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インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

6月30日 IKEA ポートアイランド店に行ってきました。

2008-06-30 | インテリア/建築
昨日6月29日(日)、2008年4月14日にようやく関西にもオープンした IKEAポートアイランド店に行ってきました。
オープン前から「行きたい」といい続け、そして延び延びになったままやり過ごしていたIKEA。ぽっと時間ができたので、ふらっと行って来ちゃいました。

“IKEA”とは、1943年アグナリッドと呼ばれるスウェーデンの小さな村から始まり、今では世界44の国と地域にまたがる大手小売チェーン。その取り扱いは、キッチン、ベッド・ダイニングセット・ソファーなどの大型家具からキッチンウェア、食品に至るまでホームファニッシング製品(=家具、インテリア用品、生活雑貨だけでなく、インスピレーションあふれるアイデアやヒントまで、毎日を少しでも快適にするために必要なものすべてのこと)を幅広く取り扱うショップです。
日本でもすっかり有名になりましたので、みなさんも良くご存知ですよね。
関西にはまだ無い頃から、行きたいと思っていたIKEA。私のイメージは「インテリアショップでありながらも、レストランなども展開する一種のテーマパーク」といったものでした。そんな夢のような空間。行かないわけにはいきません。

4月にオープンしてからというもの、時折、訪れた人の様子を聞いてきました。
みんな口を揃えるのは、とにかく人が多いということ。
私、人混みが苦手なのですよね・・・。(得意な人なんていないでしょうけど。)
(いつになったら、ゆったりと買い物できるだろうか?)と待つこと2ヶ月。一向に空く気配はありません。(車で行って、駐車場に入れないのも疲れるよねぇ~。)(でも、神戸まで電車で行くのもしんどいよねぇ~。)と、楽をすることばかり考えて、そして後回しにし続けたIKEA。意外に電車が便利でしたよ。
京都から三宮までJR新快速で約1時間。三宮からは無料のシャトルバスがお出迎え。乗車時間約20分。
乗り換えなどの時間を考えても1時間半ほどの所要時間で到着できてしまうので、車よりも随分短時間で到着できます。もしも、(ちょっと遊びに・・・)というつもりなら、絶対電車をおすすめします。逆に何かの目的を持って(例えば、ソファーが欲しい。とか食器などのテーブルウェアが欲しいなど)行かれる際には、車の方がいいでしょうね。
私の場合、別に住まいを新たにするわけでもなく、特に欲しいものもないことに気付き、「車である必要がない」ことに気付き、電車を利用することにしました。
その代わり、到着したあと、(このグラスかわいいなぁ~。)と思っても、帰りのことを考えると面倒になって購入を諦めてしまいましたが・・・。

さて、IKEAに初めて行った感想です。
まず、シャトルバスが到着したと同時に、入場規制されていたらしい人の列が入口へと流れました。私としては、待たずに入れたので「らっきぃ~☆」と幸先の良い感じ。入場後の第一印象は、海外のテレビで良くみるスーパーマーケット。方向音痴の私が一人で歩けばたちまち迷子になりそうな広い空間に、たくさんの商品。
同じ椅子が何十も積み重なっています。
照明器具は、私が普段提案しているものの半額以下のものばかりが並びます。
食器だって、驚きの安さ!!100円ショップなんてまだまだ甘い!
デザインもスウェーデンが発祥というだけあって、ポップでキュート。色使いも本当に上手☆
でも、個人的には(あともう一歩なのだけどなぁ~。)と思ってしまいました。
確かにかわいいのだけれど、レジの行列に加わってまで買いたいものがありませんでした。イスもたくさん取り揃えてあるのだけれど、やっぱりイスって座り心地が大切ですよね?!その座り心地が確かめられない展示方法も残念なトコロ。
あとは、やっぱり安いだけの品質。確かにこの価格でこれだけの商品をつくれたトコロはスゴイと思うし、DIY商品としての位置づけで、単純にあるものを購入するのではなく、自分自身で作り上げていく楽しみもここでは得られるような気がしました。
けれど、本物の「木」にこだわりたい人にとっては、ちょっと違うかも知れませんね。
私は、特に家具において「木」の表情とか温もり、手触りを大切にしたいという思いが年々強くなってきました。これは、ハチセで仕事をしていることが拍車をかけているような気もします。ですから、「頑張って購入したい!」と思えるモノには残念ながら出合うことができませんでした。
では、私のIKEA出没はもう無いのか?と聞かれると答えはNO!です。
めちゃくちゃ楽しい時間の過ごせる場所でした。ふらっと行ってしまいましたが、決してふらっと行ける距離ではないので、「明日も行ってきます♪」とは言えません。けれど、もしも近くにあれば頻繁に出没してしまいそうな場所です。その空間に居ることが楽しくて、並んだソファーに座ることが心地良くて。時間が許す限り、ず~っと居たいと思える場所でした。
家具好きさん、雑貨好きさん、テーマパーク好きさんには、きっと楽しめる空間だと思います。
そうそう。決してまわしものではありませんが、IKEAを訪れる前にはIKEA FAMILYへの入会がお徳です。カードの発行には2週間ほどかかるそうですが、申込み後すぐに送られてくる会員番号をメモして訪れれば、優待が受けられますよ。

