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温泉にゃんこのネコ散歩

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ホメオパシーって?

2006-04-25 15:09:34 | 医療の話
昨年後半に心身の状態が下向きになった時、自然のお花から採ったエッセンスであるフラワーレメディに出会って回復した。その時に出会った有楽町阪急のイベントスペースでアロマ系のアドバイスをしていたセラピストのtomo-pikaさんのご紹介で、今まで???だったホメオパシーのセルフケア講習に参加してみた。アロマやフラワーレメディと同一線上にある自然療法のホメオパシーだが、その響きが「テレパシー」と似ているような気がして、どんなもんかなー?と心配しつつ行ったのだが、実際お話を聞いてあやしげなところはまったく無いことがわかってひと安心(^^ 

講師は内科のDrで、物静かな語り口が魅力的な目のクリクリとした女性だった。代替医療と言うと、西洋医学を全否定してしまう偏った危険なものもあるが、にゃんこは西洋医学と自然療法のどちらも大事だと思っている。内科医であるDrは両方を肯定し、こういった時はどちらを優先させるかという観点で無理のないお話をして下さる。簡単に言うと、アロマはお花などの力を精油に凝縮したもの、フラワーレメディは水にうつしたもの、ホメオパシーはその成分を砂糖玉などに成形したものだ。これを症状に合わせて自分で処方して摂るという感じ。その考え方はおばあちゃんの知恵袋にも通じるような感じで、何か悪いところがある時にそれに効く薬草を煎じて飲むという流れに似ている。

ホメオパシーのレメディーは、白い仁丹のような形状になっている。残念なことにこういう物は、うさんくさい宗教系が人を引き込む際に使う導入ツールになってしまったりもしている。これさえ使っていればすべてのものが治るなんていうものがあるはずは無いのだ。ホメオパシーはあくまでも代替医療の一部であり、おまじないグッズではないということが講習を受けてハッキリとわかった。日本ではまだあまり馴染みは無いが、イギリスやフランスでは昔から医療機関でも保険診療で使われている。西洋医学と共に上手く使っていくことが大切なんだと思う。根っから丈夫なはずのにゃんこ、実は先日から不覚にも風邪っぴき。風邪のレメディとハーブティーで、現在回復をはかっている最中だ(^^ヾ



PET公開講座

2006-02-20 20:09:57 | 医療の話
CT、MRIに続く高度な画像診断装置であるPETの講演会に行って来た。PETとは、がん細胞がブドウ糖を好む特性を利用して、ブドウ糖に構造が非常によく似た薬剤を投与し、その後画像を撮影することによってその薬剤が取り込まれた部位ががんとわかり、一度に全身のがん検査ができるという優れものである。アメリカでは「PET First」と言われ、がんが疑われた時はまずはこのPET検査という考えが支持されている。日本ではまだ限られた医療機関にしかこの装置がなく、自由診療での費用も高いため、まだ一般的な検査とはなっていない。

今はがんが疑われると、まず血液検査・レントゲン・CTやMRI検査・部位により内視鏡や骨生検、骨髄穿刺などが行われ、すべての検査がそろったところではじめて診断となる。内視鏡や生検、穿刺は、苦痛を伴う検査のため、PETで一気に診断ができれば患者側も楽だと言える。ではなぜ普及しないのか?PET装置が高額なため簡単な導入が難しいことと、自由診療の場合の費用が10万円前後という高額のため気軽に受けられないこと、また受けようと思ってもやっている機関が少ないため数ヶ月待ちとなることなどがあげられる。数年前から、特定のがんと診断がついた後の検査は保険診療が認められたが、まだその条件の縛りも大きい。

今回は、このPET検査の詳細と、最新の血管内治療とHIFUナイフの話、ガンマナイフで今どれだけのことができるのか?というお話を、各専門医が一般人向けに説明して下さった。転移してしまったがんに対して、以前はこれ以上は無理とあきらめてしまうしかないという段階であったものが、今は血管内治療やガンマナイフを使って治療ができるようになっている。が、抗癌剤治療や放射線治療など、患者に負担や苦痛が伴う治療がいまだ主流ではある。たとえば、がんの脳転移が数十箇所にのぼる場合でも、今はガンマナイフでの治療で縮小化や消失が可能だ。が、こういうことを知らないで、あきらめてしまう人もいるに違いない。

