世の中、デジタル全盛の時代でございます。写真界も例外ではないようでして。
どうやら、私達が、フィルムカメラを心おきなく使えた最後の世代となりそうです。
でも、それは、ぎりぎりラッキーな事でありました。なぜって?技術の過渡期に、
現時点でのデジカメの性能不足を、発見できる目を持つことが出来たんですから。
えー、今回は、 『マニアの館へようこそー。』 的な内容です。
カメラに興味を持っていない方には、退屈だと思います!(すみません。。。)
(話戻って。)写真には画質というものが、かなり重要でございまして、簡単に
言ってしまいますと。ハガキをA4サイズに拡大コピーをすると、→画像が荒れる
と言う原理から、→フィルムサイズが大きいと高画質を得られると言う理屈が
成立することになります。(メチャクチャ、間の説明を省略しとります。)
さて、私が撮影しております料理写真におきましては、高画質を日々追求している
訳でして、デジタル画像の現像と日夜格闘しております。そんな、ある日のこと、
私の好きな料理本の著者(辰巳芳子さん)の特集番組のビデオを、深夜見直して
いましたら、目の端をよぎったというか、画面に映ったんですよ、撮影機材がぁ、
ほんの一瞬だけぇ。(サブリミナル効果か!)これは、是が非でも確かめねばっ!
そこから、”「情熱大陸」リピート地獄”でございます。
「辰巳は、鎌倉の自宅に戻っていた。」・・ここで葉加瀬太郎さんの音楽。・・
’カチャ、シュルシュルシュルー、カチャ。’←ビデオ巻き戻し&再生の音。
「辰巳は、鎌倉の自宅に戻っていた。」(ナレーションまで戻ってしまったー。)
*** これを繰り返すこと20分。葉加瀬さんの音楽、耳タコ。 ***
’カチャ、チャ。’お、ここだぁ~!とるてんは見た!4×5&ライティングをぉ!
ふ、ふ、ふ。そこには4×5(シノゴと読みます。)が映っていたんですね~。
これは大判カメラの一つで、フィルム面積(35㎜カメラの13倍)が大きく、完全
アナログ操作のカメラなのです。昔の映画の中で、写真館で使うカメラと言うと、
イメージが沸きますでしょうか?(布を被って、ピントを合わせるシーンとか。)
デジタルにない豊かな階調と立体感の描写に、心奪われまして、大判の撮影を
覚えようと決めました。(即決です!)しかしですねー、私がこう言い出したら、
時代に逆行する所業なので、周囲から「こいつ、アホ?」と言われてますっ。(笑)
ま、この経験が無駄になっても、全然OKです!だって、元々写真バカですから~。
もし、後悔することがあるとしたなら、フィルムが手に入らなくなる日までに、大判
カメラの特性を生かしきった撮影が出来なかった時でしょう。(それは、やばい!)
只今、日々是修行中。苦しくもあり、楽しくもあり。写真の本質を学び直す毎日です。
☆今日の写真は、6月の和菓子第2弾。青梅と鮎を形取った練りきりです。鮎は、
リアルな表現を追求するため、バーナーでの焦げ目付の時、燃え尽きたもの多数。
ちなみに、お焦げの鮎はお汁粉にして食べました。白あんですから。
私はやっと、中判カメラです。
しかし、鮎は白あんでしたか。美味しそうな焼き色でお酒がすすんだのかと。はははは。
きっと、スタジオとかアシさんの経験があれば、大判撮影は当たり前なのかもしれないんで、ちょこっと、恥ずかしくはあります・・・。
RZを使っているので、大して変わらないだろうと思っていたら、これがなかなか。でも、あたらしい発見も色々あって、奥が深いですな、大判。
鮎は、何匹かで写真に撮ろうと、大きなザルを用意したのに、イマイチ納得いかず、最後の1匹にご登場頂きました。(泣)
というか、ホントに写真好きなのね。
鮎はあんこですかっ!
びっくりです!!すごいなぁ~
面を利用したピントのコントロールが、出来ない。無駄になっていく、シートフィルム。でも、挫けず、もうちょっと粘ってみます。
鮎、練りきり餡なんですが、やっぱりこのお菓子、あまりいけてない気がします。(可愛くないし。。。)
とるてんさんの日記を読んでると、わたしもがんばろうーっう!てエネルギー沸いてきます。
先日、ちょっと学校に用事があって行ったんですが、日比野先生にバッタリ。ともりんさんの話を聞きました~!写真展、乱入させて頂きますので、お会いできると良いですね。
こちらも、やる気を貰っていまーす!
元々、35㎜がマニュアルに近いカメラを使っていたので、違和感はないと思っていたのに、甘かったですね。(笑)画角、露出倍数、フィルターワーク、イメージサークル。ちょっと、理解が足りなかったですっ!でも、今気がつけて良かった~と思います。
写真展、楽しみにしてますヨー!!!
その前に自分はRZが欲しい。
大判をやってみて、改めて、フィルターワークの大切さに気がつきました。(ホワイトバランスなんて機能は付いていない。。。)
デジのフィルター補正機能は、正に銀塩を基に作られています。フィルターの知識が不十分だったので、使い切れていませんでした。
大判のおかげかな?
私のRZは中古ですが、良い品でした。中古屋さんに状態の良い物が出る場合があるので、チェックしてみて下さい。私は、プリズムファインダーが欲しいです。(中古で。)
自分は全く意識した事ないです。
デジタルで簡単にある程度は補正出来てしまうのでね。
デジタルは効率よい時はありますが、後で補正を沢山するのは結局フィルムの知識がないからだと思います。その点でもフィルムの知識は大事だと思います。
RZはデジタル対応も出来そうなのでPROⅡDがいいかなと思いますが、あるかな?
暇があったら近所の中古屋に探しに行きます。
そう、RZ67はデジタル対応ではないんです。マミヤの人に言わせると、今年中には、新しいデジ中判を出してみせるといっていましたが、値段を考えただけで、頭痛そう。。。