もう見ていただけたでしょうか?
面河山岳博物館の特別展「あなたの知らないカメムシの世界」、会期は残り10日間!
遠くて行けない、あまり行く気がしない、あんな気持ちの悪い虫なんか見に行くかいな、という方々のために展示の様子を写真でお知らせします。
受付でチケットを切って入場すると、まずロビーにあるのが生きたカメムシとオリジナルカメムシTシャツの展示。
生きたカメムシは常時15種以上を見ることができます。
一番人気は背中にハートマークのあるエサキモンキツノカメムシ。
カメムシTシャツをハンガーから外して受付で「これのLサイズありませんか?」とおっしゃる方がいました。
すみません!現品限りの展示物なんです。
「おいくらですか?」「展示が終わったら売ってください!」なんて申し出も。
それぐらいキャッチーってことです。
イラストデザインを快く受けてくださったMIZU様、本当にありがとうございました。
展示室の入口です。
伊丹市昆虫館さんから展示協力をいただきました。
美しい白バック写真がこれでもか!というぐらい迫ります。
ここで、きもっ!と言うか、かっこいい!と言うか、分かれ道。
展示物は標本中心ですが、「アメンボはカメムシの仲間」「生物農薬として害虫を食べてくれるカメムシがいる」など、カメムシトリビアを一箱で一題づつ紹介していますので、分かりやすくて飽きない。
そして疲れない。これ重要です。
外国産カメムシの展示。
標本の拡大写真で派手な色、むちゃくちゃな形をじっくり観察できるようになっています。
人気は宝石のように輝く、美しいキンカメムシの仲間。
愛媛大学ミュージアムさんから多数お借りしました。
この前でうっとりとしてしばらく動かない人も。
ほぼ今回の展示の目玉、そして一番人気と言っても過言ではない「カメムシのにおい体験BOX」です。
手前の男子がにおっているのがそれ。
8種類のカメムシのにおいを体験できます。
タッパーの表面にカメムシの写真が貼ってあります。
実際ににおいの出てくる胸部腹面、後脚の付け根あたりに穴をあけ、そこからにおいが出てくる仕組み。
もちろん本物のカメムシが入っているわけではなく、カメムシのにおいによく似たものが中に仕込まれています。
写真のクサギカメムシで言うと、「コリアンダーの精油」を使っています。
その他、オオヘリカメムシには「シナモン」、シロモンオオサシガメ(アフリカ産)には「ビタミン剤」という感じ。
8種類を体験してみたい方は博物館までいらしてください!
カメムシを食べる食文化についての展示。
写真が強烈です。
学芸員が体験したクサギカメムシ食についてのパネルは必見。
右端には切手になったカメムシやカメムシのキーホルダーがあります。
珍しいですよ。
面河山岳博物館所蔵の愛媛県と石鎚山系を中心としたカメムシ標本の展示。
日本には1,300種を超すカメムシが生息しています。
その多様性の一端を垣間見ることができます。
カメムシ殺虫剤4種の展示。
それぞれ違うタイプで、用途についてもまとめていますので、カメムシが心底嫌いな方は必見。
カメムシに関する書籍の展示。
マンガあり、小説あり、写真集あり。
以上、駆け足で展示内容を紹介しました。
写真で見るより実物は何十倍も面白い!
ぜひ、博物館まで遊びに来てください。待ってますよ。