電車予報(車両運用の話)-8

《前回の続きです》

~限定運用のはなし~

前回、編成両数の都合から編成の分割併合のあるH運用はH編成による限定運用になっているというところまでお話しましたが、実際には車両運用の都合もありH運用すべてが分割併合するわけではありません。
限定運用の区間に入る平日の運用を一通り挙げると

河口湖:07H、09H、27H、29H
高麗川:13H、15H、35H
武蔵五日市:13H、15H、33H、35H
奥多摩:23H、25H

河口湖編成(4両)は大月で、高麗川編成(4両)はいずれも武蔵五日市編成(6両)と拝島で、奥多摩編成(4両)は青梅で分割・併合します。

例えば07Hは夕方の通勤快速で大月に着くと編成を分割し、4両は富士急線に乗り入れ河口湖で一夜を明かし(実際に河口湖駅で泊まるかどうかは未確認です、富士急線内の車庫に回送しているかもしれません)、残った6両は大月で折り返して高尾で一夜を明かします。したがって、翌日の09Hはそのまま4両が河口湖、6両が高尾から出庫し、前日の逆ルートでそれぞれが大月を目指し、再び元の10両に連結されて東京を目指します。27Hも同様で翌日の29Hとセットになっています。なお、高尾~大月間はE電ではないため、記号は「H」ではなくM電の「M」に列車番号を変更します。さらに富士急線内では別の列車番号に変更されます。
13Hは高麗川・武蔵五日市行きで、翌日は15Hに、33Hは高麗川には行かず拝島・武蔵五日市行きで、翌朝は高麗川からの35Hとなります。なお、八高線内は別の運行番号(71Eなどの別の番号)になります。
25Hは前日の23Hが青梅で入庫した編成を分割して使い、4両で青梅を出庫して奥多摩に向かいます。そして、奥多摩発東京行となり、青梅で6両増結して元の編成になります。
したがって、これら以外の運用であればT編成での代走も可能です。

《つづく》
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