大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

もんじゅ点検漏れ保安規定違反

2014-05-14 22:39:52 | 原子力関係
もんじゅ点検漏れ保安規定違反NHK
もんじゅ点検漏れ保安規定違反
点検漏れなどを理由に、事実上、試験運転の禁止命令を受けている福井県の高速増殖炉もんじゅについて、原子力規制委員会は、新たにみつかった点検漏れなどは、安全確保のための取り組みを定めた「保安規定」に違反していると判断し、改善状況を厳しく確認することを決めました。
もんじゅをめぐっては、安全上重要なものを含むおよそ1万4千点の機器で、点検漏れなどがみつかり、原子力規制委員会は、去年5月、日本原子力研究開発機構に対し、事実上、試験運転の禁止を命令しています。
原子力研究開発機構は、その後、点検の計画や体制の見直しを終え規制委員会に報告しましたが、原子力規制庁の今年3月の検査で、配管を支える部品や装置のスイッチでの新たな点検漏れや、点検記録の修正を決められた手続きで行っていなかったことが明らかになりました。
この問題で規制委員会の会合で議論が行われ担当者が点検漏れや点検記録の修正について、安全確保のための取り組みを定めた「保安規定」に違反すると報告しました。
その上で規制委員会は今後の検査でもんじゅの改善状況を厳しく確認することを決めました。
もんじゅが「保安規定」に違反したのは、点検漏れが最初にみつかって以来5回目で、規制委員会の田中俊一委員長は、「問題は根深いので今後も注意深く監視して欲しい」と話しました。
05月14日 19時22分

氷見市のヨウ素剤は適切に配備

2014-05-14 22:38:15 | 原子力関係
氷見市のヨウ素剤は適切に配備NHK
氷見市のヨウ素剤は適切に配備
原子力施設の事故の際に甲状腺の被ばくを防ぐヨウ素剤が、新潟県で1年以上配備されていなかった問題を受け、石川県の志賀原発から30キロ圏内に一部が含まれる氷見市で国による調査がおこなわれ、適切に配備されていることが確認されました。
ヨウ素剤は、原発事故の際に服用すると甲状腺の被ばくを防ぐ効果があります。
しかし、新潟県の柏崎刈羽原発から30キロ圏内の地域で、必要な130万錠余りが、1年以上配備されないままになっていたことが明らかになり、内閣府が全国で調査をおこなっています。
県内では、14日、志賀原発から30キロ圏内に一部が含まれる氷見市の住民などのためのヨウ素剤が管理されている高岡厚生センター氷見支所を内閣府の原子力防災専門官2人が訪れました。
専門官は、ヨウ素剤が入っている箱を数え、必要な人数分が揃っているかや使用期限が切れていないかを調べ記録していました。
氷見支所には、国の交付金で購入した10万4000錠と乳幼児が服用する粉末剤の100グラムが配備されていますがすべて適切に保管されていることが確認されたということです。
県防災危機管理課の寺井健雄班長は、「有効期限なども確認しながら今後も適切に管理したい」と話していました。
14日の調査結果は石川県内での調査結果とともに内閣府に報告されるということです。
05月14日 19時23分

豚PED疑い 県内2例目確認

2014-05-14 22:37:06 | 学習
豚PED疑い 県内2例目確認NHK
豚の間で広がる伝染病、PED=豚流行性下痢が、全国的に広がるなか、県内では、新たに中北地域の養豚場で感染が疑われる豚が見つかりました。
県はすべての養豚場に衛生対策を徹底するよう呼びかけています。
PEDは、豚の間に広がる伝染病で、ヒトには感染しませんが、生後10日以内の豚が感染すると死ぬことが多く、14日現在、全国36の県と北海道の合わせて608の農場に感染が広がっています。
県内では14日、新たに中北地域の養豚場で飼育するおよそ360頭に下痢やおう吐の症状が出て、県が検査を行った結果、豚流行性下痢に感染した疑いがあることが分かりました。
県内でPEDの感染の疑いが確認されたのは2例目です。
県は、この養豚場に対し消毒の徹底を指導するとともに、豚の移動を自粛するよう要請しました。
また、感染が拡大しないよう、県内のすべての養豚場に消毒などを徹底するよう、呼びかけています。
05月14日 19時24分