医療技術の進歩には、めざましいものがある。そんな中、患者もいろいろな手段を知り、その中から納得のいく選択をしていくことが可能な時代になってきている。自分自身の体、ただひとつの命だ。それを大事にするためにも、患者側もおまかせ医療ではなく、自ら学んでいくことが大切なのだと痛感したひとときだった。



フォーラム・美しい脳と心2

2005-12-11 20:28:24 | 医療の話
興味があったのは2つ目のアロマに関する講演。にゃんこは普段からアロマやフラワーレメディーの力を生活に取り入れているし、同行のMさんはアロマ検定1級の有資格でもあるのでふたりして真剣に聞く。お話が始まる前には各テーブルに、爽やか系のグレープフルーツの精油の香りと濃厚なジャスミンの精油の香りが配られた。知的に理解する視覚や聴覚に比べ、触覚・味覚・嗅覚というのは解釈の必要がないシンプルな感覚。それゆえ本当の意味で、情報量思考に偏らない知的な感覚といえるのではないだろうか?ある香りを嗅いで、ほぼどこの国の人も「爽やか」や「スッキリ」と感じられるのは人間としての共通感覚である。その「共通感覚」の欠如やマヒは、深刻な障害を引き起こす。シンプルな感覚をキチンと感じられることによって幸福感が得られるというお話だった。演者の高橋克郎氏は哲学的な方向からアロマの効果を解明しているが、この後コメントに登場した日本アロマ環境協会名誉理事の鳥居鎮夫氏は脳のメカニズムからアプローチをされており、対極であるにもかかわらずどちらも「共通感覚」の重要性に行き着いたというところが興味深かった。

イギリスではアロマは古くから病気治療に取り入れられてきたが、日本ではまだまだ医療の現場では亜流とされている。最近やっと神経内科や心療内科の個人医院などで、アロママッサージなどを治療のサポートとして取り入れ始めるところも出てきたが、それが当たり前になるまではまだまだ時間がかかりそうだ。アロマの効果を実感している者としては、病院で普通に、
「では今日はプチうつ症状を和らげるために、スウィートオレンジの精油を処方しておきますね」とか、
「今週は緊張がほぐれるように、ラベンダーの精油を中心に使ったマッサージのリハビリをしてみましょう」
などという日が来るのを願っている。もちろん自費ではなく保険診療ができるというのが前提で!今は病院の事務仕事のにゃんこだが、将来的にはアロマやフラワーレメディーの知識を深めて患者さんのお役に立てるお仕事もしてみたいなぁと思っているので、今回の講演はとてもタイムリーなものだった。

第2部は、各分野でご活躍のDr4人が登場してのパネルディスカッション。南東北病院の脳神経外科のDrでこの会の理事でもある渡邉一夫氏の、脳外Drらしい軽妙で自信にあふれた語り口でのお話が特に印象に残った。座長の役割を果たし、全力で睡魔と戦っているDr米山の姿も好印象(0^; だって5本の締め切りを乗り切った直後の長時間のフォーラムじゃ無理もないよね…。来場記念にと、Dr米山のブレインヘルス協会の名刺をいただき、一緒にお写真など撮っていただく。晩秋の1日にこんな時間を持てたことに感謝☆ 今日のお話は、いつかきっと役に立つ時が来るように思う。会場を後にしてMさんと夕食に入ったホテルのテーブルには、綺麗なクリスマスキャンドルが輝いていた。(おしまい)

日本ブレインヘルス協会→http://www.brainhealth.jp/
日本アロマ環境協会→http://www.aromakankyo.or.jp/index.php



