goo blog サービス終了のお知らせ 

大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

ワディム・レーピン

2010-03-30 19:07:00 | 音楽
クリスティアン・ティーレマン指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

ワディム・レーピンのウェブサイト

去年の暮れに、ロシアの神童と言われたワディム・レーピンが来日するということを知り、少し高額なチケットでしたが買い求めて、約三ヶ月とても楽しみに演奏会の日が来るのを待っていました。昨日の夜、サントリーホールでのクリスティアン・ティーレマン率いるミュンヘン・ フィルハーモニー管弦楽団 とワディム・レーピンのヴァイオリン演奏はとても心を揺さぶる素晴らしい内容でした。ブラームスのヴァイオリン協奏曲は、とてもスケールが大きくパーフェクトな演奏技巧で音色の美しさと豊かな情感のこもった弾き方に感激しました。彼は今世紀トップクラスのヴァイオリニストですね。

指揮者のクリスティアン・ティーレマンのエネルギッシュで体全体でタクトを振る姿は、小さな蕾を花開かせるようなエレガントそのもので、とてもきれいでした。と同時に、情熱的で大胆なタクトの先には、楽団員一人一人へ、繊細な心からの信頼の力を送っているようにも見えました。クリスティアン・ティーレマンとミュンヘン・ フィルハーモニー管弦楽団員との深い信頼関係が、ベートーヴェンの交響曲第5番 ハ短調 op.67 「運命」をサントリーホールの空間で、ほぼ完璧に昇華し、公演を大成功に導いたと思います。久しぶりに拍手の嵐が鳴り止まない演奏会を体感しました。


ワディム・レーピン氏

勉強はよく生きることの土台となる

2010-03-30 15:00:00 | 日記
たとえば、与えられた約束をよく理解して守り続けるためには、充分な理解力と記憶力が必要になる。この理解力と記憶力は、鍛錬されて獲得できる知性の一部だ。
相手に対して、あるいは遠くの誰かに対して同情を持ちうるためには、充分な想像力が必要となる。想像力もまた、知性の立派な一部だ。
こういうふうにして、人間的な倫理や道徳というものは、知性と強く結ばれている。そして、知識のない知性というものはありえない。
したがって、何の役にも立たなさそうに見える今の勉強ひとつでさえ、自分が人間としてよく生きていくことの土台となっていくと言えるのだ。

ニーチェ 『人間的な、あまりに人間的な』

現実を創る

2010-03-30 14:00:00 | 日記
人は、心に抱く思いに従って、
考える通りの人になります。

どのような思いで、どのように考えて生きるかが、
現実の世界のあなたを創ります。
あなたの人としてのレベルは、
自分の心以上でも、それ以下でのありません。

自分が思うように考えている世界で、
同じ成長の段階にいる仲間とつながり、
現実の出来事や状況を創っていくのです。

誰もが、成長する可能性を秘めて生きています。
あなたが生きる現実は、
あなたの成長にふさわしい世界です。
しかし、その世界に、生き続ける理由はありません。

自分を高める思い、
正しさと美しさを表す考えで、
あなたの生き方が変わっていけば、
それにふさわしい世界が、あなたを待っています。

今の自分を超えて、
今ある世界の見えない壁を崩して、
より高く、より広い世界で、
まだ知らずにいる素晴らしさを、
あなたは、体験することができるのです。

ジェームズ・アレン

「運命を変える7つの学びのステージ」より


視点を変える

2010-03-30 12:00:00 | 日記
何が善であり何が悪であるのか、人間としての倫理とはどういうものか、という定義は、その時代によって正反対になるほど異なっている。古代にあっては、伝統のしきたりや慣習から外れた自由なふるまいをすることは非行とみなされた。また、個人として行動すること、身分を超えた平等、予測がつかないこと、慣れていないこと、見通しの立たないことまでもが悪であった。古代人から見れば、現代ではまったくふつうとされている行動や考えの多くが悪なのだ。
視点を変えるとはこういうことだ。相手や状況を想像してみることだけが視点の変換ではない。古い時代の事柄を学ぶことも、視点を変えるのに大いに役立つのだ。

ニーチェ 『曙光』

最後

2010-03-30 11:00:00 | 日記
人間というものは、最後のどん詰まりになっても、一握りのしあわせにでも、しがみついて、生きていられるものなのです。
そのしあわせとは何か。それは、自分に出来る仕事があるということである。

宇野千代 21