「インテリアコーディネーター」という仕事があることをご存知ですか?今、このブログを読んでくださっている多くの方が、インテリアコーディネーターが綴るブログと認識して頂いた上で訪れて下さっていることでしょうから、(今更・・・何?)と思われるかも知れませんね。
「インテリアコーディネーター」という仕事の存在をご存知な方はたくさんいらっしゃると思いますが、インテリアコーディネーターが何をする人なのか?ということ説明できる方は少ないと思います。
私自身、友達や親戚といった身近な人たちから初対面の方々まで、質問される機会は少なくはありませんが、実際の仕事の範囲が多岐に渡っていることと、世間のICに対するイメージとのギャップで、その解答に困ってしまうことがあります。
インテリアコーディネーター(以下ICとする)とは、辞書(国語辞典)によると「住宅の内装や改造に関して、関連する商品知識をもとに消費者に選択や組み合わせをアドバイスする人。また、その職業。」とあります。ちなみに、ICを輩出するインテリア産業協会によると、「住まいをより美しく暮らしやすい生活の場にするため、家具や住宅設備などのインテリアを選択し、『空間』『人』『モノ』を調和させること。」・・・だそうです。
ものすごく抽象的でしょ?
そもそも、今日これをテーマにしよう。と思ったきっかけは、ブログランキングで上位をキープされている、あるコーディネーターさんのブログを読んだことでした。
私、滅多に読まないんですよ。同じICさんのブログ。いや?もしかしたら初体験かも知れません。年に一度開催されるICの交流会にも参加したことないし。別に深い意味はないんですよ。ただ、ICという仕事は、前述のようにアバウトな仕事のため、同じICでも仕事の内容も範囲も全然違う。顧客に対するアプローチの仕方も様々。あまり、多くの人の仕事を見てしまうと自分自身の軸がブレてしまうので、気にしないことにしているんです。でも、なんとなく気になってしまったんですね。それで読んでみるとすごく面白くって。どんどん読み進めてしまいました。その中で自分自身のことを紹介されていた回があったんです。
ICが何をする人なのか、具体的な仕事内容がずらっと羅列されます。ハイ。ICの仕事は一言で足る説得力を持つものがありません。まぁ、ありがちな良く見る説明ですね。
ところが、読み進めていくと実にわかりやすい表現にたどり着きました。そんなわけで、ちょっと拝借しちゃいます。
自嘲的にいえば、
「どーーーーーでもいいこと」を一生懸命考える、アホな職業です。
さらに読み進めると、こんな風にもありました。
世の中に、医者がいなければ困っちゃう。
風俗のおねーちゃんが消えることも、まぁ、まず、ありえないでしょう。
それが、世の中のニーズってなもんです(笑)
それにひきかえ、地球上からインテリアコーディネーターが消えたところで
・・・誰か、困る人はいるかい?
と。
いやぁ。この不景気に、不景気だからこそ(?)、おいおい。ICって必要なのかよ?!なんて、自分の首を絞めるような事が言いたい訳じゃありませんよ(笑)。
こんな時だからこそ、むしろ必要だって信じています。だって、家は一日が始まる場所であり、そして一日を締めくくる場所なのですから。
どんなにステキなホテルに泊まったって、老舗の旅館で贅沢なサービスを受けたって、自宅に戻った時に「ほっ」とされた経験のある人は多いと思います。
そんな、心の満足度を高めるお手伝いをする大切な仕事だって、私は信じています。
さて、「インテリアコーディネーター」の資格所有者は全国で7万人ぐらい。なんだとか。
これもそのブログの中にありました。
うじゃうじゃ、いる(笑)
その中には、ペーパードライバー(?)もいるので、
実践の仕事につけているのが、7万人のうち、4000人ぐらいなんだそうです。
(なんの統計か忘れましたけど)
「なんの統計か忘れた」のは困るので、私なりに調べてみましたが(と言ってもネット検索でさらっとね・・・)、全くわかりません。でも、昨年度第26回IC試験の合格者が2,878名ですから、単純に26を掛けると74,828人。7万人というのは、ほとんど正確な数なんだと思います。
その内実践の仕事につけているのが4,000人くらい・・・というのは、かなりアバウトな数字のようにも思いますが(だって、統計を取ること自体、かなり難しいハズだし)、有資格者の5%程度と考えると、「OLに人気の資格ランキング」等でいつも上位にいる資格ですから、仕事に関係なく取得されている方も多いのかも知れません。
別に仕事にしなくても、自身の住まいを豊かにするために取得したって良いですものね。そして、ICの求人数が異常に少ないというのも実情です。それは前述のように残念ながら「別に居なくても困らない」職業であり、専門のICを置かなくても「設計士」さんが兼務することも「現場監督」さんが兼務されていることも珍しいことではありません。ですから、ICがICとしてICラシイ仕事をするために、フリーで活躍されている方が多く存在します。ということは、私のように企業に属している人だけを探すと、もっともっと少なくなると思います。書きながら、改めてシアワセものだなぁ~。と思います。
