☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

技術を学ぶということ1

2008年06月16日 | ヲタクの館!写真講座

’あらた おん’のHPはこちら。ブログランキング・にほんブログ村へ

あ、どうも。’とるてん’こと、知新温(あらたおん)です。
3月のグループ展から、写真の話題続き。そろそろ美味しい物の話を!と、
思っておったのですが。先週コメント欄に、とある質問を頂きましてですね。
それにお答えする関係上、マニアックな写真のお話が続きます。

今週は、本音炸裂!一人井戸端会議か?ぶっちゃけた所を語ります。

で、どういったご質問かと申しますと。もの凄~く、かいつまんで言うと、
”技術で心が表現できるか?感性で写すのはNGか?”という内容でした。

んー。この質問は~。カメラに拘るので悪名高い(らしい?)男性カメラマンも
うんざりっする(笑)、『技術至上主義者』の私にとって、難題なんですよね。

それに、「必ずしも、心を表現しなくてもいいんじゃない!」と思っている訳で。
「自分の好きなように撮ったらいいでしょう!(撮らせてくれ!)」と、日頃から
主張している以上。。ここで語るのは、自らの方法論を押しつけている様で、
私のポリシーに反するというか・・・。かなり気が進まない作業ではあります。

 まあ、そう言ってると。いつまで経っても話が終わらないので、本題に。

 【技術を学ぶとは?・・・とるてんの場合】

これを感性と呼ぶには語弊がありますが。料理やお菓子に関する知識があった
おかげで、写真を始めてすぐに、仕事を頂くようになりました。食品撮影の基礎
を囓っただけの段階で。それこそ、自宅で趣味で撮ることの延長のような感覚で。

しかし。現場に出たその日に、気づくのです。一つの撮影法だけでは、描きたい
絵が写し出せないということに。料理人やパティシエが積み上げた努力を思うと、
この程度のスキルで、そこにいること自体が恥ずかしく思われました。

そこで、写真学校の門を叩いてみたわけです。学校では、料理の撮り方は学ばな
なかったですが。露出を目で読めるようになり、光質、各光源の特徴、レンズ特性、
そしてフィルムフォーマットの違いによるカメラの性能。そういった技術理論を理解
するにつれ、徐々に、写真表現とは何か?について考えるようになりました。

見たままの’美味しそう’をフィルムに定着させる?美味しさを演出して魅せる?
何をどれくらい、どうやって。それを技術の習得によって可能にしたい!と。
それからです。自分に課題を課して学び出したのは。(やりすぎで、病院送りになりました。)

そうこうする内に。ある日料理本を眺めていたら。写真から、画角、露出、機材、
ライティング構成が、ほぼ読みとれるようになっていた事に気が付きました。
やろうと思えば、他人の写真のコピーが撮れてしまう事実に、ハッとする自分。

好きな写真であればあるほど、その撮影法は、その人のものです。この日を境に
「こんな風な写真を撮りたい!」という考えを、すっぱり捨てました。ここから先は、
自分自身の力で。なぜって、カメラマンにとって大切なことは、『自分だけの表現
方法を追い求めて行くこと。』 それ以外にないのですから。

少なくとも、私はそう思っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

く~。長い、長すぎる。それで今、仕事に戻らなくてはっ!ならなくなりました。
中途半端のまま、ひとまず話を放置します!(詫)続きは、後ほど。では。


最新の画像もっと見る