IKEA FAMILYの入会https://www.family.ikea.jp/dynamic/member/regist/index.php

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6月25日 ダビング10

2008-06-25 | 豆知識
2008年7月4日4:00、ついに運用される見通しがついたとされるダビング10(=ダビングテン)。自宅のDVDも、バージョンアップで対応可能かどうか、気になって仕方ありません。

ところで、ダビング10とは、とは総務省の情報通信審議会で提案されたデジタル放送の私的利用に関する運用ルールに対して電子情報技術産業協会(JEITA)が定めた統一呼称であり、その概略は、9回のコピーと1回のムーブを可能にした運用ルールのことです。

ここまでのところで、(なんのこっちゃ?)と感じられた方のために、もう少し詳しく説明を入れますね。ご存知の方はここをさらっと飛ばして、読み進めてください。
地上派デジタル放送が導入され、高画質で録画が可能となりました。そこで問題となるのが著作権。高画質で録画されたものを配布されたり、もしくは販売されたりしようものなら、製作者はたまったものではありません。そこで、その著作権を保護する意味でも、これまで、放送局が放送しデジタル録画したものはムーブ(Move:移動)1回のみしかできないコピー・ワンスが運用ルールとなっていました。
例えばお気に入りのドラマを録画したとします。それを保存するため、DVD-RW(デジタル放送の場合DVD-Rに録画することができません)等のメディアにダビングをします。すると、ハード内の記憶は消えてしまうように設定されていました。
例えば、友人に「昨日見られなかったから、もし録画しているなら見せて。」なんてことを頼まれたとしましょう。本来ならば、ダビングをしたものを「あげるよ。」と、言いたいところですが、元のデータが消えてしまいますから、そうはいきません。自分が保存しておきたい内容は、返してもらわないといけなくなります。
更に厄介なのは、ダビングに失敗した場合です。私も何度か失敗し、私にとって大切なデータを失ってしまいました。ある時は、RWの初期化をすることを忘れたまま、ダビング作業を行ってしまい消失。またある時は、ハードディスクの故障が原因による消失・・・。
まさに「覆水盆に返らず」で、メーカーに文句を言おうにも、消えたデータは返って来ません。私のように、失敗した経験のある人は、ダビング作業が怖くなってしまいます。
大切なデータほど、メディアに保存せず、ハード内に置いておく・・・。その内ハードの容量が足りなくなり、データの取捨選択に迫られる・・・。
まぁ、そこまで大げさに言う程の大切なデータはなかなかありませんが、とにかくこのコピー・ワンスルールは、ユーザーにとって厄介な制度でした。

