電車占い(最終回)

この色見本帳は、現在国鉄車両に使用している色を規定したものである。
1.色票の配列は、有彩色(1)、無彩色(2)の順序に並べた。
 有彩色は、図の色相環により色相(Hue)(3)の順序に並べ(1R,2R,…10R,1YR,2YR,…10YR,1Y,2Y,…)、同一色相の場合は、明度(Value)(4)の大きいものを先に、更に明度も同じ場合は彩度(Chroma)(5)の大きいものを先に並べた。
 色名には、参考までに色の表示記号(修正マンセル記号)を付したが、この記号は色を表わす方式の一つでH V/Cの三属性で表す。有彩色の場合は、例えば色相が3.5R、明度が3.8、彩度が6のときは、"3.5R 3.8/6"(3.5R、3.8の6と読む)と表し、無彩色の場合は、例えば明度8.5のときは"N8.5"で表す。H V/Cの関係図は図に示すようになる(ここではV:5のところを部分的に表している)
注(1)有彩色には、明るい色、暗い色、澄んだ色、濁った色や、また、赤でも黄みや紫みの赤があり、黄でも赤みや緑みの黄がある。

(2)無彩色とは、白、灰色、ねずみ色、黒のように色どりをもたない色をいう。
(3)色相とは、赤、黄、緑、青、紫などのように特性ずける色の属性。
(4)明度とは、物体表面の反射率が他のものに比べて、多いか、少ないかを判定する視知(感)覚の属性を尺度化したもので、理想的な白を10とし、理想的な黒を0とし、その間を明るさの感覚の差が等歩度となるように分割したもので、数字が大きくなるにしたがって白に近くなる(明るさが増す)。
(5)彩度とは、物体表面の色の、等明度の無彩色からのへだたりに関する視知(感)覚の属性を尺度化したもので、図の例では無彩色N5のところは彩度が0で、彩度が増す(色のあざやかさが増す)にしたがって等間隔に(等歩度に)1,2,3……と記号を付けたもので、数字が小さい濁った赤からだんだん数字の大きいさえた赤になるようにしてある。

2.「主な用途」の符号は、次のとおりである。
 SL :蒸気機関車
 EL :電気機関車
 DL :ディーゼル機関車
 TDL:新幹線ディーゼル機関車
 PC :客車
 EC :電車
 TEC:新幹線電車
 DC :気動車
 FC :貨車
 TFC:新幹線貨車

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