PEDで子豚約90頭が死ぬ

2014-05-14 22:36:36 | 学習
PEDで子豚約90頭が死ぬNHK
豚の間で広まる伝染病、PED=「豚流行性下痢」が新たに県央地域の養豚場で発生し、170頭余りが感染し、このうちおよそ90頭の子豚が死にました。
PED=「豚流行性下痢」はヒトには感染しませんが、豚が感染すると下痢や食欲不振などを起こし、生後10日以内の子豚が感染すると死ぬ率が高くなります。
県によりますと、12日、県央地域の養豚場から「豚にPEDの症状がでた」と水戸市の家畜保健衛生所に連絡があり、県が調べたところ、14日、PEDへの感染が確認されたということです。
この養豚場のおよそ150頭の子豚を含む170頭余りに症状が出て、このうちおよそ90頭の子豚が死んだということです。
県は、症状が治るまで豚を移動しないよう養豚業者に要請するとともに、豚舎に出入りする車両の消毒の徹底を指導しました。
また、この養豚場では、豚にPEDの予防ワクチンを接種していなかったということで、県はこの養豚業者にワクチンを接種するよう指導しました。
県内のPEDへの感染はこれで6例目で、合わせておよそ2760頭が感染し、このうちおよそ830頭が死ぬ被害がでています。
05月14日 20時28分

古美術商強殺容疑で夫婦逮捕

2014-05-14 22:35:25 | 学習
古美術商強殺容疑で夫婦逮捕NHK
古美術商強殺容疑で夫婦逮捕
5月3日、東京・国立市の古美術店で、経営者の男性が殺害され古美術品のつぼや刀剣などが奪われた事件で、警視庁は群馬県みなかみ町に住む陶芸家の66歳の男と49歳の妻を、強盗殺人の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、群馬県みなかみ町小仁田の陶芸家、櫻井正男容疑者(66)と妻の久美子容疑者(49)の2人です。
この事件は5月3日、東京・国立市の古美術店、「孤董館」の事務所で、経営者の田代正美さん(73)が胸などを刃物で刺されて殺害され、古美術品のつぼや刀剣のほか財布が奪われたものです。
これまでの調べで、田代さんが殺害された時間帯に店の前に男女2人が乗った車が止まっていたほか、店からつぼを運び出す男が目撃されていたことから、警視庁で車の特定を進めた結果、久美子容疑者が所有者とわかり、2人が事件に関わった疑いが強まったということです。
警視庁によりますと、櫻井容疑者はこれまでに20回ほど自分が作った焼き物を、田代さんに売ったことがあるということです。
調べに対し、櫻井容疑者は「金を借りに行ったが、交渉がうまくいかず刺した」と供述し、久美子容疑者は「私は殺していない。夫が財布や骨董品を取ってきた」と供述しているということで、警視庁で詳しい動機やいきさつを調べています。
05月14日 11時49分

ヨウ素剤 前倒しで確保へ

2014-05-14 22:31:35 | 原子力関係
ヨウ素剤 前倒しで確保へNHK
ヨウ素剤 前倒しで確保へ
原発事故が起きた際、甲状腺の被ばくを防ぐ「ヨウ素剤」130万錠が新潟県で配備されないままになっていた問題で、泉田知事はすべての錠剤を確保するまでに3か月程度かかるとしていた期間が早まるという見通しを示しました。
この問題は、原発事故の際に、服用すると甲状腺の被ばくを防ぐ効果があるとされるヨウ素剤について、県の担当者が購入手続きを怠り必要な130万錠あまりが1年以上配備されないままになっていたものです。
このうち、70万錠は確保できましたが、新潟県はすべてを確保するには3か月程度かかると説明していました。
これについて泉田知事は14日の定例の会見で「製薬メーカーに納入を前倒ししてもらい、なるべく早く確保したい」と述べ、期間が早まるという見通しを示しました。
一方で泉田知事はヨウ素剤が確実に住民に届くしくみが必要だとして国にルールを整備するよう求めていく考えを改めて強調しました。
05月14日 16時18分