ダビング10の運用は、私たち一般ユーザーにとっては嬉しい新ルールだと思います。
しかし、旧式のDVDレコーダーなどダビング10に対応していない録画機では機器外部への信号出力を含めてこれまでどおりコピー・ワンスの運用となるため、ハードディスク装置(HDD)に録画した番組を2枚のDVDにコピーして1枚を視聴用、もう1枚をバックアップ用と使い分けることができず、この制度を有効に利用することができません。
既に販売されているハードディスク内蔵録画機はダビング10に対応していませんが、メーカーや機種によってはソフトウェアのアップデートで対応する予定もあるとのこと。現在、ソニーやパナソニックからは、アップデートの情報が発表されています。それらのメーカーの商品をご利用の方は、下にリンクを貼っておりますので、ご確認ください。

ソニー
http://www.sony.jp/products/Consumer/BD/support/information/archives/080623.html
パナソニック
http://panasonic.jp/diga/info/
日立
http://av.hitachi.co.jp/tv/dubbing10/index.html

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6月19日 なかなか更新されない理由

2008-06-19 | インテリア/建築
6月に入って2回目の投稿です。
きっと、定期的にチェックしてくださっている方は、開ける度に同じ内容のページが現れることにうんざりされていたことでしょう。
ブログを書いていない間、何をしていたかと申しますと・・・ホームページを作っておりました☆
2008年4月http://www.koumu-hachise.jpのURL取得
と、もうすでに工務部として専門サイトは立ち上がっていますが、その裏でわたくし、ちまちまとした作業を積み重ねておりました。
そう。当初からこのブログをご覧頂いている方はご存知の通り、ものすごくアナログ人間な私。今朝も“女子高生が日に何十件も携帯メールのやりとりをしている”というニュースを耳にして、一足早く大人になって良かった。なんてことを思ってしまいました。
このブログを始めた当初もそうでしたが、私の場合、コンピューターを介する仕事に向き合う際にはまず、拒否する心を溶かす作業から入らなければなりません。慣れない作業に「わぁ~!わぁ~!」言っている私を横で見ているI野は、「ブログを始めた頃の小川さんを思い出します。」なんてことを言っていました。
そう。何事も新しいことを始める時には乗り越えなければならない山がある。
それは、すごく苦しくて、大変だったりするのだけれど、乗り越えてしまえば後は何でもない日常に変わってしまう。

先だっての日曜日、なんとなく自宅の引き出しの中を整理していた時のこと、学生時代のレポートが出てきました。何かに導かれるようにその内の何枚かを読んでみました。テーマは経営に関することだったのですが、その中でこんなことを書いていたのです。

誰かに出来て、自分に出来ないことは、何もない。もしも、出来ている人がいるのに、自分にはできない何かがあるとしたら、それは私の努力が足りないだけだ。

大人になるのも考えものだなぁ。と思いました。
諦めるハードルの高さが歳を経るごとに低くなってきているのかも知れません。

小学生の頃、転入してきた女の子が私にはできない鉄棒の技をする姿を見た日、学校から帰ると近くの公園で何度も練習したっけ。お腹や膝の裏がアザだらけになったことと、その傷みだけは、今もはっきりと覚えています。
弟がひょいっと宙返りする姿をみて、(私にもできるハズ!)と、真似して頭から地面(といっても布団の上ですが)に突き刺さったり、
ソファで飛び込み前転をしようとしてムチウチになったり・・・。

いつからでしょう。
自分の限界を自分で決めるようになったのは。

“何でもできる”と信じていた学生時代。
大人になって、“何でもできない”ことが理解できてしまうようになりました。
もちろん、自分の器を理解しなくてはならない。でも、努力を怠って限界を決めるのは別の話。自分にとって「苦しいポイント」を乗り越えなくてはならない瞬間は、何歳になっても訪れるものなのでしょう。

さて、随分話が逸れてきてしまっていますが、工務部専門サイト、いよいよリニューアル致します。公開は、明日20日16:00の予定。
実は、現在のサイトも、トップページのフラッシュの部分は私が作成したものだったのです。今回も、それをほんの少しアレンジしたものをトップに使いました。
サイト自体は、まだまだ素人丸出しの構成になっています。SEO対策?!なんのこっちゃ?って感じです。
それでもとにかく、ハチセが、ハチセの工務部が今やろうとしていること、建築に対する姿勢、これから目指していくものを知って頂く場として、少しずつ良いサイトにしていきたいと思っています。

