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インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

5月29日 網入りガラスの落とし穴

2008-05-29 | インテリア/建築

戸建住宅の空き巣ねらいの侵入方法 第一位が「ガラス割り」。そこで、防犯対策に熱心なお客様は、窓まわりに対する防犯性能を求められます。
「ここは、外部からの侵入が気になるから網入りガラスにしておいて。」
そんな風におっしゃる方も少なくはありません。私もこれまでたくさんの方と接する中で何度も耳にしてきました。厄介なのはお客様だけではなく、住宅に携わる営業マンにもこの考え方をしている方がたくさん居るという点です。思い込みは本当に怖い。

「じゃあ、ここの窓は、網入りガラスにさせてもらいますね。これだと防犯性能も高まるし。」
(え~?!網入りガラスは防犯のためのものじゃないですよぉ~!!!)
お客様が相手の場合、その考え方が間違っているということは、説明すれば納得して頂けます。しかし、長年この業界で実績を積んだ営業マンともなるとこれがなかなか一筋縄ではいきません。

網入りガラスは、ガラスに金網(ワイヤー)を封入したガラスで、火災時のガラスの飛散防止を目的としたガラスです。

見た目は金網が入っていてガラスが厚い分、強度があるように思われがちですがガラスに異物が入っている分、同厚程度のフロート板ガラスよりも強度が劣ります。サイトによっては、『網入りガラスは、普通の板ガラスに比較して網材・線材が挿入されているため、心理的抵抗感を与える効果があります』という表現がありましたが、侵入する泥棒もプロなわけですから、私たちよりこれらの知識は高いはずです。
割れたガラスは前述のように飛散防止の特性があります。床に落ちにくく、音が少ないため、空き巣にとっては好都合だとも考えられます。
「でも、網が貼ってあるんだから、ガラスが割れたって侵入できないでしょ?」
そんな質問を受けたこともあります。でも、実物の網入りガラスを確認してみてください。どうでしょうか。とっても細いことに気づいて頂けると思います。この金網、見た目の通り簡単に切ることができます。

「じゃあ、強化ガラスは?それともペアガラス??」
どちらも間違いです。強化ガラスは、板ガラスを約700度まで加熱した後、ガラス表面に空気を吹きつけ、均一に急激に冷やす事により生成されるガラス板です。一般的なガラス(フロート板ガラス)に比べると3~5倍程度の強度がありますが、決して割れないというわけではありません。圧縮層を超えて割れが進行すると、内部には逆に引っ張りの力が存在するため、ガラス全体が瞬時に破砕します。車などに用いられていることは、みなさんも良くご存知でしょう。一般のガラスが割れた場合、ガラスは鋭利な刃先となり、人体を傷つける恐れがありますが、強化ガラスはガラス全面が粒状になるので安全です。しかし、この特徴が防犯面では問題となります。また、強化ガラスは現場での穴あき加工などができず、工場で必要な加工を完了する必要があるという特徴もあります。

ペアガラス(=複層ガラス)は、断熱対策に有効なガラスです。2枚の板ガラス間に乾燥した空気層を設けて断熱性能を向上させ、部屋の内外の温度差が原因となる結露などを減少させます。実はペアガラスとは旭ガラスが商標登録をした複層ガラスの商品名。TOTOのウォシュレット、SONYのウォークマンなどと同様に、商品名が広く有名になりました。
こちらももちろん、防犯性能は期待できません。

防犯対策をしたいなら・・・
「防犯合わせガラス」を選んでください。

防犯ガラスは、2枚の板ガラスの間に強靱な特殊樹脂膜をはさみ、加熱・圧縮したガラスです。はさみ込んである「特殊樹脂膜」による耐貫通性にすぐれ、防犯性能を発揮します。
私は以前に参加した展示会で、このガラスを割る様子を見たことがあります。男性が金槌を使って渾身の力で叩いてもヒビは入りますが、割れることはありません。

空き巣狙いの約7割が侵入に5分以上かかるとあきらめるというデータがあります。

少しでも、侵入までの時間をかせぐこと。これが、空き巣からご自宅を守る鍵です。網入りガラス、強化ガラス、ましてや複層ガラスではなく、防犯対策には「防犯合わせガラス」を選びましょう。

