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2023年6月10日 降りそうで降らない

 日曜日は雨の予報。土曜日はと云えばどんより曇り空。意を決して折り畳みの傘をデイパックに忍ばせて降りそうで降らない森を歩いてきました。



 冬の間は日が差し込んで明るかったトトロの切り通しも、頭上の雑木の葉が茂り薄暗くなり、いかにも切り通し然とした姿です。



 水引(みずひき。タデ科イヌタデ属)。こんな地味な花を愛でるのは世界広しと云えども日本人だけなのでは。名前の由来は、赤白の花序が祝儀袋に付ける水引のように見えることから。祝儀袋の水引の方が先なんですね。



 紫陽花が迎えてくれる薬師堂。



 その紫陽花とお堂の間にある無患子の木から聞こえて来る羽音は蜂たちのもの。満開の花にたくさんの蜂が群がっているのがお分かり頂けるでしょうか。



 紫式部(むらさきしきぶ。シソ科ムラサキシキブ属)の花。良く似た小紫共々、美しい紫色の果実を愛でる人はいても、その花をご存知の方は案外少ないかも知れませんね。
 紫式部の花は地味ですがカラフルで上品、秋の果実は小さくまばらでいかにも奥ゆかしい感じです。小紫の花は更に地味で鑑賞の対象にはなりずらい気がしますが、果実はぎっしりと着き見応えがあり、こちらを紫式部と勘違いされている方も少なくないようです。



 なるせの森、番匠谷戸の田んぼ。恩田の森の田んぼはすべて谷戸にありますので、写真を撮っても田んぼの向こう側は必ず森となります。



 今日も最後は奈良側沿いの遊歩道の紫陽花。花が赤いのは土壌がアルカリ性だからなのでしょうか。

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