AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

貴女のMISSIONは...と、テレビは...。

2010-05-26 09:20:22 | Weblog
   

  昨晩、BSテレビのプレミアム8で画家セザンヌを取り上げていて、
  とても興味深く観賞していて、そのままのチャンネルの今朝は
  MISSONという番組を放送していて、朝からいろいろ考えさせられた。

  そして今、終わりに言われた<あなたのミッションは?>との言葉が
  頭のなかで反芻しているのです。

  実母は3人姉妹で、母はもう亡くなりましたが、次女、三女は80歳台で、
  次女は個室のある綺麗なホームで暮らしています。
  三女は自分の娘と一緒に暮らしていて、足は悪くしていますが、
  それなりに<元気よ!>って、ときどき気分で電話がかかります。

  一昨夕、その三女の叔母から電話があり、次女の叔母のことでの連絡でした。
  <食事を受けつけなくなって...>とお嫁さんからの言葉に慌てている。
  そして、このことについて今後の相談を...とのことだったと。

  私もときどき訪れてはいて、大分物忘れが...とは感じていました。
  でも、忘れていくことが当人にとっては幸せなときもあるのでは...なんて、
  叔母の来し方を思いながら手を握っていたこともあった私でした。

  <貴女も立ちあって...> 、 <何故? 叔母の長女に相談しないの?>
  <順序が違うでしょ>、<叔母さんが順序を教えてあげたら...>
  <でも、あまりうまくいってないようで...>と話は受話器でいったりきたりです。

  <とにかく、叔母さんから順序を話してあげて、これはとても大切なことよ>
  <他のお手伝いがあったら何でもしますから...>で、一応電話は切った。


  電話後から私の頭の中では電話の会話が何度も繰り返えされ、気持ちは暗くなっていく。
  今でこそ、<自分の老いにむかっての設計は>なんて、老後計画の本が店頭に並ぶ時代、
  叔母たちは学徒動員を経験してきた人生、姉妹のなかではおっとりとしていて、
  大変さを微塵も感じさせない叔母なのです。

  私と同い年の長男を3年前に亡くし、長男家族と暮らしていたけど、デイケア先で
  足を骨折してから病院の勧めでホームに入った。
  海の見える環境のよい場所で訪れる私たちも癒されていて、将来はここが...なんて
  話していて、<早くいらっしゃい!!>なんて冗談を言っていたのに...。

  結果的には先ず、長女のご主人がかわりに先生の話を聞きに湯河原から
  来てくれることになったと三女の叔母から今、電話があった。
  その様子でお見舞いに出かける約束をしたけど、気持ちは重い。
  どうも、長女も持病を持っているらしい。

  一家の柱を亡くしたあとのお嫁さんの気持ちに添えるところは私にはあるけど、
  ふぅ~とため息が何度も出てしまう。

  そう遠くない時期に私にもやってくる問題で、まして骨折でもしたら...、
  と思うと<老いの設計>などと暢気なことはいってはいられない。
  もう片足はしっかり設計の一歩に踏み入れているのだから...。

  そんな気持ちといつでも動けるようにとの気持ちで今週の約束はすべて延期をして、
  次の電話を待っているのです。

  今日は今のところ晴れてはいますが、流れる空気は湿気を含んでいます。
  何も手につかずにいましたが、ようやくキッチンでは宮崎県より取り寄せた
  干しタケノコがもどし終わっているので他の野菜と煮はじめました。

  宮崎県は口蹄疫問題で大変です。 ただただ早い終息を願っています。
  
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4 コメント

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ミッション (マコ)
2010-05-28 20:50:54
難しい問題ですね。

ミッションと言うことでは、
叔母様にはお子さんがいらっしゃるのですから、
子供さん達で考えてて頂きたいような気がしますけど…
気の重さが伝わってくる日記に、
気の利いたコメントが出来なくてすみません。

両親はすでに他界し、主人の両親も早くに逝ってます。
両親の兄弟までは付き合いはしていません。
代が変わればそんなものだと思っていましたから。

定まらない陽気です、
akkomamさん、ご自信をご自愛下さい。


返信する
難しい...ですね。 (akkomam)
2010-05-29 09:17:19
  私の考え方は単純明解で<家族で考えること>で、
  私たちはあまり多くはない叔母との時間を大切に
  丁寧に過ごしたいと思うだけなのです。

  長男である夫に早世されたお嫁さんとしては
  いつも訪れてくれる三女の叔母に相談したいので
  しょう、それで叔母は私に電話をしてきたのですが、
  <お嫁さんとの関係がどうであれ、長女がいるのだから
  そちらに連絡して相談するのが筋>と、思ったのです。

  想像するに食の細くなった叔母の体力保持のために
  流動食を直接、胃に送ることへの医師からの提言と
  了解を求められているのではないかと推察しています。

  長女との普段のお付き合いの様子はわかりませんのですが、
  母姉妹と私はよく旅にも出かけていました。
  母が体調がすぐれない時期でも、気分転換に姉妹の
  旅に応援についていきましたので、不思議と絆は
  深く、思い出を辿っては懐かしがっています。

  来週はさりげなく叔母を見舞いにいってきます。
  
  私のミッション...しっかり持って暮らさなければ
  いけないと今回のことでつくづく感じています。
  <自分らしく生きる...>なんて格好つけていられるのは
  いつまで続けていけるのでしょうか、
  しっかりした目標と信念とそれを続ける体力、知力、と
  考えるだけで暮らしがすくんでしまいそうでが...。

  皆様に励ましていただきながら、暮らしていきますので
  よろしくお願いいたします。

  今回のことは立ち止まって自分を見つめる良い機会を
  与えてもらったような...と。

  
返信する
家族の絆、 (bonji)
2010-05-29 10:09:29
どう生きようか考えて若いころとは違い、
年齢を重ねると、どう生きたか、
どう人生を終わらせるか、
考え方が変わりますね、

元気ではつらつとしていた叔母たちも
今は母を含めケアハウスやホームのお世話になっています。
子供たちの関係もそれぞれで、
いちばん元気な若い叔母がを気にして
ホームをまわっています。
私も叔母達をお見舞いに行きますが、
入り込む気持ちはありません。

ミッションを持つて、しっかり暮らす
その通りですね。

           bonji
           

返信する
難しい問題ですね。 (akkomam)
2010-05-29 17:31:52
  良いにつけ、悪いにつけ、家族が寄り添って暮らしている
  時代でない今、老いに関わる問題はいろいろあるようです。

  とにかく今の私は叔母に痛みなく穏やかに過ごして
  ほしいと思うことにつきますし、そのためにできることは
  手伝いたいと考えています。

  生きること、老いること、すべて自分に関わってくること、
  う~~ん、頑張らなくっちゃ...です。
返信する

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