Advance

インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

7月28日 ごみゼロ右衛門参上!!

2007-07-28 | インテリア/建築

昨日、ホテルグランヴィア京都で行われた、松下電工が主催する照明セミナーを受けるため、京都を訪れた時のこと(セミナーの詳細は、別の機会に・・・)、ごみゼロ右衛門に遭遇しました。

めちゃくちゃかわいくて、シャッターチャンスを狙っていたのですが、中途半端なプライドが邪魔してなかなか近づくことができず・・・遠くから様子を伺っていました。

すると、ごみゼロ右衛門のイラストの入ったクリアファイルが配られていることを発見!左手にカメラを持ったまま、そのファイルをもらいにそのイベントスペースへ行きました。
すっかりカメラを握り締めていることは忘れ、スタッフの人に「このファイル、もらってもいいですか?」と聞くと、「よければ、写真も撮っていってくださいね。」と。
「はいっ!」と、とびっきりの笑顔で答えた私は、大人な女性のプライドなんて1mmもなくなってました。

カメラを向けると、気を付けをして、その場に固まってくれたごみゼロ右衛門。トップの写真は、そんな1枚です。

さて、せっかくだから、ごみゼロ右衛門のお仕事を手伝っておきましょう。
京都市には、家庭用電動式生ごみ処理機の購入助成金制度があります。
その詳細は次の通り。

■助成対象者
①京都市内在住で京都市内の販売店で機器を購入する方(1世帯に1台、法人名義は除く)
②これまでに、本助成金を受けていない方及び世帯であること。

■助成内容
①電動式生ごみ処理機
◎ 助成額/購入価格の半額。ただし、上限は35,000円。
◎ 助成台数/4,000台
※ 電動撹拌式以外の生ごみ処理機(手動撹拌式、電気保温式等)も助成対象となりますが、ディスポーザー式(生ごみを粉砕して下水に流すもの)は対象外です。
※ (財)日本環境協会の消費電力量におけるエコマーク認定基準(1.5kwh/kg以下)を満たすものを助成対象とします。
②生ごみコンポスト容器
◎ 助成額/購入価格の半額。ただし、上限は4,000円。
◎ 助成台数/500台

■追加募集期間
平成19年8月1日(水)~8月31日(金)必着
※ 申込者が、6月に応募された方も含めて、電動式生ごみ処理機3,000名、生ごみコンポスト容器300名に達した時点で、申込受付終了(先着順)。

■申込方法
申込受付期間内に①住所②氏名③電話番号④助成希望種類 を京都いつでもコール(京都市市政情報総合案内コールセンター)まで、電話、ファックス又は電子メールにて。

京都いつでもコール
Tel:075-661-3755
Fax:075-661-5855
電子メール
パソコン:http://www.city.kyoto.jp/koho/cc/
携帯電話:http://www.city.kyoto.jp/koho/m/cc/

■その他
①助成対象者には、購入・申請手続説明書が送付されます。対象となる機種や購入店舗を京都市内の販売店に限定するなどの条件がありますので、注意事項をよく読んで購入してください。
②助成金は、申請者の銀行口座に振り込まれます。

ナショナルの対象商品 
MS-N48
MS-NH30

各自治体による生ごみ処理機の助成金は、下記アドレスより検索できます。
http://nama53.net/cgi-bin/user/nama53/joseikin.cgi

7月25日 祇園祭のつづき

2007-07-25 | ひとりごと
京都の祇園祭といえば、日本三大祭の一つとしても有名です。しかし、祇園祭と聞くと、14日の宵々山くらいから、山鉾巡行のある17日の間だけを想像される方が多いのではないでしょうか。
私も、毎年7月17日山鉾巡行の日がお休みとなる、京都の会社に勤めてしばらくが経った頃、実は祇園祭が7月の初めから1ヶ月間にわたって行われるお祭りだということを知りました。

そして昨日24日は、花傘巡行、環幸祭の日です。
いつものように出勤すると、会社近くの電柱に見慣れない貼り紙を見つけました。「急告」といった見出しだったでしょうか。けれど、そのままなんとなくやり過ごし、いつものようにいつもの仕事をしていると、すっかり貼り紙のことなんて忘れてしまっていました。