「ICラシイ」という表現を使いましたが、これもまた難しいトコロです。
例えば、私は「ICになりたい!」と初めて口にしたのが、小学6年生の頃でした。正直、どんな仕事かなんてわかっていませんでした。図面に色を塗ったり、照明器具の写真を貼ったり、カーテンの生地を選んだり・・・。そんなような仕事をする人だと漠然と思っていた程度です。
ハチセに入社して、営業と同行する車中でそんな話をしたことがあります。そんなことがしたくて、ICを目指した。って。
「別にそんなことなら、ICじゃなくても、結婚して子どもと一緒に作ればいいんじゃない?」その時そんな風に笑われたことは、今でも鮮明に覚えています。
ICの専門学校へ通うとプレゼンボードを製作したり、パースを描いたり、平面図に家具を落とし込んだり、色を塗ったり・・・そんなことを繰り返し練習します。
そう。図面に色を塗ったりするプレゼンボードの製作は、あの時漠然と描いていたICの仕事、そのものでした。まさに、12歳の私が描いたイメージ通り。
でも、それだったら、あの時ケタケタと笑われたように、別に仕事にしなくたって良いんです。私がしている仕事は、書き上げるとグダグダ・・・だらだら・・・なんだか良くわからなくなってしまいます。それにあの時描いていたイメージとは違って、プレゼンボードを作ることも少ないし。
ただ、全ての業務に共通して言えるとすれば、「そこに住む人が笑顔になる家」をつくることだと思います。ちょっと格好付け過ぎでしょうか?
でも、ホントにそれに尽きます。そして何より、喜んで頂けることによって私が元気になれます。“もやっ”と描かれているイメージを“現実的なもの”にする。“好きなアイテム”を整理して家全体のバランスを整えるお手伝いをすることが、私の仕事の『軸』です。
「インテリアコーディネーター」といってもインテリア(=内装)だけではありません。カースペースや外壁などエクステリア(=外装)だって、合わせて(あ~でもない。こ~でもない。)と悩みます。
・・・書けば書くほど、曖昧になってくるぅ~。
だからやっぱり、
「どーーーーーでもいいこと」を一生懸命考える、アホな職業
これに尽きると思います(笑)。
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「インテリアコーディネーター」という仕事の存在をご存知な方はたくさんいらっしゃると思いますが、インテリアコーディネーターが何をする人なのか?ということ説明できる方は少ないと思います。
私自身、友達や親戚といった身近な人たちから初対面の方々まで、質問される機会は少なくはありませんが、実際の仕事の範囲が多岐に渡っていることと、世間のICに対するイメージとのギャップで、その解答に困ってしまうことがあります。
インテリアコーディネーター(以下ICとする)とは、辞書(国語辞典)によると「住宅の内装や改造に関して、関連する商品知識をもとに消費者に選択や組み合わせをアドバイスする人。また、その職業。」とあります。ちなみに、ICを輩出するインテリア産業協会によると、「住まいをより美しく暮らしやすい生活の場にするため、家具や住宅設備などのインテリアを選択し、『空間』『人』『モノ』を調和させること。」・・・だそうです。
ものすごく抽象的でしょ?
そもそも、今日これをテーマにしよう。と思ったきっかけは、ブログランキングで上位をキープされている、あるコーディネーターさんのブログを読んだことでした。
私、滅多に読まないんですよ。同じICさんのブログ。いや?もしかしたら初体験かも知れません。年に一度開催されるICの交流会にも参加したことないし。別に深い意味はないんですよ。ただ、ICという仕事は、前述のようにアバウトな仕事のため、同じICでも仕事の内容も範囲も全然違う。顧客に対するアプローチの仕方も様々。あまり、多くの人の仕事を見てしまうと自分自身の軸がブレてしまうので、気にしないことにしているんです。でも、なんとなく気になってしまったんですね。それで読んでみるとすごく面白くって。どんどん読み進めてしまいました。その中で自分自身のことを紹介されていた回があったんです。
ICが何をする人なのか、具体的な仕事内容がずらっと羅列されます。ハイ。ICの仕事は一言で足る説得力を持つものがありません。まぁ、ありがちな良く見る説明ですね。
ところが、読み進めていくと実にわかりやすい表現にたどり着きました。そんなわけで、ちょっと拝借しちゃいます。
自嘲的にいえば、
「どーーーーーでもいいこと」を一生懸命考える、アホな職業です。
さらに読み進めると、こんな風にもありました。
世の中に、医者がいなければ困っちゃう。
風俗のおねーちゃんが消えることも、まぁ、まず、ありえないでしょう。
それが、世の中のニーズってなもんです(笑)
それにひきかえ、地球上からインテリアコーディネーターが消えたところで
・・・誰か、困る人はいるかい?
