栃木県宇都宮市で宇都宮城蓮池跡から室町時代からの蓮の実を発掘して発芽開花させ、それを起爆剤に地元宇都宮の活性を図ろうとする標記の会が、当会が5月に発刊した記念誌「蓮の実」を購入してくださいました。6月25日発行の「蓮池の夢通信」にそのことを掲載してくださいましたのでご紹介させていただきます。
検討委員会が発掘発芽させたハスの一つが昨年7月18日に開花しましたが、大賀蓮にそっくりなのです。それに開花した日も大賀蓮が最初に開花した日と同じなんです。
栃木県宇都宮市で宇都宮城蓮池跡から室町時代からの蓮の実を発掘して発芽開花させ、それを起爆剤に地元宇都宮の活性を図ろうとする標記の会が、当会が5月に発刊した記念誌「蓮の実」を購入してくださいました。6月25日発行の「蓮池の夢通信」にそのことを掲載してくださいましたのでご紹介させていただきます。
検討委員会が発掘発芽させたハスの一つが昨年7月18日に開花しましたが、大賀蓮にそっくりなのです。それに開花した日も大賀蓮が最初に開花した日と同じなんです。
昨日宇都宮市で観蓮会が開かれました。
昨年春、宇都宮城跡再生検討委員会によって城跡上蓮池跡地から64個の蓮の実が発掘され、その中の2個を発芽処理したところ、両方発芽し順調に育っているようです。それを見守り育てていこうと、同委員会の手で第1回観蓮会が開催されたようです。残念ながらまだ花芽が立っていないようですが、ハスの季節はこれからですので、同委員会の方々や宇都宮市民の人々は、水面に花芽が現れるのを首を長くして待っているとのことです。
http://www.47news.jp/localnews/tochigi/2009/07/post_20090720122120.html
観蓮会の式次第と趣意書です。
以下の2点を記念品として参加者に差しあげたようです。
宇都宮城の蓮を意匠化した益子焼きの湯呑み茶碗(小島淳一氏 作)
藕粉入りの薯蕷(じょうよ)紅白饅頭(菓子づくり松月 製)
昨日、宇都宮市で古蓮実発掘が行われ、12粒の実が発見されたとの報告がありました。
「大賀ハスは今 2008」の阿部氏が発掘に立ち会われたようで、速報が氏のHPに掲載されています。
栃木県宇都宮市は平成13年から中心市街地の活性化や防災拠点の設置を目的に宇都宮城跡の一部が復元する工事を進めてきましたが、ほぼ完成したようです。それにあわせて、市民団体の宇都宮城跡蓮池再生検討委員会が数年前から準備してきたハスの実の発掘が動きだしたようです。
宇都宮城は戊辰戦争のおりに官軍と幕府軍が激しくせめぎ合う舞台となり、城の建物はほぼ全焼してしまい、維新後も土塁は崩され堀は埋め立てられてしまいました。
城の東にあった堀には江戸時代初め頃より堀が埋められる明治頃までハスが植えられていたようで、宇都宮の人々に長い間親しまれていたようです。
今回堀跡の一部を発掘してハスの実を探し出し、それを発芽させ城の再生に花を添えようというのです。この事業には、城の再生とハスの再生を宇都宮の発展へつなげようとの再生検討委員会の方々の熱い思いが込められています。発掘日程については、宇都宮城跡蓮池再生検討委員会より連絡がありました。
日程は 4月5日発掘 同6日に掘り出した土の中からハスの実を選別する作業となっています。
発掘作業は、関電工(株)がボランティアとして参加し、同社所有の建柱車で2~3t近くの土を掘り出し、近くの旭中学校校庭で小中学生や市民の協力を得て選別作業をする段取りになっているようです。
大賀先生は、師である内村鑑三先生の著書「後世への最大遺物」を読むように人によく奨めていたようです。今回の宇都宮城跡蓮池再生検討委員会がリードしてきた事業が、成功裏に終わり宇都宮市の後世への最大遺物とならんことを祈念します。
都宮城跡蓮池再生検討委員会については、「大賀ハスの今 2008」に紹介されています。