裸のヤコブ

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【あ】おかっぱちゃん旅に出る/Boojil

2009年06月17日 | ある日の戯言

我が家には、本棚がいたる所に置かれています。
なぜならば、ひとっところに置いておくスペースがないからです。
それらの本棚には一応、大まかなジャンル分けがなされており
たとえば寝室の本棚にはReggae関係の書籍やDVDが
私の自宅スタジオ内には歌詞のネタになりそうなものや精神世界系のものなどが
2階廊下には日焼けしてはいやだなぁと思われる大切な・・・漫画本が
(手塚治虫関係の初版本や、あしたのジョー、ボーダーなど)
そして2階奥ドレッシングルーム。ここがメインの本棚が置かれており
その中の一角をこんな感じで(↓)占領しているのが旅の本なのであります。




影響を受けた本、途中で投げ出したくなったけど我慢して読んだ本
行ったことのない国のことが書かれてある本
何度も行ったことがある国について書かれた本
字だけのものからカラフルな挿絵が描かれてあるものなど
いろいろな旅本がで~んと鎮座しているのです。

そんな本棚の旅本のコーナーに
一冊の新しい本が加わりました。
それはイラストレーターのBoojil (ブージル)さんという女性が
19歳の頃にあこがれていた一人旅に出たときの様子が
文字とかわいらしいほのぼのとした絵&写真で表現されている
「おかっぱちゃん旅に出る」という単行本です。

「おかっぱちゃん旅に出る」の公式HPはこちら

Boojil(ブージル)さんの公式HPはこちら




実はこの本は前から気になっていたのです。
この人の描く絵がとてもあたたかく、
何となく”ハッピー”を振りまいている感じがして好感を持っていたことと
最近私の周りで海外に出かける人や
私の海外旅行を思い出させる出来事がたくさんあったために
海外が日常生活の中で身近になっていたことも関係していると思われます。

でもなんだか
躍起になって探す本ではない気がして
「どこかで出会えるだろう」とのんびり構えていたのですが
先日帰宅すると、テーブルの上にこの本がのっていたのです(ROVEと一緒に)。
なんだか嫁も気になっていたようで
本屋さんで思わず買っちゃった、とのことでした。


やっぱり躍起にならなくても
出会えるものとは出会えるんですね。


この本ではタイとラオスが中心に書かれており
Boojilさんが、何もないへんぴな田舎町でエネルギーを充填させている様子が
旅の初心者の目線でかかれており、とても懐かしい記憶を呼び覚ましてくれます。
比べるのも失礼ですが
まるで私の「'94 インド旅日記」のような手触りです(旅の初心者という意味で)。

物書きではありませんので
ずんずん読み進めていけるような
文字の推進力が見られない部分もあったりしますが
そこはご愛敬。
たくさん出てくる「おかっぱちゃん」の挿絵に免じて・・・といったところです。







なんだか、身の回りで旅の話が飛び交っています。
とてもうらやましいです。
最低でも1年に1回は海を越えていたあの頃が懐かしいです。


残念ながら今のところ旅の予定はありません。
また本棚の本を引っ張り出して
疑似海外旅行でも楽しもうかな、と思っている次第です。

あ~あ。