と。
いやぁ。この不景気に、不景気だからこそ(?)、おいおい。ICって必要なのかよ?!なんて、自分の首を絞めるような事が言いたい訳じゃありませんよ(笑)。
こんな時だからこそ、むしろ必要だって信じています。だって、家は一日が始まる場所であり、そして一日を締めくくる場所なのですから。
どんなにステキなホテルに泊まったって、老舗の旅館で贅沢なサービスを受けたって、自宅に戻った時に「ほっ」とされた経験のある人は多いと思います。
そんな、心の満足度を高めるお手伝いをする大切な仕事だって、私は信じています。
さて、「インテリアコーディネーター」の資格所有者は全国で7万人ぐらい。なんだとか。
これもそのブログの中にありました。
うじゃうじゃ、いる(笑)
その中には、ペーパードライバー(?)もいるので、
実践の仕事につけているのが、7万人のうち、4000人ぐらいなんだそうです。
(なんの統計か忘れましたけど)
「なんの統計か忘れた」のは困るので、私なりに調べてみましたが(と言ってもネット検索でさらっとね・・・)、全くわかりません。でも、昨年度第26回IC試験の合格者が2,878名ですから、単純に26を掛けると74,828人。7万人というのは、ほとんど正確な数なんだと思います。
その内実践の仕事につけているのが4,000人くらい・・・というのは、かなりアバウトな数字のようにも思いますが(だって、統計を取ること自体、かなり難しいハズだし)、有資格者の5%程度と考えると、「OLに人気の資格ランキング」等でいつも上位にいる資格ですから、仕事に関係なく取得されている方も多いのかも知れません。
別に仕事にしなくても、自身の住まいを豊かにするために取得したって良いですものね。そして、ICの求人数が異常に少ないというのも実情です。それは前述のように残念ながら「別に居なくても困らない」職業であり、専門のICを置かなくても「設計士」さんが兼務することも「現場監督」さんが兼務されていることも珍しいことではありません。ですから、ICがICとしてICラシイ仕事をするために、フリーで活躍されている方が多く存在します。ということは、私のように企業に属している人だけを探すと、もっともっと少なくなると思います。書きながら、改めてシアワセものだなぁ~。と思います。
「ICラシイ」という表現を使いましたが、これもまた難しいトコロです。
例えば、私は「ICになりたい!」と初めて口にしたのが、小学6年生の頃でした。正直、どんな仕事かなんてわかっていませんでした。図面に色を塗ったり、照明器具の写真を貼ったり、カーテンの生地を選んだり・・・。そんなような仕事をする人だと漠然と思っていた程度です。
ハチセに入社して、営業と同行する車中でそんな話をしたことがあります。そんなことがしたくて、ICを目指した。って。
「別にそんなことなら、ICじゃなくても、結婚して子どもと一緒に作ればいいんじゃない?」その時そんな風に笑われたことは、今でも鮮明に覚えています。
ICの専門学校へ通うとプレゼンボードを製作したり、パースを描いたり、平面図に家具を落とし込んだり、色を塗ったり・・・そんなことを繰り返し練習します。
そう。図面に色を塗ったりするプレゼンボードの製作は、あの時漠然と描いていたICの仕事、そのものでした。まさに、12歳の私が描いたイメージ通り。
でも、それだったら、あの時ケタケタと笑われたように、別に仕事にしなくたって良いんです。私がしている仕事は、書き上げるとグダグダ・・・だらだら・・・なんだか良くわからなくなってしまいます。それにあの時描いていたイメージとは違って、プレゼンボードを作ることも少ないし。
ただ、全ての業務に共通して言えるとすれば、「そこに住む人が笑顔になる家」をつくることだと思います。ちょっと格好付け過ぎでしょうか?
でも、ホントにそれに尽きます。そして何より、喜んで頂けることによって私が元気になれます。“もやっ”と描かれているイメージを“現実的なもの”にする。“好きなアイテム”を整理して家全体のバランスを整えるお手伝いをすることが、私の仕事の『軸』です。
「インテリアコーディネーター」といってもインテリア(=内装)だけではありません。カースペースや外壁などエクステリア(=外装)だって、合わせて(あ~でもない。こ~でもない。)と悩みます。
・・・書けば書くほど、曖昧になってくるぅ~。
だからやっぱり、
「どーーーーーでもいいこと」を一生懸命考える、アホな職業
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