舞鶴市防災会議で避難計画承認 NHK
福井県にある原子力発電所の事故に備え舞鶴市は8万人を超える住民を京都市など府内4つの市に避難させることなどを盛り込んだ新たな地域防災計画をまとめました。おととしの東京電力福島第1原発の事故を受け、原発から30km圏内にある自治体は、18日をメドに地域防災計画を見直すことになっていて、高浜・大飯の2つの原発からいずれも30km圏内にある舞鶴市は、13日、防災会議を開き、8万人以上の住民を避難させる計画などを盛り込んだ新たな地域防災計画をまとめました。それによりますと避難の対象は、高浜原発の事故の場合、人口8万8,900人すべて、大飯原発の場合は放射性物質の拡散シミュレーションに基き32.5キロ圏の8万3700人とし、市内を7つの区域に分けて段階的に避難させることにしています。
避難の方向は、放射性物質の拡散の向きによって南の方向への避難と西の方向に向かう避難の2つのルートで、南方向への避難については、避難先を京都市、宇治市、城陽市、向日市の4つにするとしていますが、西への避難については、関西広域連合との調整が必要となるため具体的な自治体名を盛り込むことができませんでした。舞鶴市の多々見良三市長は、「完成版ができていないことが物語っているように計画作りは初めてのことで難しかった。情報収集しながらよりよいものに修正していきたい」と話していました。
03月13日 19時15分
福井県にある原子力発電所の事故に備え舞鶴市は8万人を超える住民を京都市など府内4つの市に避難させることなどを盛り込んだ新たな地域防災計画をまとめました。おととしの東京電力福島第1原発の事故を受け、原発から30km圏内にある自治体は、18日をメドに地域防災計画を見直すことになっていて、高浜・大飯の2つの原発からいずれも30km圏内にある舞鶴市は、13日、防災会議を開き、8万人以上の住民を避難させる計画などを盛り込んだ新たな地域防災計画をまとめました。それによりますと避難の対象は、高浜原発の事故の場合、人口8万8,900人すべて、大飯原発の場合は放射性物質の拡散シミュレーションに基き32.5キロ圏の8万3700人とし、市内を7つの区域に分けて段階的に避難させることにしています。
避難の方向は、放射性物質の拡散の向きによって南の方向への避難と西の方向に向かう避難の2つのルートで、南方向への避難については、避難先を京都市、宇治市、城陽市、向日市の4つにするとしていますが、西への避難については、関西広域連合との調整が必要となるため具体的な自治体名を盛り込むことができませんでした。舞鶴市の多々見良三市長は、「完成版ができていないことが物語っているように計画作りは初めてのことで難しかった。情報収集しながらよりよいものに修正していきたい」と話していました。
03月13日 19時15分