「美味しんぼ」で県HPに見解

2014-05-14 22:30:38 | 原子力関係
「美味しんぼ」で県HPに見解NHK
「美味しんぼ」で県HPに見解
漫画「美味しんぼ」の中に、東日本大震災で発生したがれきを受け入れた大阪府の住民が鼻血などの症状を訴えているという描写があることについて、大阪府にがれきを搬出した岩手県は県のホームページに「放射性物質の測定で安全を確認している」という見解を掲載しました。
この問題は、5月12日に発売された小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に掲載されている漫画「美味しんぼ」に、東日本大震災のがれきを受け入れた大阪府の住民に鼻血をはじめ眼やのどや皮膚などに不快な症状を訴える人が出ていると登場人物が指摘する描写があります。
大阪府は岩手県の宮古地区で発生した木くずなどの可燃がれき、およそ1万5300トンを受け入れ、焼却処理しています。
岩手県はこの問題を受けて、14日までに県のホームページに見解を示し、「震災がれきは運搬や焼却の過程で放射線量を測定し、安全を確認しています」として安全性に問題はないことを訴えています。
岩手県の佐々木健司災害廃棄物対策課長は「作品中では、実在の人物ががれきの安全性を疑問視する場面があるため、社会的影響が大きいと判断し、県の見解を公表した。がれきは、安全に処理されたので安心してほしい」と話しています。
05月14日 12時30分

ケネディ大使が第一原発を視察

2014-05-14 22:29:41 | 原子力関係
ケネディ大使が第一原発を視察NHK
ケネディ大使が第一原発を視察
アメリカのケネディ駐日大使は、14日、就任後初めて福島県を訪問して、東京電力福島第一原発を視察し、アメリカ政府が汚染水問題の解決を支援したいとする声明を出しました。
アメリカのケネディ大使は、2日間の日程で、福島県を訪れています。
14日は福島第一原発を訪れ、▼使用済み燃料プールからの核燃料の取り出し作業が進められている4号機の様子や、▼事故対応の最前線となった、1号機と2号機の中央制御室を視察して回りました。
中央制御室では、施設が津波の被害を受けて電源を失ったときの状況について、東京電力の担当者から説明を受けていました。
ケネディ大使は視察のあと、「アメリカ政府は、とりわけ汚染水問題の解決に向けて、日本政府と東京電力を支援するため、私たちの経験や能力を提供していきたい」とする声明を発表し、アメリカとして支援していく考えを表明しました。
ケネディ大使は15日は、福島県楢葉町の沖合に建設された「浮体式」の風力発電施設を視察するほか、被災した子どもたちを支援する施設を訪問することにしています。
05月14日 21時11分

“発言自体は問題でない”