フォーラム・美しい脳と心1

2005-12-09 22:35:56 | 医療の話
作家で医師の米山公啓先生が理事を務めている「日本ブレインヘルス協会」が主催するフォーラムが、永田町の都市センターホテルであった。テーマにも興味がある上、今回はよね先生が講演の座長をなさるということでワクワクしながらホテルに向かう。始まる前に腹ごしらえ!と、ホテルのティールーム「アイリス」で牡蠣のスパゲティランチを頼む。実はこういう催しの前に、現地のレストランにひとりで入るのがにゃんこのひそかな楽しみでもあるのだ。参加者と思われる人々の素顔が見られたりして、楽しいことが多いから…。ランチのサラダバーを遠慮なく大盛りで取り席に戻ると、せかせか歩きで背広姿のおじさんが入って来て後ろの席に座った。ウェイトレスさんの説明もろくに聞かず、早口でカレーランチを頼んでいる。むむ、このせっかちな感じはもしやDrでは?その方もサラダバーを取りに行って席に戻ったと思った瞬間、ガラガラバシャッ!という音が背後から聞こえた。お水を思い切りこぼしてしまったようだ(0^; ウェイトレスさんが気付き、大量のタオルを使って拭いて事なきを得たようだが…。その後運ばれて来たカレーをものすごい早さで食べ終わり、大盛りのフルーツポンチを平らげて20分あまりで彼は出て行った。

大粒の牡蠣が7個も入ったスパゲティをゆっくり味わっていると、今度は正面の席に右半身が不自由なおじいさんが…。脳疾患の後遺症かしら?左手のみでカキフライランチを食しているが、パンにバターを固まりで乗せカキフライにはタルタルソースをこれでもか!とてんこ盛りにしている。おまけにコーヒーにはすごい量のミルクを…。脳血管障害には、こういう食生活はいけないんじゃないかしら?とドキドキしながら見てしまった。そういうお前も、大盛りサラダバーにその量のパスタは食い過ぎだろ!と言われたらグゥの音も出ないのだが(^^;;; フルーツポンチにはルビーグレープフルーツが入っていたため、グレープフルーツアレルギーの私は食べられず…でもこれ以上は入らなかったけどね。パンはお持ち帰りにし、ポンポコリンのお腹を抱えて会場に行くと、よね友であるクールビューティーなMさんが待っていてくれた。

今回のテーマは「美しい脳と心」。プレリュードとしてヴァイオリンの演奏などがあり、穏やかな空気の中でプログラムが始まった。協会理事長の杏林大学医学部精神神経科教授の古賀良彦氏の挨拶に続き、Dr米山の進行の元で第1部の講演となる。茨城大学教育学部教授の尾崎久記氏の「子供の多動性障害」についてと、アロマ環境協会理事の高橋克郎氏の「匂い感覚から生きる感覚を取り戻す」の2本だて。会場には先ほどのカレーDrとカキフライおじさんの姿も見える。なんとカレーDrは、ビデオ持ちで気合い十分だ!(つづく)

日本ブレインヘルス協会→http://www.brainhealth.jp/
都市センターホテル→http://www.toshicenter.co.jp/



フラワーレメディに出逢う2

2005-10-11 20:34:02 | 医療の話
アロマセラピストの坂井さんは、なんとお住まいがにゃんこととっても近く、しかも病院で働いているという共通点があった。神経内科でアロママッサージをする日があるという。確かに、神経内科や心療内科という領域では、心と体に穏やかに働きかけるアロマという方法は有効だと思う。日本ではまだあまり認められてはいないがイギリスでは早くから治療の一環として確立されているし、通常の治療と平行して行ったらさらに効果が上がるように感じる。特にうつ症状などには、大きな働きをするに違いない。

最近は真夜中までパソコンに向かい、昼は目の回るような忙しさの病院で神経をすり減らすという状態が続いていた。ここに引き寄せられたのは、自分をいたわりなさいという自然の流れだったのかもしれない。この連休は、無理をしないでいよう。

マッサージ用のアーモンドオイル、フラワーエッセンスのレッティングゴー、エルダーフラワーコーディアルをいただいて帰った。エルダーは蜂蜜レモンのような爽やかな味、それにフラワーエッセンスを4滴たらしてゆっくり飲む。お風呂上りに、自分でブレンドしたアロマオイルでマッサージ。それまで布団に入っても容易に眠れなかったのが、すぐ眠りに落ちるようになれた。時にはこんな風に立ち止まってゆっくりすることも大事なんだと、この連休中に実感した。自分に必要なものって、自然と出逢うものなんだなぁ…。季節の変わり目は、バランスが崩れることが多い。皆さまも、ご自愛のほどをm(..)m にゃんこの友人Ayakoさんのサロン「アロマサンドリーズ」でも、穏やかでスピリチュアルな時間を過ごせます☆(おしまい)

ニールズヤード→http://www.nealsyard.co.jp/
アロマサンドリーズ→http://aroma-sundries.com/