毎日適当

読書の記録を保存しています。読書メーターと同じ内容を貼り付けていますが…。以前はガンプラを作って写真を保存してました。

十字軍物語 四 十字軍の黄昏

2024-02-09 18:34:00 | 簡単レビュー
十字軍物語の最終巻は13世紀。第1章は神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ二世による第六次十字軍。法王から破門されながらも現地に赴き、講和によるイェルサレム奪還を成し遂げる。第2章はフランス王ルイ九世による第七次十字軍。最高の軍団を率いてエジプトに攻め入るが、マメルークの軍団に敗れ、十字軍全体が捕虜になってしまう。第3章はルイによる再度の第八次十字軍や最後の都市アッコンでの壮絶な戦いが語られる。そして最後の第4章では、二つの世界のその後がさっと紹介され、そして現在にまで及ぶ「正戦」に思いを馳せて物語は閉じる。
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悲しみよこんにちは サガン

2024-02-09 07:35:00 | 簡単レビュー
サガンはフランスの女性で、この作品は彼女の18歳のときに書いた処女作だそうです。主人公セシルは著者と同じくらいの少女。その父レエモンとの愉快な生活、父の愛人エルザ、セシルの恋人シリル、夏の避暑地、理知的で落ち着いた女性アンヌ。セシルは気楽な生活が壊されるのが嫌で、エルザとシリルと共謀していく。そんな話。文体は美しく、意味深く、微妙なニュアンスがあるという。その文体がどれほどよく訳されているのかは分からないが、とても読みやすく、それでいて心の内面が移ろいでいく様がなんか良かった。特に始まりと終わりが良い。
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