2014-05-14 22:28:39 | 原子力関係
“発言自体は問題でない”NHK
“発言自体は問題でない”
今月、発売された雑誌の連載漫画「美味しんぼ」で、福島大学の准教授が実名で登場し、「福島はもう住めない」などと語っていることについて、福島大学の中井学長は14日の定例会見で、学問や研究の自由を守る観点から、発言自体は問題ではないという認識を示しました。
小学館が発行する「週刊ビッグコミックスピリッツ」をめぐっては、連載漫画の「美味しんぼ」で、登場人物が福島第一原子力発電所を訪れたあと、原因不明の鼻血を出す場面などが描かれています。
また、今週発売された号では、福島大学の准教授が実名で登場し、除染作業に携わった経験をもとに「除染をしても汚染はとれない」とか、「福島は住めない、安全には暮らせない」などと語っている場面が掲載されていて、表現をめぐって反論が出ています。
これについて、福島大学の中井勝己学長は、14日に開かれた定例の記者会見で、「本学の教員が漫画の中に書いているような発言をしたことによって、混乱をもたらしたことについて、大学としては遺憾の意を表明した」と述べ、准教授の見解は個人のもので、大学としての見解を示したたものではないとあらためて説明しました。
その一方で中井学長は、「放射線の被ばくをめぐっては、人によってさまざまなとらえ方があり、それによって、今も県外で避難を続けている住民も多い」と述べました。
さらに学長は、大学では研究や学問の自由が保障されるべきだとして、「学問や研究の自由を守る観点から、准教授の考え方や発言自体が問題だとは思わない」と述べました。
また、准教授は、取材を受けた事実や発言の内容は間違いないとしながらも、今月19日の発売号で続報が掲載されることから、今の段階でコメントは差し控えたいとしています。
05月14日 21時11分

双葉郡 診療所を県に要望

2014-05-14 22:27:31 | 学習
双葉郡 診療所を県に要望NHK
双葉郡 診療所を県に要望
東京電力福島第一原発周辺の双葉郡の8つの町と村は、県立の仮設の診療所を楢葉町に設置するよう、14日に佐藤知事に要望し、佐藤知事は協力を約束しました。
双葉郡の8つの町村は、住民の帰還を進めるとともに、福島第一原発の廃炉作業や除染作業にあたる人たちの救急医療に必要だとして、県立の仮設の診療所を楢葉町に整備することを求めています。
14日は、町長たちが佐藤知事を訪問し、▼診療所を早く設置することや、▼医師や看護師の派遣など、県に積極的に対応してもらうことなどを求める要望書を手渡しました。
これに対して佐藤知事は「双葉郡の復興のため、医療機関の整備はきわめて大事で、県が全力で協力したい。県内では医療関係者が不足しているが、浜通り地方は特に厳しいので、人材の確保にもしっかり対応する」と述べ、前向きな姿勢を示しました。
県では、診療所を整備するための予算の規模などについて、今後、検討することにしています。
双葉郡の町村はこのほか、救急搬送のために、ヘリコプターが離着陸できる施設を診療所に整備することなども求めていくということです。
双葉郡の町村長でつくる団体の会長を務める、大熊町の渡辺利綱町長は「医療機関の整備は不可欠で、県の積極的な対応を求めたい」と話していました。
05月14日 21時11分

地下水21日にも放出へ

2014-05-14 22:26:03 | 原子力関係
地下水21日にも放出へNHK
地下水21日にも放出へ
東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の発生を抑えるため地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」で、国と東京電力は、くみ上げた地下水の放射性物質の濃度が目標の値を下回ったとして、福島県などに説明したうえで今月21日にも放出する見通しになりました。
福島第一原発では、建屋に流れ込む地下水の影響で、汚染水が1日およそ400トンのペースで増えていて、国と東京電力は、汚染水の発生を抑えるため建屋に流れ込む前の地下水をくみ上げて海に放出する「地下水バイパス」の準備を進めてきました。
先月には、建屋の山側にある12か所の井戸から地下水600トンあまりをくみ上げて専用のタンクにため、東京電力や外部の検査機関が詳しい水質検査を行ってきました。
その結果、1リットルあたりの放射性物質の濃度は検査機関の日本分析センターが行った分析で、セシウム137が0点039ベクレル、トリチウムが230ベクレル。
東京電力が行った分析でセシウム137が0点047ベクレル、トリチウムが220ベクレルなどいずれも東京電力が国の基準より低く定めた目標値を下回ったということです。
これを受けて国と東京電力は、福島県や地元の漁業者に説明したうえで今月21日にも地下水を海に放出する見通しになりました。
放出の際には、漁業者の要望を受けて、東京電力以外の第三者が立ち会うことにしています。
東京電力によりますと地下水バイパスが本格的に稼働すれば、1日に増える汚染水400トンのうち、最大100トン程度を減らすことができるということです。
05月14日 21時24分