お時間の許すときに、ぜひ覗いてやってください。
工務部専門サイト 2008年6月20日リニューアル!http://www.koumu-hachise.jp
このブログの右上にも、リンクを貼りました。

これからはこのブログとともに、住まいのこと、インテリアのこと、仕事のこと・・・そして建築のこと、ハチセのことをお届けしたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

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6月15日 灯りづくり

2008-06-15 | インテリア/建築
昨日6月14日(土)、休みをとって守山で行われている「灯り教室」へ行って来ました。
人の出逢いや縁とは不思議で、突然なものだとつくづく感じます。4月に上京の町家で行われていた灯り展を訪れたことがきっかけで、私自身が灯りづくりにチャレンジすることになりました。

その準備は一週間前から始まりました。
まずは、ランプシェードを飾る押し花作り。家の庭を久しぶりに覗き、ランプに利用できそうなものを選びます。

私が選んだのは、「げんのしょうこ」。
漢字に置き換えると「現の証拠」。昔から下痢止めの薬草として有名で、煎じて飲めばピタリと治ることから由来しているそうです。また、同じ意味で「たちまち草」という別名も。7月から9月には、ピンク又は白い花をつけるんですよ。

花の解説はさておき、土曜日の正午過ぎ、京都駅から守山へと向かいました。かばんの中には、完成した押し花をはじめ、ものさし、はさみ、カッターナイフ、スプレーのり、木工用ボンド、両面テープ・・・。

毎月第2土曜日に開催されるその教室は、もう、すっかり常連の生徒さんたちがたくさんいらっしゃいます。
私の向かいで製作されていた方は2年半、そのお友達は3年以上もの間、通われていると聞きました。今でこそ、照明器具に対する日本人の意識が変わり始めているように思いますが、この教室の先生でもあり、私が灯り展で出会ったその人が照明づくりを始められたのは8年も前のことなのだとか。それは、高島屋で1台のフロアランプを購入したことがきっかけだったそうです。
私たちの想像以上に高価な商品が多い、照明器具。私も照明計画をする際には、毎回、予算とのバランスに頭を悩ませていますから、それはとても共感するところでした。
購入したランプを家に持ち帰り、バラしてみると、(なぜ、こんなものがこんなにも高いものなのか?)という思いが生まれたそうです。(これなら、自分で作れるのではないだろうか?)って。そうして、試行錯誤を繰り返し、素材や大きさの基準ができてきたそうです。
わたしたちは、そのようにして出来たデザインやアイデア、それからそれに必要な材料を準備して頂いて、ただただ“ものづくり”の楽しさに浸る4時間を過ごしました。

まずは、先生が用意してくださった設計図をもとに、耐熱フィルムにキリを用いてキズをつけ、折り曲げ線をつくります。次にフィルムを裏返して水性ペンでデザインを描きます。もう一度表に向けて、裏面のそれを基準に和紙を貼ったり、押し花を並べたり・・・。デザインが完成すれば、水で湿らせたティッシュを用いて、基準にしたデザインを消します。最初に付けたキズで折り曲げ、いよいよシェードがかたちになりました。
シェードが完成したら、次はランプ部分をつくります。
こんなところまで、一から作るとは驚きでした。教育課程で男女差のあった最後の世代である私は、女子は家庭科、男子は技術。と、男女に分かれた時間を過ごしましたので、初めて目にしたハンダゴテ(=半田鏝)。最後まで新鮮な時間でした。
熱中している時間は、あっという間に過ぎていきます。これってとてもストレス解消になりますよ。
そして完成した作品がこれ。


キレイに出来たので、ラッピングをしてプレゼントに・・・。

世界にたった一つのランプの完成です。
教室では、生徒に合わせて3つの設計図が準備されていました。
トップに掲載した写真が、その日参加されていた方が作成した全てのランプです。
実際に作ってみた私は、お店に並ぶ照明器具の価格設定になんだか納得してしまいました。一生懸命つくったそれに価格をつけるとすれば・・・やっぱり、そんなに安くは売れないなぁ~。

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