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5月27日 私らしさを表現するテレビ登場☆

2008-05-27 | インテリア/建築
洋服を着替えるように、インテリアにもカラーを取り入れる。
先日、メゾン・エ・オブジェのレポートでも書いた、「ファッションとインテリアの境界線がなくなってきていること」を裏付ける商品。こんなテレビなら、単なるテレビという電化製品の一つではなく、インテリアとして、部屋に置きたくなります。連れて歩きたくなります。

今日ご紹介するのは、SONYの液晶テレビ BRAVIA M1(M1シリーズ スペシャルサイト
カラーは選べる14色。

ほんと、見ているだけで、楽しくなります。価格も16V型=89,800円(税込)、20V型=99,800円(税込)と液晶テレビとしては納得の価格なのではないでしょうか。
私も2011年、地デジ切り替え時のテレビ買い替えに向けて、候補の一つに入れたいと思います。

関連記事
2006年1月16日 地上派デジタル
http://blog.goo.ne.jp/ogawa_advance/e/eed70dcba67081b7d697388d80cc1f71
2007年8月23日 薄さ2cmの液晶テレビ
http://blog.goo.ne.jp/ogawa_advance/e/82f5d8acebd5a26aeaf4f0457a013494

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5月23日 またまた登場!小枝不動産!!

2008-05-23 | インテリア/建築
ハチセのホームページをチェックしてくださっている方にはもうすっかりお馴染みの「小枝不動産」。またまた出演しちゃいます。
放映されるのは来週5月31日(土)。読売テレビ“土曜はダメよ!”(毎週土曜日16:55~)の1コーナー。
特に宣伝しなくてもこの番組、ご覧になっていらっしゃる方が多いみたいで過去3回出演しておりますが、その度に「見たよ☆」という反響を頂きます。
取引業者さんはもちろん、友達や従兄弟まで・・・、たくさんの反響を頂きました。
私も録画してチェックしていますが、ここに取り上げられるのはご存知の通り少し変わった住宅たち。そう。ネタになる、笑える、オチがあることが鉄則です。
これまで登場したハチセの住宅たちも、どれもその期待を裏切ることのない逸材揃いでありました。そして同時に、それらの住宅は私自身も、テレビを通して初めて見るものたちでした。だから、一緒に笑っていられたのです。

ところが今回は、違います。撮影が決まった日から、密かにソワソワソワソワ・・・。
放映日がいつになるのか気が気でありません。
そして昨日、ハチセのホームページ及びハチセの事務員さんのブログを通じて知りました。
来週土曜日、いよいよ放送。
ここにご案内することは、迷ったんです。(オチはどの辺に持ってこられるのだろう?)って。(私がコーディネートしたこと、隠して置いた方がいいかな?)って。

と言うのも、私が1年間に関わる建物は約50棟を超えますが、その関わり方は様々。どの家だってかわいいわが子のようなもの。だから決してヒイキをするわけではありませんが、予算やコンセプトに合わせて“ガチガチ”に力が入るものもあれば、いい感じに力の抜けたもの、それからほとんど記憶に残らないようなものもあります。
この住宅は、どちらかと言えば「力の抜けたもの」の部類でしょうか。

完成して、ホームページがアップされると、社内でもとても反響の良い物件でした。みんなから色々聞かれます。「いやいや・・・ホームページの作り方が上手なんだよ」。
私の場合、あまり力を入れすぎないくらいが、高い評価を得られるのかなぁ?なんてことを悩まなくもありません。

さて、この現場が完成するまでのちょっとした秘話を公開しちゃいましょう。
いえ・・・秘話というよりも私の文句でしょうか。それとも言い訳とも言うかも知れません。
この住宅は、たくさんのお金を費やすことのできる住宅ではありませんでした。(これは、この住宅に限ったことではありませんが。)ですから、残せる部分はとことん現状を残した改装が求められました。残す部分が多い場合、一番難しいのは色の取り合いなのです。どうしても、古い部分が際立ってしまいます。だからといって塗装でごまかしてしまうと、「和」の風合いが消えてしまうことも・・・。