原爆作家原民喜の遺書見つかる

2014-05-14 22:25:35 | 学習
原爆作家原民喜の遺書見つかるNHK

被爆体験を綴った小説、「夏の花」などで知られる広島出身の作家、原民喜が自殺する前、作家の遠藤周作にあてて送り、存在や内容は知られていたものの行方がわからなかった直筆の遺書が長崎市で見つかり、2人の交友関係を考える上で貴重な資料だと注目されています。
原民喜は、広島で被爆したみずからの体験をもとに書いた小説「夏の花」をはじめ多くの小説や詩を残しましたが、昭和26年に45歳でみずから命を絶ちました。
原民喜は自殺の前に親族や友人たちに遺書を送っており、今回新たに、交流のあった作家・遠藤周作に対して送った直筆の遺書が長崎市の「遠藤周作文学館」で見つかりました。
遺書は、当時フランスに留学していた遠藤周作に向けてエアメールで送られ、原民喜が死の直前に発表した2編の詩とともに、「これが最後のたよりです。去年の春はたのしかったねでは、お元気で。」と記され、前の年に共通の友人の女性と行ったハイキングの情景を振り返りながら締めくくられています。
この遺書は遠藤周作の作品によって存在することや内容は知られていましたが、行方がわからなかったということで、遠藤周作文学館の北村沙緒里学芸員は、「改めて双方の立場から遺書の存在を確認でき、2人の交友関係を考える上で貴重な資料だ」と話しています。
遠藤周作文学館では、今月24日から公開することにしています。
05月14日 12時24分

原発周辺で地質調査へ

2014-05-14 19:20:27 | 原子力関係
NHK

中国電力は12日、国の安全審査の会合で求められた島根原発周辺の海にある活断層の追加調査を14日から実施すると発表しました。
中国電力は12日に県庁で記者会見し、島根原発2号機の審査会合の中で原子力規制委員会から求められた、原発周辺の海にある5つの活断層の追加調査について、14日から実施すると発表しました。
このうち、原発から北西の海域にあり連動して動く可能性のある3つの断層については、断層の長さを確定するため断層の東西の端付近を海上から音波探査で調べるということです。
また島根県大田市の沖合にある全長およそ47キロの大田沖断層については、原発から距離があるためにこれまで調査を十分に行ってこなかったとして、海上からの音波探査に加えて海底付近の地層を採って地質の状況を調べる採泥調査と呼ばれる方法も取り入れるとしています。
さらに原発の東側の海域にある鳥取沖西部断層は、西の端付近で音波探査を実施するということです。
一方これら海にある活断層とは別に、陸にある宍道断層についても、地権者などの了解が得られしだい追加調査を実施することにしています。
中国電力はこれらの活断層の追加調査をことし8月下旬ごろまでに終了させて調査結果を解析し原子力規制委員会に提出することにしています。
05月12日 18時49分


14日から周辺の活断層調査へ

2014-05-14 18:57:08 | 原子力関係
NHK

中国電力は12日国の安全審査の会合で求められた島根原発周辺の海にある活断層の追加調査を14日から実施すると発表しました。
中国電力は12日県庁で記者会見し島根原発2号機の審査会合の中で原子力規制委員会から求められた原発周辺の海にある5つの活断層の追加調査について14日から実施すると発表しました。
このうち原発から北西の海域にあり連動して動く可能性のある3つの断層については断層の長さを確定するため断層の東西の端付近を海上から音波探査で調べるということです。
また大田市の沖合にある全長およそ47キロの「大田沖断層」については原発から距離があるためにこれまで調査を十分に行ってこなったとして海上からの音波探査に加えて海底付近の地層を採って地質の状況を調べる「採泥調査」と呼ばれる方法も取り入れるとしています。
さらに原発の東側の海域にある「鳥取沖西部断層」は西の端付近で音波探査を実施するということです。
一方これら海にある活断層とは別に陸にある「宍道断層」についても地権者などの了解が得られしだい追加調査を実施することにしています。
中国電力はこれらの活断層の追加調査をことし8月下旬ごろまでに終了させて調査結果を解析し原子力規制委員会に提出することにしています。
05月12日 19時18分

