間に何となくしっくりこないのだ…。病院やDrと患者というのは、相性が肝心だと思っている。

そんなにゃんこの行きつけは、隣町にある中堅の病院。車も楽に停められるし、院内の雰囲気も和やかでフレンドリーなところが気に入っている。きっかけは、個人病院がお休みになってしまう木曜日に激烈に目が痛くなり、電話帳で探して眼科にかかりに行ったのが最初だった。その時の職員全般の対応が良く、眼科のDrともシンパシーが合ってそれ以来行きつけとなっている。当初はただの田舎の中堅病院だと思っていたのだが(失礼な言い方かも…)、「ここはいい病院ですよ」という厚生労働省のお墨付きである特定機能病院の認定も早々に取得しているし、次々と時代のニーズに合った展開をしている、実はとっても頼りになる病院だったのだ。

救急も入るというのに、院内の雰囲気はいたって穏やか。田舎にあるためか、看護師さんと患者さんは顔見知りが多く、
「○○さん久しぶり、歩けるようになったんだ。頑張ったねぇ~よかったねぇ~♪」
なんていう会話が聞こえる。厳密に言えば個人情報保護法に引っかかるかもしれないが、こういうひと言はお年寄りには何よりの力になることだろう。ちなみに名前を呼ばれるのが嫌な人は、事前に申し出ておけば受付番号で呼ぶように徹底されているらしい。眼科の検診にしか行かないにゃんこのことも覚えてくれている人が多くて、
「今日は着物じゃないの~?洋服だと感じ変わるわね(笑)」
なんて声をかけてくれる。毎朝、診察が始まる前には各診察室の前に看護師さんが並び、ご挨拶をしている。これって気持ちいい。また、診察がちょっとでも遅れる時は、表に出てきて理由を説明している。あくまでも患者さん主体という姿勢が貫かれていて、検査結果が出るのも早いしお会計もできるだけ早くしようという姿勢が見える。院内の掲示板には、ネットやご意見箱に寄せられた患者さんからの苦情に対する謝罪と改善策が掲示されているし、無料の最寄り駅からの循環バスのコースも本数も年々増えている。しかもDrや看護師さんの顔ぶれが変わらない。科によっては大学病院から派遣Drが来ているが、内科や外科はこの病院に就職している常勤の勤務医が多いので腰をすえて診療に当たれるようだ。これは患者にとっても安心だし、働く側にとってもいい環境だということだろう。普段病院で働いているので、病院サイドの苦労もわかるだけにすごいなぁと思ってしまう。

だが、にゃんこがいいと思う病院が、すべての人にいい病院とは限らない。これはもう相性の問題で、一概には答えが出せないところだ。そこらへん、自分の感覚が頼りになると思う。個人的には、入った瞬間に何かイヤだなと思ったところは、ご縁が無いと思って執着しないようにしている。これは病院のみならず、旅館やカフェ、食べ物屋さんにも通ずる気がする。相性がいい場所にめぐりあえるということは、幸せなことなんだよね (^^v



Cat ope 2

2005-09-05 20:37:03 | 医療の話
ope当日は、手術した方の眼を下にしないように注意して就寝。痛みがある場合は内服の痛み止めが処方されるが、母の場合は痛くも何とも無かったという。翌朝は普通食の朝食をすませた後に、外来で診察。問題なければ病棟に戻り、薬剤師さんから4種類出る点眼薬や感染症予防の内服薬の説明を受ける。落ち着いたところで、午前中のうちにお支払いをして退院のはこびとなる。1泊の入院と手術費で、自己負担は6万円弱(保険種別や病室の関係で費用は前後する)。いろいろな面で、昔より飛躍的に負担が軽くなっている。昔は入院は1週間以上、しかも眼内レンズが開発されていなかった頃は手術では水晶体を取るのみで、その後水晶体代わりにものすごい度のグルグル眼鏡をかけなければならず、日常生活にもかなりの支障があったものと考えられる。

日常生活では1週間ほど、眼の保護のためにちとゴツイ特別のメガネをして過ごす。この時期は洗顔と洗髪をひかえ、顔は優しく拭くだけ、シャンプーは美容院で絶対に眼に薬剤が入らないように注意しながらしてもらう。メイクはもちろんできない。振動や重い物を持つのも避けた方がいい。手術の3日後と1週間後に外来診察で経過を診る。この時もモニターで手術した部分を見せてくれる。3日後にはどこを切ったかわからないほど綺麗になっていてビックリ!
「とってもいいですね~。しばらくの間、目薬頑張ってつけて下さいね」
この間、目薬も指示通りに1日4回キッチリつける必要がある。いい加減なにゃんこと違ってものすごく心配性の母は、この1週間は大事をとって外に出ないつもりである。そのため家事全般がにゃんこの仕事に(TT) まぁ、滅多にないことだから仕方が無い。なんちゃって主婦とは言え3食きちんと作り、次々と出てくる雑用をこなす。主婦って大変なのね…と、世の奥さま方を尊敬する。そしてワザとのように、にゃんこ父が扇風機を落として壊し、エアコンの調子までおかしくなった(――; おいおい、いい加減にせえよ!