山あいの自然に恵まれた環境に建つ、リ・ストック住宅。
「町家」とまではいきませんが、「和」の風格を大切にした改装になりました。

予算がないと、現場の職人さんとのやりとりはいつも以上に厳しくなります。時には「コダワリ」のポイントだって、涙を呑んで諦めることも少なくはありません。この物件も例外ではありませんでした。
ある日のこと、大工さんから一本の電話がありました。
「小川さん!洋室なのに襖になってたで!そんなんおかしいからクロスにしときましたし!!」
(いやいや・・・。それ、わざとなんですけど・・・。)
と、いう言葉をかみ殺し「それ、うちの監督は知っていますか?」と私。
「監督がOKなら、私はそれでいいです(本当は貼り直して欲しいけれど)。」
(  )内は、私の心の声。いえ、心の叫びです。
そろそろ、“床がフローリング=洋室”という考え方、改めませんか?
ええ。もしかしたら、私の方が変わっているのかもしれません。でも、例えフローリングで仕上げた空間だって、私にとっては「和」の空間なんです。
これを理解してもらうには、まだまだ時間が必要ですね。

それから、こんなこともありました。
朝、机の上に置かれた写真。どうやら、照明器具が設置されたよう。
???
明らかに違和感のある1枚。そして現場監督のメモが付いています。
「これで合っていますか?タテ?ヨコ??」
(そう。あなたが、疑問に思った通りです。おかしいでしょ?!この設置方向!)
「おかしいし、やり直してもらってね。」
そして、それから数日が経過し、小枝不動産の撮影がありました。
撮影風景の写真を見ると・・・
(直ってないし(怒)!)

たくさんの人が関わる住宅づくり。たくさんの人が居なければ完成することができない住宅。いつも、私の思い通りになるわけではなく、そして時には私の力では達成し得ない素晴らしい住宅になる場合もあります。だから、この仕事は面白い。
最後にそこに住む人が喜んでくれる住宅になれば、どんなかたちであれ、大成功なのです。

ハチセのリ・ストック住宅が出演する「小枝不動産」は5月31日(土)16:55から。
お時間があれば、ぜひ、ご覧になってください。

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5月21日 MAISON&OBJET 2008

2008-05-21 | イベントレポート
今日は、黒のトイレットペーパー黒のティッシュペーパー黒の便器に続く黒シリーズ第4弾『黒のゴルフボール』を取り上げるつもりでしたが、ネット検索ではそれ以上の情報は得られず・・・。冒頭にチラっと触れる程度にさせて頂きます。
何でも、ミズノから“ブラックコレクション”男っぽさ演出のゴルフ用品として登場するそうで、黒ブームはまだまだ続きそうな感じがします。

さて、“黒シリーズ第4弾”に代わって今日取り上げるのは「メゾン・エ・オブジェ」。業界の人ならすっかりお馴染みのインテリアとデザインの最新トレンドの見本市。
イタリア ミラノで行われる世界最大規模の見本市「ミラノサローネ」と並んで、日本でもすっかり有名になりましたよね。
今日、ハービス大阪内のサンゲツにて、2008年1月に開催されたメゾン・エ・オブジェのレポートを聞きに行ってきました。

メゾン・エ・オブジェ
パリ郊外シャルルドゴール空港南に位置するノールで行われる見本市会場で開催。展示会場面積は26万㎡。東京ドームの6倍だそうです。今年はなんと3001のブランドが出展したのだとか。
1月24日から29日までの5日間の会期で、来場者数は86,085人。前年比+3.20%。同時開催される家具の国際見本市「プラネット・ムーブル・パリ」25,759人を合わせると総計111,844人。
この数字を見るだけでも世界的な関心の高さを知ることが出来ます。ここ日本のインテリアも、これらの見本市の影響を受けており、展示の様子をスライドを通して拝見させて頂きましたが、驚かなければならないような奇抜さを感じることはありませんでした。いよいよトレンドが伝わるまでのタイム・ラグがなくなってきているのでしょうか?

