大倉草紙

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【大阪】 酒器に酔う-東アジアの酒文化 (大阪市立東洋陶磁美術館)

2008年12月23日 21時22分15秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
11月19日(水)
当日の行程:(大阪市営地下鉄・淀屋橋駅) → 【酒器に酔う-東アジアの酒文化(大阪市立東洋陶磁美術館)】 → (大阪市営地下鉄・淀屋橋駅~梅田駅…阪急・梅田駅~伊丹駅) → 【旧岡田家住宅、旧石橋家住宅(伊丹市立伊丹郷町館)】 → 【2008伊丹国際クラフト展[酒器・酒盃台](伊丹市立工芸センター)】 → 【生誕200年記念ドーミエ★人間喜劇(伊丹市立美術館)】 → 【柿衞文庫小企画展 山陽の柿・子規の柿(柿衞文庫)】 → 【向井潤吉展-風土をみつめる旅-(伊丹市立美術館)】【有岡城跡】




チラシにあるのは、「五彩金襴手 花鳥文 瓢形瓶」〔明時代・16世紀〕(重要文化財)。
対になった孔雀、鶴、鹿など吉祥の鳥や動物が描かれている。
形は瓢箪型。
瓢箪は、種子が多いことから多子多産の吉祥だという。
実におめでたい酒器である。



「青花 草花文 面取瓶」〔挑戦時代・18世紀〕

とても美しい酒器。
安宅コレクションの生みの親である安宅英一氏が執念を燃やして手に入れた一品だという。



左上:「青磁 杯」〔南宋~元時代・13世紀〕
右下:「澱青釉紅斑 杯」〔金時代・12~13世紀〕

このような杯でお酒をいただいてみたいものだ。
右下の「澱青釉紅斑 杯」は、青と紫の上品な色がいい。

ほかに、「青粉引 瓶」〔朝鮮時代・16世紀〕や「白磁 面取瓶(銘「国宝」) 」〔朝鮮時代・18世紀〕がよかった。

こちらの美術館の常設展を観るのも楽しみだ。
ついつい時間を忘れて見入ってしまった。