「自由と強制のリーダーシップ」
これは、私の敬愛する先生の著書である。
先生が大学を辞め、作家の道へとすすまれることになり、やっと待ちわびた一冊目「松下とホンダ」が出版された折には、すぐに購入した。
そのことは、開設当初の当ブログの中でも触れている。
それから数ヶ月が経ち、日々の生活に追われているうちに2005年が幕を閉じた。
元旦の朝、先生から届いた年賀状に2冊目が出版されたという報告があった。
早速購入しようと、ネット検索をしてみたが、見つからない・・・。
そうこうしている間に、また数週間が過ぎていった。
そんな中、インテリアコーディネーターの合格通知が届き、その報告をしようとひさしぶりにメールを作成した。その中で、その本がどこで購入できるかを尋ねたところ、「合格祝いにプレゼントしたい」というありがたい返信があり、一昨日、仕事を終えて帰宅するとメッセージ付きの本が届いたというわけである。
本の表紙を見て、まず驚いた。
見つかるハズがない。私はタイトルを間違って覚えていたのだから。
テレビっ子で必ず何かしらの番組を見ている私が、その晩は、一度もテレビの電源を入れることなく、睡魔に襲われるギリギリまで読みふけた。
同じく、次の日の晩も・・・。
そして、完読した。
「自由と強制のリーダーシップ」
その本の中に掲載されていた著者の紹介を下に引用する。
大西 宏(おおにし こう)
1933年大阪府生まれ。府立三国丘高校3年生のとき、全国高校サッカー選手権大会にてMFとして2位入賞を果たす。大阪大学経済学部卒業後、松下電器産業に入社。宮崎・京都・愛媛・福岡・東京の販売会社代表者として、赤字経営の再建、合併などに手腕を発揮する。多摩・北海道営業所長、ステレオ事業部営業部長を務める。
松下幸之助の謦咳に接した最後の世代。
松下電器商学院長(松下幸之助が創設した販売店の後継者指導する全寮制の教育機関)、松下流通研修所代表(グループ流通部門の研修機関)を務める。
その間、松下電器サッカー部長として、1990年に天皇杯を獲得。釜本監督を招聘し、ガンバ大阪の発足に貢献する。
1993~2004年、関西外国語大学教授として経営学とゼミナールを担当し、主としてヒューマン・リソース・マネジメント(自己実現・人間関係・リーダーシップ)の研究と教育に励み、就職部長として学生の進路指導に尽力して人気を博す。
現在は日本人材開発センター(横浜市)会長として、企業コンサルティング、企業経営者・ビジネスマン研修に活躍中。(株)日本マンパワー「中高年ホワイトカラー就業支援プロジェクト」メンバー。「日本キャリア開発協会働く若者ネット相談事業」(http://net.j-cda.org/pc/)キャリアカウンセラー。
正直なところ、私もほとんどが今回初めて知った経歴だったりする。
そして更に、この本を読んだ野村総研から誘いがありエクゼクティブ・エデュケーション「人間領域」担当主任講師となられたそうだ・・・。
とにかく、私には想像もつかないほどのスケールの中で活躍されているにも関わらず、私のちょっとしたメールや手紙に、いつも心からのことばで返事をくださる。
東京と京都という離れた地域に居るにも関わらず、大阪に用事ができた折などは、必ず連絡をくれ、京都に立ち寄って、私の為に時間を割いてくれる。
先生と出会って10年、卒業して8年が経った今も、常に先生のことばから影響を受けていることはたくさんある。
だからこの本が、私の知っている先生をそのまま凝縮したもののように感じた。
日頃から耳にしているフレーズがいくつも登場したので、普段は人よりも遅い読書スピードの私でも、その本を読み終わるまでに多くの時間は必要なかった。
本の中には、「言わなければわからない場合のショック療法を覚える」という節があり、先生が実際に直言で直撃したくだりがあった。
たびたび、先生からはそういう話を耳にしてはいるものの、私の性格を見抜いてか、一度も叱責を受けたことがないので驚いてしまう。
私はいつも褒められて、乗せられて、おだてられて・・・する内にすっかり勘違いして自分の夢に近づいてきたと思う。
そして、今日、本のお礼と感想を送った私の元に先生からの長い長いメールが届いた。
先生は、私のこれまでの道のりを、少し立派に勘違いし、そしてかなり脚色して捉え、そしてやっぱり、またまたかえって反省しなければならないほどの賞賛のことばをくれた。
今日、ようやく気付いたのだが、先生に褒められるほどに、先生が誇大な評価をするたびに、その評価に近付こうと努力している自分が居たように思う。
今日は別に本の宣伝でもなければ、押し売りでもないのだが、紹介せずにはいられなかった。
仕事の中で人間関係に悩んだとき、自分の仕事に行き詰まりを感じたとき、ヒントを与えてくれる一冊だと思う。
そして、私が密かに恋心を抱くほど敬愛する先生の生き様をほんの少し覗くことができる一冊である。