中でも、ミラノサローネでもお馴染みの「JAPANデザイン」は、もはやトレンドではなく、スタンダードである。とレポートされていたのが印象的でした。

それでは、今日頂いたレジュメをもとにざっくりとしたまとめをしておきましょう。

まず、ジェネラルトレンドとして上げられたのは
「エコ+モダン」~環境重視とデザインのバランス~

夕方にお見えになった、三協立山アルミの営業さんもおっしゃっていましたが「エコ」はこれからの社会に欠かせない「テーマ」なようです。
この「エコ」に対する取り組みには、私も様々な考えをめぐらしているところで、日本の動きや世界全体の動きの中で、疑問に感じる部分も少なくはありませんが、どちらにしてもこれからの時代を生きる中で、必ず考えていかなければならないテーマであることに間違いはありません。
世界のトレンドを発信するこの見本市では、もちろんこの「エコ」がトレンドとして取り上げられるわけです。

カラートレンドは、
1. ホワイト&ブラック
2. グレーバリエーション
3. イエローバリエーション
4. グリーン&ブルーバリエーション
5. ピンク&パープル
6. ゴールド&シルバー

といったあたり。特に注目したいのが、ホワイト&ブラックの面積比。今年はホワイトの分量がぐっと増え、ベースカラーにホワイトを置くことで、カラーバランスをはかった展示写真が多くみられました。ブラックも昨年よりもぐっと分量を減らし、アクセント的な使われ方に移行。このあたりは押さえておきたいトコロです。

また、素材で注目しておきたいのが、PVC(=ポリ塩化ビニール)。
ファッションの世界からインテリアにも利用され始めた素材。今日のレポートでは椅子の張り地等に利用されている写真が印象的でした。
PVCに(何のこっちゃ?)と思っている方は、
ボッテガヴェネタ」のバッグを思い浮かべてください。

椅子の張り地に使われていたそれは、ボッテガのそれと同じ製法でつくられている。というお話がありました。

カラートレンドだけでなく、マテリアルについてもそう。いよいよ、ファッションとインテリアの境界線がなくなって来たようですね。

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5月18日 再び☆木梨憲武 色の世界展

2008-05-18 | 美術館・展覧会
昨日17日、またまた行ってしまいました。のりたけ展。
前回訪れたのは一週間前の同じ時間・・・。その時は比較的ゆっくり見ることができたんです。
今回は・・・入口まで人が溢れていました。

ざわざわの会場で、飛び交う会話に耳を澄ますと、2度目の訪問者が多いことに気付きます。一種のテーマパークですよね。リピーターが居るんですよ!

私もそんな一人ですが、やっぱり実際の作品が素晴らしいのです。
既に完売になってしまっていた図録。私が購入した時は、まだまだたくさん積みあがっていました。今となれば、購入できたことがラッキー☆だった図録。自宅に帰って開いてみると、たしかにそれも素晴らしいのですが、やっぱり本物とは違うのです。(当たり前ですけど。)その、写真では表現できない割合が、木梨さんの作品の場合、とても多いように感じました。だから、図録を眺めるうちに、やっぱり本物がもう一度見たくなる・・・。
勝手な素人意見ですけど。

それで、重ねてラッキー☆なことに、私に「早く行っておけばよかったぁ~。」と思わせた原因の一つ、“五十音缶バッジ”が追加されていたんです。
もちろん、買っちゃいました♪
一週間の締めくくりに、素敵なプレゼント。明日からまた、がんばるか・・・。


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5月13日 汝の敵の愛し方

2008-05-13 | ひとりごと
「汝の敵を愛せよ」という言葉がある。これは人間関係力の極致であるが、これができたら苦労しない。

そんな書き出しで始まった恩師のブログ。
著作権を問われるだろうか?mixiで展開されているブログを広く紹介してしまっても大丈夫だろうか?そんなことを考えているうちに時は過ぎた。
でも、これを読んでから時々思い出す。(あ~。先生は、何と表現していたかな?)って。
学生時代から今日に至るまで私にたくさんの影響を与えた人。
尊敬、いや、崇拝といっても大げさではないかも知れない。そしてそんな信者(=生徒)たちは数限りないと思う。
そんな先生に紹介してもらって、踏み込んだSNSの世界。
そういえば、本来面倒くさがり屋だった。
(気が向いた時だけ。)という先生の言葉を間に受けた私が悪かった。
いや、そもそも「気が向く」次元が違うのか?頻繁に更新されていく。自宅のパソコンを立ち上げる度に更新情報が届く。中身が深いせいで、恐れ多くてコメントもできない・・・。
だから懇願して紹介して頂いたというのに、ただ遠くから眺めているだけ。

