ドラマ女王の教室を見て

現在、ドラマ「女王の教室」にどっぷりハマってます。私の中での学園物では、ひさびさのヒット作って感じですね。
なにより、天海祐希の演技が上手い！「離婚弁護士」の天海祐希も大好きでしたが、正義の味方から一変して悪役を演じている彼女も素敵。
第五話は、和美へのいじめのシーンにちょっと胸が痛くなりましたが、阿久津先生の言葉「大事なのはいじめに立ち向かう精神力を身につけることです。いじめに対処する知恵をもつことです」に、今までの阿久津先生のイメージとは違う、ちょっと優しさを込めた厳しい一面を見た気がしました。
　そう、実際、社会に出れば「いじめ」ではすまないような理不尽なことが沢山ありますよね。今の子供たちが温室でぬくぬくと育ち、いざ社会に出てさまざまな壁にぶち当たった時、対処できるのでしょうか？　子供の頃にある程度の精神力や対処法を身につけていたほうが、よっぽど社会で生き抜いていく力はあると思います…。なんだか、阿久津先生は子供たちにそんな生きる力を身につけさそうとしているような気がするんですが…（気のせい？）
だって、もし、いじめに悩んでいて耐え切れない場合は、阿久津先生に降伏すれば、いじめから開放されるんだし、先生からも厳しくされることもなくなると、彼女は言っていますよね。いじめられるか、いじめから抜け出すかは、まさに和美自身の選択だったはず。そう考えると、やはり、阿久津先生は何か考えがあって、あんな対応を和美にしているとしか思えないなぁ。いわゆる本当の悪者ではないような気がしますね。それより、和美のいじめにしても、何にしても、阿久津先生より母親たちの態度にめっちゃ腹が立つ。和美の母親は最悪ですね。子供のこと、何も見ていないし。お姉ちゃんがいることだけが、和美の家庭では唯一の救いかな。
ほんとに目の離せないドラマっす。