2014年5月20日(火)
東海第2原発、再稼働へ審査申請 老朽化、火災対策が焦点
東海第2原発の審査に関する申請書を原子力規制委員会に提出する日本原電の増田博副社長(右)=20日午後、東京都港区
日本原子力発電は20日、再稼働を目指している東海第2原発(茨城県)について、規制基準に適合するかの審査を原子力規制委員会に申請した。
申請は11原発18基目で、1978年運転開始の東海第2は最も古い。規制基準が火災対策として要求する難燃ケーブルがほとんど使われておらず、審査の焦点になりそうだ。
また、半径30キロ圏には全国の原発で最多の100万人近くが住む人口密集地に立地し、周辺自治体では避難計画の策定が難航するなど課題が多く、再稼働の時期は見通しが立たない状況だ。
(共同通信社)