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特別展「家の中のきらわれ生物~天井裏と床下の百鬼夜行~」案内その4 きらわれ生物の書籍紹介

2018-08-04 12:33:34 | 展示・イベント
特別展「家の中のきらわれ生物~天井裏と床下の百鬼夜行~」開展中です!


家の中に出てきた謎の昆虫、小さくて黒くて何だかわからない、家で何かに被害あるのかなあ、気になるなあー

そんな時役に立つのが、ネット検索!ではなく、図鑑です。

ネットでその謎の生き物の情報を探すとなると、的確な検索キーワードが必要になります。

今回の場合は「家の中 黒い 小さい 虫」、これで画像検索をかけると、運がよければその虫の写真がヒットするかもしれません。

少し生き物に詳しければ検索キーワードはより詳細になるでしょう。

「衛生害虫 甲虫 微小」

こっちのほうがヒットする可能性は上がるかもしれません。


こうやって辿りついたサイトには写真が豊富な場合もあれば、画像の荒いものが1点だけということもあるかもしれません。

また、ネットの情報が怖いのは、正確性に欠ける場合がある点。

間違った情報をネットから引用して、またそれがどこかで引用される。そんなケースは多々みられます。

「W」で始まる有名な百科事典サイトでも、そのようなことがあるのを知っておいたほうがいいでしょう。



そこで最も信頼がおけるのが、やはり書籍です。

何重にも複数回の校正を経て、世の中に送り出される書籍は、このネット全盛時代にあってもまだまだ高い信頼性を誇っています。

また、生き物の名前を調べるのに、図鑑の紙をパラパラめくりながら探索するのは、実はマウスをカチカチしてページを行ったり来たりするよりも効率的。

ということで、今回は家に出てきた「きらわれ生物」の正体を明らかにするのに、とてもとても役に立つ図鑑を2つ紹介します。



左から

 安富和男・梅谷献二,2007.原色図鑑 改訂新版 衛生害虫と衣食住の害虫.全国農村教育協会.

 近藤繁生・大野正彦・酒井雅博,2015.わが家の虫図鑑 新装改訂版.トンボ出版.


これらは専門家でもお世話になる図鑑で、本屋さんでもネットでも簡単に手に入れることができます。

この2冊があればほぼ正解に辿りつけるでしょう。

パラパラ眺めていても面白い!

でも、値段が高いのが一般の方にとってはハードル高いでしょう。

それぞれ4,000円、2,800円(税抜)です。

一度買えば一生もの!と言われても、なかなか手を出しにくいのが実際。

まずは図書館や本屋さんで実物を手にとってみて下さい。



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