☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

【 オピニオンリーダーが語る 「厨房談義」 第23回 】

【オピニオンリーダーが語る「厨房談義」第23回】
2016年1月25日開催、東京ガス様 業務用厨房ショールーム
『「BO!セミナー」料理撮影セミナー 』
~美味しそう!の先へ、魅力を表現する料理写真講座~
の様子を掲載して頂いております!
作例写真も合わせて掲載しておりますので、お時間のある際にご覧下さいませ。

只今4×5修行中。

2006年06月12日 | ヲタクの館!写真講座

’あらた おん’のHPはこちら。



世の中、デジタル全盛の時代でございます。写真界も例外ではないようでして。
どうやら、私達が、フィルムカメラを心おきなく使えた最後の世代となりそうです。
でも、それは、ぎりぎりラッキーな事でありました。なぜって?技術の過渡期に、
現時点でのデジカメの性能不足を、発見できる目を持つことが出来たんですから。

えー、今回は、 『マニアの館へようこそー。』 的な内容です。
カメラに興味を持っていない方には、退屈だと思います!(すみません。。。)

(話戻って。)写真には画質というものが、かなり重要でございまして、簡単に
言ってしまいますと。ハガキをA4サイズに拡大コピーをすると、→画像が荒れる
と言う原理から、→フィルムサイズが大きいと高画質を得られると言う理屈が
成立することになります。(メチャクチャ、間の説明を省略しとります。)

さて、私が撮影しております料理写真におきましては、高画質を日々追求している
訳でして、デジタル画像の現像と日夜格闘しております。そんな、ある日のこと、
私の好きな料理本の著者(辰巳芳子さん)の特集番組のビデオを、深夜見直して
いましたら、目の端をよぎったというか、画面に映ったんですよ、撮影機材がぁ、
ほんの一瞬だけぇ。(サブリミナル効果か!)これは、是が非でも確かめねばっ!

  そこから、”「情熱大陸」リピート地獄”でございます。

「辰巳は、鎌倉の自宅に戻っていた。」・・ここで葉加瀬太郎さんの音楽。・・
’カチャ、シュルシュルシュルー、カチャ。’←ビデオ巻き戻し&再生の音。
「辰巳は、鎌倉の自宅に戻っていた。」(ナレーションまで戻ってしまったー。)

 *** これを繰り返すこと20分。葉加瀬さんの音楽、耳タコ。 ***

’カチャ、チャ。’お、ここだぁ~!とるてんは見た!4×5&ライティングをぉ!

ふ、ふ、ふ。そこには4×5(シノゴと読みます。)が映っていたんですね~。
これは大判カメラの一つで、フィルム面積(35㎜カメラの13倍)が大きく、完全
アナログ操作のカメラなのです。昔の映画の中で、写真館で使うカメラと言うと、
イメージが沸きますでしょうか?(布を被って、ピントを合わせるシーンとか。)

デジタルにない豊かな階調と立体感の描写に、心奪われまして、大判の撮影を
覚えようと決めました。(即決です!)しかしですねー、私がこう言い出したら、
時代に逆行する所業なので、周囲から「こいつ、アホ?」と言われてますっ。(笑)

ま、この経験が無駄になっても、全然OKです!だって、元々写真バカですから~。
もし、後悔することがあるとしたなら、フィルムが手に入らなくなる日までに、大判
カメラの特性を生かしきった撮影が出来なかった時でしょう。(それは、やばい!)

只今、日々是修行中。苦しくもあり、楽しくもあり。写真の本質を学び直す毎日です。

☆今日の写真は、6月の和菓子第2弾。青梅と鮎を形取った練りきりです。鮎は、
リアルな表現を追求するため、バーナーでの焦げ目付の時、燃え尽きたもの多数。
ちなみに、お焦げの鮎はお汁粉にして食べました。白あんですから。