夕方5時頃に何やら外が騒がしくなり、ようやく今朝の貼り紙のことを思い出しました。
慌ててその時事務所の2階に居た同僚たちと、窓にへばりついてその様子を眺めました。とにかく、どこからあれだけの人を集めてくるのだろう?と不思議に思うほどたくさんの男の人たちが、市内を歩きます。

山鉾巡行は以前、7月17日(前祭 山鉾20基)、7月24日(後祭 山9基)の2回にわかれていました。昭和41年(1966)、後祭が17日に合流し、後祭の行事が喪失したために興されたのが、花傘巡行のはじまりだそうです。

そして、私が毎年遭遇しているのが環幸祭と言われるもの。
17:00頃から三基の神輿が相次いで四条御旅所を出発。三条御供社にて祭典を行ないます。21:00~22:00頃八坂神社に還幸。神霊を神輿より本社に還し、祭典を行ないます。

いつもの時間にいつものように、会社を出て、地下鉄の駅に向かうと、私の目の前に大勢の人たちとお神輿、そして最後に馬が現れます。
いつもは、立ち止まることもなく、何気に見流してしまうのですが、昨日は衝動的にシャッターを押しました。
自動車が行き交うアスファルトの道路と、そこで懸命に交通整理を行う警察のひとたち・・・。現代の日常と、永く伝わる伝統とがひとときの間交じり合う瞬間。
それは、なんだか不思議でおかしな情景にも思えますが、日常に生き、帰路を急ぐ私にとっては、ほんのりと心のやすらぐ光景でした。

7月23日 今回はバリのリゾートホテルをモチーフに。

2007-07-23 | インテリア/建築
6月18日の投稿で少しお話ししました現場に、21日(土)行ってきました。
冒頭に利用したものは、この現場を計画した時に作成したコンセプトシート(=カラースキーム)です。カリンの床にダークブラウン色の建具との組み合わせを中心に、計画しました。建売住宅にするには、個性が出過ぎるのではないか?と密かに心配しつつ、(ま、失敗したら、次はやめときゃいっかぁ♪)というカナリ楽観的な性格が後押しして、計画は完成。営業の担当者へのプレゼン段階で、計画変更の心配もありましたが、心から気に入ってくれていたかどうかはともかく、大方の了承を得ることができ、工事に進むことができました。(実は、寝室部分のみ、一部受け入れてもらえなかった内容があります。これはまた時期をみて、実現させるつもりです☆)

仕上がりは心配していた程突出した個性を発揮してしまわず、とても落ち着いたシックな空間になりました。小さなコダワリにも気付いてもらうことができ、それを気に入ってもらうことができたのが、今回の一番の成功だったと思います。

残念ながら、まだ完全に完成していなかったのと、広角カメラが他の現場へ出張中だったこともあり、あまりキレイに撮影できていませんが、その一部を紹介します。

玄関に利用したのは、コイズミ照明のTORTA(トルタ)というシリーズのシャンデリア。マーブル模様入りのガラスセードをアンティークブラウンの金具で支えた吊り式シーリング。リゾートの雰囲気をわかりやすく印象付けるために用いました。

ここの玄関は設計が素晴らしくて、シューズクローク(内玄関)やベンチがあるのも魅力的です。

ついついこのベンチに腰掛けると動くのがイヤになりました(笑)。

次に、玄関先から2Fへ通じる階段です。
蹴込みや側板、巾木などはホワイト色にし、段板のみにカリン色を合わせました。
このような手法は、度々用いていますが、意外と壁の仕上げや、2Fの廊下との取り合いに難しさを感じていました。
今回は、これまでの中でもかなりしっくりとまとまった例だと思いましたので思わず撮影。

これが、今回の住宅の見せ場でもある、寝室へと続く渡り廊下。
ちなみにこの下がリビングです。渡り廊下から下を覗くとインナーテラスが見えます。


つづいて寝室です。

壁面の1面に間接照明を施しました。
ベッドのヘッドボード側になります。この部分には、淡く光沢のあるパープルのクロスを利用しました。

最後に洗面とトイレです。

洗面化粧台は、お施主さまのご希望もあり、当初計画していたダークブラウンではなく、ナチュラル色となりました。家全体のコンセプトからは若干外れますが、ステキな空間です。何より、住む方が気に入ってくださるのが一番です。