美味しんぼ表現で波紋広がる

2014-05-14 17:55:51 | 原子力関係
NHK

連載漫画「美味しんぼ」の12日に発売された内容の中で、登場人物が「福島県内には住むな」とか、「人が住めるようにすることはできない」などと語る場面があり、福島県は、「断固容認できない」とする見解を、公表しました。
小学館の「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載中の人気漫画「美味しんぼ」で、先月28日の発売分で、主人公の新聞記者たちが福島第一原子力発電所を取材したあと、原因不明の鼻血を出す場面などが描かれました。
さらに12日に発売の続編では、双葉町の前町長や、大学の准教授が実名で登場し、鼻血などの理由について「被ばくしたから」と断定し、「福島県内には住むな」とか、「福島は広域に除染して人が住めるようにすることはできない」などと語っています。
この表現をめぐって批判や反論の動きが広がっています。
福島県は12日朝、ホームページで見解を公表し、「特定の個人の見解があたかも福島の現状そのものであるような印象を与えかねず、大変危惧している。福島県への不安感を増長させ、風評被害を助長するものとして、断固容認できず、極めて遺憾だ」と抗議しました。
さいたま市内で福島の復興支援を訴える講演を行った、福島県の佐藤知事は、講演の後で報道各社の取材に応じ、「全国の皆さんが復興を支援して下さって、福島県民も一丸となって復興を目指している時に、全体の印象として風評を助長するような内容できわめて残念だ」と述べ不快感を示しました。
そのうえで、今後の対応については、状況を見ながら検討すると答えました。
各政党の県内の関係者からも抗議が出ています。

自民党福島県連は12日午後、記者会見し、小学館に抗議文を送ったことを明らかにしました。
杉山純一幹事長は、「県民から深い落胆と多くの非難が上がっている。福島県の現況と大きく異なる内容の掲載があったことに対して、強く抗議する」と述べました。
また民主党、社民党、無所属の議員で作る県議会の会派、「民主・県民連合」も抗議文を送りました。
記者会見した亀岡義尚幹事長は、「福島にはもう住めない、安全には暮らせないなどの見解は県民への差別を助長させ、風評被害の拡大につながることから、県民の代表として厳重に抗議する」と述べました。
下村文部科学大臣は楢葉町で記者団に対し、「『美味しんぼ』は広く国民に知られている漫画だ。医学的・科学的な根拠を持って書かなければ、地元の福島の皆さんから見ると大変な風説の流布ということになる。作者には、よく勉強して書く必要があると理解してもらう必要があるのではないかと思う」と述べました。
こうした批判に対し、美味しんぼの原作者の雁屋哲さんは、自身のブログの中で、「書いた内容についての責任はすべて私にあります。
福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない。
真実には目をつぶり、都合のいいウソを書けというのだろうか」と主張しています。
小学館は12日、雑誌のホームページに新たな文書を公開し、鼻血と放射線との関連について、「否定的な意見を持つ方も多く存在します。その因果関係について断定するものではありません」とした上で、
今月19日の発売号に続編を掲載する予定で、その際に雑誌とホームページで専門家の見解や批判を含むさまざまな意見を集約した特集記事を掲載するとしています。
この漫画の表現をめぐっては、地元の双葉町が「福島県全体にとって許しがたい風評被害を生じさせている」などとして、今月7日に小学館に抗議文を送ったほか、12日、大阪府と大阪市も「事実と異なり、極めて不適切な表現だ」として抗議文を送るなど、波紋が広がっています。
05月12日 20時10分