裸のヤコブ

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【あ】 SHOTTAS ~GANG OF JAMAICA~

2007年10月12日 | ある日の戯言
 ONE LOVEでの甘く誠実なラスタマンから一転、ギャングの中心人物役をキマーニ・マーリーがやっているということで前から気になっていたこの映画「SHOTTAS ~Gang of Jamaica~」のDVDを見ました。(マーリー一族ですが、ある日の・・・のカテゴリーです)



 結論から言うと「平和を愛する人&Jah Musicを愛する人は見る必要なし」ですね。


 監督から出演者からすべての映画に関わった人が「リアルだ!」と言っているように、本当にリアルで、人を殺める(拳銃、ショットガン、ナイフ等で)シーンでは嫌な気持ちだけが残ります。ジャマイカやマイアミを舞台にしているのですが、向こうの裏社会は銃や薬物など、あんな感じなのでしょうか? レゲエというよりはHIPHOPのギャングスタもののような、あの匂いが好きな人が好みそうな、そんな映画でした。製作裏話(銃で人を殺める車屋さんの店内のシーンがあるのですが、そのシーンの撮影を目撃した本物の警官が実際の事件と勘違いしてキマーニ・マーリーに拳銃を向けていた、とか。)には興味をそそるものもありましたが、それ以外は…。



 友情・絆の深さについて描かれているのは理解できますが、ん~・・・ギャングモノの映画が好きじゃないんでしょうね、きっと。もしかしたら一時流行した「銃モノ」のダンスホールとかが好きな人が見たら、「お~」と思えるのかもしれません・・・。そのあたり、まったくわからないのでなんとも言えませんが。



 ROOTS好きの私にはよろしくない時間を過ごしました。でも、ワイ・クリフが出演しているのは笑えました。




ONE LOVE