一体何を撮影しているのかわけのわからない写真になってしまいましたが、これが、私の小さなコダワリでした。トリムコーディネートといって、クロスの大きな見本帖の中に数種類収められている帯状のもの。
下の写真のように、腰の高さあたりに、横づかいで空間をぐるりとまわるのが一般的ですが、今回はタテに1本だけ入れてみました。もちろん、アジアンテイストの柄を選択。

ちなみに、クロス屋さんにお願いする時のラフ図がこんな感じです。

7月12日 これからの住宅のキーワード

2007-07-12 | ひとりごと
女に生まれて良かった。
と、いうよりも「女性」というだけで、働きやすい環境になってきた。

というのは、少し錯覚だったかも知れない。と感じる今日この頃、まぁ、どちらにしても10年前とは随分勝手が変わってきたのは事実である。
建築業界は、まだまだ男性社会であり、日本の企業もまだまだ男性社会であることは、長い歴史と日本の風土からは、そう簡単には崩せないというのも、なんとなく仕方ない気もするが、どの業界においても、ターゲットに女性を据える以上、働き手にも女性を求めなければならないようになってきている気がする。
そういえば、最近やたらと耳にする「ダイバーシティーマネージメント」。一部では「女性活用」という理解がされている節もあるようだが、性別に関係なく、「個」を尊重したビジネス手法だと私は理解している。こんなことからも、それが日本の未来にとって、良いのか悪いのかはともかく、変化に向かっていることを感じずにはいられない。

さて、先日、自動車業界でも、商品開発に変化が生まれてきた。という話しを聞いた。自動車の購入でさえも、女性の意見が直接購入に影響しているという傾向から、女性に気に入ってもらえる商品の開発が進んでいるようだ。

同様に住宅業界でも同じことが言える。
住宅の購入に際しては、女性(特に家族においては、主婦である奥様)に決定権があるということは、数年前から業界でも話題となっている。シングルの女性が不動産を購入することも珍しくなった今、ハチセの商品体系にも「リ・ストックレディース」が生まれた。
近年に参加している各種のセミナーや集めた情報、頂いた情報からも、社会のニーズとして注目されているテーマは、どこもそう変わらないように感じる。

そんな折、今朝来訪くださったYKKAPさんの資料が、これまでの全ての情報を結論づけてくれたような気がする。

そこには、そういう観点から住宅キーワードを見ると、「子供」、「女性」という2点がポイントとなるとあった。
詳しく内容を読み進めると同時に、これまで得てきた情報を刷り合わせると、要するに私自身が「住みたい」とか「欲しい」と思う住宅が、おおよその女性の感覚とそれほど違わないということがわかった。
そういった意味では、私がただ女性だというだけで、クリアできる部分であり、女性であることを「ラッキー」だと思える一つのポイントでもある。
ところが、その後、他の資料を読み進める内に、そんなに簡単なことではない。ということに気付かされた。
それは、全国的にシェアを拡大していっているという「タマホーム」に対して、地域の工務店ビルダーがどのように差別化をはかっていくべきかを検証している資料にあった。
記事を引用すると次のようなものである。

タマホームの商品はどちらかというと男性向け商品である。チラシの作り方にしてもイメージ写真は使わない。感性に訴えるよりも、価格の安さ、会社の成長力、設備や構造といった現実的なアピールをしていると言えよう。
 一方、女性はインテリアに目が行くものだ。例えば、リビングの写真、こじゃれたオプションで、見栄えのする部屋を演出すれば、女性の目を引く。多少価格はタマホームより高くてもイメージで勝つことは可能だ。


この内容は、なかなか現状を的確に押さえているような気がした。
要するに、女性と男性はやっぱり違うものなのだ。現在の日本は、「差別」という言葉に敏感になり過ぎているような気もするが、「区別」はしなければならない。つまり、私のような女性が惹かれるモノと男性が求めるものは根本的に違うのである。
そして、冒頭の話に戻すと、住宅業界も日本の社会も、まだまだ男性社会である。
つまり、私のような女性が良いと感じたものが、同じように男性の賛同を得ることは、カナリ難しい。このあたりをどう、すり合わせてモノづくりをしていくか?
これは、私に限らず、どこの会社でもどこの業界でも、非常に難しいテーマなのではないだろうか。