これは、私の敬愛する先生の著書である。
先生が大学を辞め、作家の道へとすすまれることになり、やっと待ちわびた一冊目「松下とホンダ」が出版された折には、すぐに購入した。
そのことは、開設当初の当ブログの中でも触れている。
それから数ヶ月が経ち、日々の生活に追われているうちに2005年が幕を閉じた。
元旦の朝、先生から届いた年賀状に2冊目が出版されたという報告があった。
早速購入しようと、ネット検索をしてみたが、見つからない・・・。
そうこうしている間に、また数週間が過ぎていった。
そんな中、インテリアコーディネーターの合格通知が届き、その報告をしようとひさしぶりにメールを作成した。その中で、その本がどこで購入できるかを尋ねたところ、「合格祝いにプレゼントしたい」というありがたい返信があり、一昨日、仕事を終えて帰宅するとメッセージ付きの本が届いたというわけである。
本の表紙を見て、まず驚いた。
見つかるハズがない。私はタイトルを間違って覚えていたのだから。
テレビっ子で必ず何かしらの番組を見ている私が、その晩は、一度もテレビの電源を入れることなく、睡魔に襲われるギリギリまで読みふけた。
同じく、次の日の晩も・・・。
そして、完読した。
「自由と強制のリーダーシップ」
その本の中に掲載されていた著者の紹介を下に引用する。
大西 宏(おおにし こう)
1933年大阪府生まれ。府立三国丘高校3年生のとき、全国高校サッカー選手権大会にてMFとして2位入賞を果たす。大阪大学経済学部卒業後、松下電器産業に入社。宮崎・京都・愛媛・福岡・東京の販売会社代表者として、赤字経営の再建、合併などに手腕を発揮する。多摩・北海道営業所長、ステレオ事業部営業部長を務める。
松下幸之助の謦咳に接した最後の世代。
松下電器商学院長(松下幸之助が創設した販売店の後継者指導する全寮制の教育機関)、松下流通研修所代表(グループ流通部門の研修機関)を務める。
その間、松下電器サッカー部長として、1990年に天皇杯を獲得。釜本監督を招聘し、ガンバ大阪の発足に貢献する。
1993~2004年、関西外国語大学教授として経営学とゼミナールを担当し、主としてヒューマン・リソース・マネジメント(自己実現・人間関係・リーダーシップ)の研究と教育に励み、就職部長として学生の進路指導に尽力して人気を博す。
現在は日本人材開発センター(横浜市)会長として、企業コンサルティング、企業経営者・ビジネスマン研修に活躍中。(株)日本マンパワー「中高年ホワイトカラー就業支援プロジェクト」メンバー。「日本キャリア開発協会働く若者ネット相談事業」(http://net.j-cda.org/pc/)キャリアカウンセラー。
正直なところ、私もほとんどが今回初めて知った経歴だったりする。
そして更に、この本を読んだ野村総研から誘いがありエクゼクティブ・エデュケーション「人間領域」担当主任講師となられたそうだ・・・。
とにかく、私には想像もつかないほどのスケールの中で活躍されているにも関わらず、私のちょっとしたメールや手紙に、いつも心からのことばで返事をくださる。
東京と京都という離れた地域に居るにも関わらず、大阪に用事ができた折などは、必ず連絡をくれ、京都に立ち寄って、私の為に時間を割いてくれる。
先生と出会って10年、卒業して8年が経った今も、常に先生のことばから影響を受けていることはたくさんある。
だからこの本が、私の知っている先生をそのまま凝縮したもののように感じた。
日頃から耳にしているフレーズがいくつも登場したので、普段は人よりも遅い読書スピードの私でも、その本を読み終わるまでに多くの時間は必要なかった。
本の中には、「言わなければわからない場合のショック療法を覚える」という節があり、先生が実際に直言で直撃したくだりがあった。
たびたび、先生からはそういう話を耳にしてはいるものの、私の性格を見抜いてか、一度も叱責を受けたことがないので驚いてしまう。
私はいつも褒められて、乗せられて、おだてられて・・・する内にすっかり勘違いして自分の夢に近づいてきたと思う。
そして、今日、本のお礼と感想を送った私の元に先生からの長い長いメールが届いた。
先生は、私のこれまでの道のりを、少し立派に勘違いし、そしてかなり脚色して捉え、そしてやっぱり、またまたかえって反省しなければならないほどの賞賛のことばをくれた。
今日、ようやく気付いたのだが、先生に褒められるほどに、先生が誇大な評価をするたびに、その評価に近付こうと努力している自分が居たように思う。
今日は別に本の宣伝でもなければ、押し売りでもないのだが、紹介せずにはいられなかった。
仕事の中で人間関係に悩んだとき、自分の仕事に行き詰まりを感じたとき、ヒントを与えてくれる一冊だと思う。
そして、私が密かに恋心を抱くほど敬愛する先生の生き様をほんの少し覗くことができる一冊である。