大倉草紙

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【京都】 青のコレクション ピカソの青モネの青 (大山崎山荘美術館)】

2008年12月01日 05時31分44秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
11月15日(土)
当日の行程:(阪急・大山崎駅) … 【青のコレクション ピカソの青モネの青(大山崎山荘美術館)】【離宮八幡宮】 → (阪急・大山崎駅~南茨木駅…大阪モノレール・南茨木駅~万博記念公園駅) → 【秋季特別展 陶匠・濱田庄司-没後30年記念-(大阪日本民芸館)】【アジアとヨーロッパの肖像(国立民族学博物館)】


          

大山崎山荘美術館へ「青のコレクション」を見に行く。


   

開館時間の数分前に到着。
大山崎山荘美術館の入口はトンネルになっている。


   

この建物が美術館。
もともとは、実業家・加賀正太郎の山荘だったそうだ。
大正初期から昭和初期に建てられたもの。
この本館をはじめ、トンネルやレストハウスなどの6箇所が国の有形文化財に登録されている。
美術館へは1番のり。


入るとすぐに展示されている芹沢介の「益子窯出し」は、とてもいい。
益子にある濱田庄司のもとで、窯出しをしているバーナード・リーチの姿も染め出されている。

   
           河合寛次郎「海鼠釉片口」

   
          河合寛次郎「呉須筒描花文筥」

絵画より、陶器の青のほうが惹かれる作品が多かった。
ほんとうに、いろいろな青があるなあ。


          
          ピカソ「肘をつく女」(1902年)

新館では、「肘をつく女」が出迎えてくれる。
暫く立ち止まり、見入ってしまった。
衣服の青と茶の対比が、心に残る。


   
          モネ「睡蓮」(1907年)

モネの「睡蓮」は3点展示されている。
「睡蓮」の青もきれいだが、モネの作品で好みだったのはこちらのほう。

   
             モネ「エトルタの朝」


   
                ルオー「聖顔」

十字架を背負わされたイエスがゴルゴダの丘へ向かう途中、聖女・ヴェロニカが歩み寄り、持っていた布でイエスの血や汗を拭おうとすると、その布にイエスの顔が映し出されたという伝説をもとに描かれた作品らしい。
青は「天の真実」を、赤は「天の愛情」を表すのだという。
これ、よかった。


作品を観たあと、本館2階のオープンカフェへ。
コーヒーのよい香り。
けれど、せっかく「アサヒビール大山崎山荘美術館」へ来たのだからと、昼間にもかかわらずビールを注文する。


   

オープンカフェで紅葉を楽しむ。

   

小さく人が見える場所が、オープンカフェ。
こちらからの景色も素晴らしい。
思いがけず、「赤のコレクション」までも楽しめた。