大倉草紙

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【千葉】 国立美術館所蔵による20世紀の写真 (千葉市美術館)

2008年12月12日 19時21分50秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
11月3日(月)
当日の行程:(JR千葉駅…京成バス・千葉駅~中央3丁目) → 【国立美術館所蔵による20世紀の写真(千葉市美術館)】





千葉市立美術館で「国立美術館所蔵による20世紀の写真」を観る。
80名余りの写真家による約180点の作品が並ぶ。
展覧会は、次の5章から成る。
1.ストレート・フォトグラフィーの系譜
2.アヴァンギャルドの展開
3.ドキュメンタリー写真の隆盛
4.多様化する写真芸術
5.現代アートと写真

写真だけの展覧会に出かけるのは、滅多にあることではない。
だから、キキがモデルのこの写真とか、

マン・レイ「アングルのヴァイオリン」(1924)

頭を撃ちぬかれる瞬間のこの写真とか、

ロバート・キャパ「スペイン(共和軍兵士の死)」 (1936)

沖縄戦で負傷し、大手術を受けた後に撮ったというこの写真とか、

ユージン・スミス「楽園への歩み」(1946)

よく知られている写真作品を見つけては喜ぶ。


アレクサンダー・ロドチェンコ(作品目録のママ)
「オシップ・M・ブリックの肖像(『レフ』誌のためのフォトモンタージュ)」(作品目録のママ)

ブリークの眼鏡の右側のレンズには、「芸術左翼戦線」の頭文字をとった<ЛЕФ>の文字が。
ロトチェンコは、ほかに2点展示されていた。


アレクサンダー・ロドチェンコ(作品目録のママ)
「避難梯子」(1925)


アレクサンダー・ロトチェンコ(作品目録のママ)
「階段」(1929)

「戦艦ポチョムキン」のオデッサの階段を思い出す。
女性に抱かれた子どもが、転げ落ちるのではないかとハラハラする。




チケットに使われている写真は、アーノルド・ニューマンの「イーゴリ・ストラヴィンスキー」(1946)。
なかなかカッコイイ。