と、バタバタしたものの、術後の経過は良くてひと安心。信頼できる病院、シンパシーのあうDrと出会えたのはラッキーだと思っている。今回はあくまでも白内障opeの私的状況を記してみた。病院によって、Drによって、また持病があるかないかで状況は変わってくるので、健康体の人が白内障のopeを受ける際の参考と考えていただきたい。視界が激烈にクリアになった母は、今まで気にならなかったゴミやほこりが気になって仕方ないらしい。ああ、また雑用が…ハイハイ、今度はどこを掃除しろってか?(おしまい)

白内障の話→http://www.santen.co.jp/health/hakunai-t.shtml



Cat ope 1

2005-09-04 21:48:52 | 医療の話
Cat opeと言っても、猫の手術ではなく(0^;眼の白内障の手術のこと。にゃんこ、基本的にメチャ丈夫であるが、眼はド近眼でコンタクトが必須、しかもアレルギー持ちなので眼科のコンタクト検診はかかせない。自分の検診のついでに、いつも母も一緒に行って眼の検診をしてもらっている。かかりつけの眼科のDr、見た感じはスレンダーで可愛いお嬢さまだが、いつも落ち着いたテンションで肝が据わったデキル人である。母の診察に一緒に入る時は、モニターを見せてよく説明をしてくれる。
「逆さまつげがいつもここに出るので、今日も抜いておきますね。あと、右目の白内障がちょうど真ん中に出てきているので、かなり見にくくなってるみたいなんですが、そろそろ手術しましょうか?」
確かに瞳の中心部が擦りガラスのように曇ってしまっている。にゃんこ母、とっても内気で我慢強く、そして頑固である(><; 2年半ほど前にすでに左目の白内障オペをしているが、この時はDrが驚いたほど進んでいた。
「よくここまで我慢していましたね~。夜なんかまぶしくてすごく辛かったんじゃないですか?」
進んでからのオペはやりずらいと聞いていたので心配したのだが、この時は
「全然痛くなかったよ。アッという間に終わっちゃった(^^v」
と、本人はいたってお気楽だった。今回はあまり進んでしまってからオペするのは嫌だったので、早めにお願いすることにした。

白内障オペは、最近日帰り手術も流行っているが、やはり1泊はした方がいいように思う。オペ当日に帰ると、本人も周辺の人も心配なことだろう。手術に先立って、事前に外来でオペ前検査をする。心電図・採血・胸のレントゲンの3点セット。他の科の疾患を持ちお薬などをもらっている人は、事前に主治医からオペにあたって注意事項がないかお返事をもらえるように、眼科のDrから紹介状が出る。これで問題が無ければオペできる。

手術当日は午前中に外来でもう一度診察をし、その後病棟に行って手術前の点眼が始まる。おかゆの昼食をはさんで決まった間隔で点眼を繰り返し、手術直前に点滴が付けられる。手術室へは点滴とお散歩しながら入室、消毒後に点眼麻酔が施される。昔はこの麻酔も、直接眼球に注射するものだったそうな…考えるだけでイテテ(><)今は目薬さすだけなんて、楽になったもんだ。ope自体は瞳の表面を数mm切開したところから濁った水晶体を砕いて吸引し、そこに水晶体の代わりの眼内レンズ(小さいソフトコンタクトレンズのようなもの)を折りたたんで挿入、手を離すとレンズが中で広がり装着されるというもの。入室から終了までわずか30分あまり。実際にopeしている時間は、順調であれば15分程度だ。

手術室からは看護師さんが車椅子でベッドまで連れてきてくれる。手術した方の眼に、保護のための金属板(カッペと言うのですね)が張られているのがちと痛々しい(^^; その後、仰向けに寝て1時間ほど安静を保つ。安静後は、普通に歩いてお手洗いも行けるし普通食の夕食もとれる。(つづく)

白内障→http://www.gankaikai.or.jp/health/17/