でも、この記事は見過ごすことができなかった。
(これには私の足あとを残そう!)
そして、思いとどまる。
(休みの日にじっくり考えてみよう。)
休日を迎える。
結構疲れている・・・。
易きに流される・・・。
そして次の記事が投稿された。

さて、今更コメントを入れる機は逃した気がするけれど、何らかのかたちでこれに触れておきたくなった。著作権・・・?それは、教え子ということで許してもらおう♪

現在、あなたに敵は居ますか?
いま、全く思い浮かばないとすれば、よほど安定した生活を送っているか、それともとても心が広いか、もしくは・・・。
今誰かを思い浮かべた人。いや、そんなに深い意味で捉えないで欲しい。例えば今朝の通勤電車で。または、フラっと入ったお店の店員さんに、イラっとしたりはしなかっただろうか。そんな小さな“イラっ”も“根深いイラっ”も、ストレスを抱える人はこの先を読み進めてもらいたい。恩師のその記事には、敵との上手な付き合い方が、綴られていた。

あまり、感情を殺してばかりいたら、それこそ反っておかしくなって暴発することもある。
かといって、「敵」だからといっていつも怒り、攻撃していたら身がもたない。


では、どうするのか?
例としてまず、あげられているのは、相手が明らかにコワイ人の場合。そんな時はどんなに迷惑を蒙っても自分の感情を押し殺すことにストレスを感じない。というような内容が綴られている。

明らかな目的さえ意識すれば、我慢はできるものだ。

と。その他にも様々な対処方法が続く。(1)相手の感情や原因、意味を考える方法、(2)真実を直言する方法、(3)敵に全てを語らせる方法、(4)賛成できないままでもまるっぽ受け入れてしまう方法・・・。

以下はどれも私の言葉に変換することのできないことばたち。だから、そのまま掲載してしまいます。(先生、ごめんなさい。)

感情が静まるのを待ってから相対することもきわめて有効だ。
静まらない感情は稀だからだ。

2度許して3度許してるうちに・・・。
それでも収まらない時はあえてそのままでもよいのではないか。けんかをするよりましだからだ。
人はすべての人と付き合う必要はない。

相手が本当に悪ければ、自分が罰しなくてもそのうち、世の中やや天が罰してくれる。たいして正しくない自分が相手を罰するということに問題が多いからだ。

このような立場で人と接するとき、知らず知らず、感情が理性にかわり、それは「敵への愛のかけら」といえないだろうか?
キスするだけが愛でなく、ほんとうの愛は理性だからだ。


そう。別に誰かのためではなく、自分自身の心のバランスを保つために。
あなたの敵を愛してみませんか?

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5月11日 木梨憲武 色の世界展

2008-05-11 | 美術館・展覧会
もっと早く行っておけばよかったぁ~。

4月26日(土)より美術館「えき」KYOTO で始まった『木梨憲武 色の世界展』に行ってきました。会期は、来週5月18日(日)まで。

(そろそろ始まるなぁ。)とぼんやり考えていたのが4月下旬のこと。ぼんやりしている内に時はぐんぐん流れて、すっかり5月に突入してしまっていました。いかなきゃ。と思うものの、就業の時間にはぐったりしてしまっていて、一目散に自宅へ・・・。そんな生活を積み重ねていると、朝の来るのが早いこと。
そんなわけで、何日か前から「絶対!今日こそは!!」と気合を入れて仕事帰りに訪れた本展覧会。
伊勢丹京都店に入店の後、エレベーターで7Fへ。

ドアが開いた途端、目に飛び込んできたのはこれまでに見たことのない光景でした。
会場周辺にところせましと並ぶのは白やピンクの花をつけた胡蝶蘭。相方のタカさんをはじめ、長嶋監督や欽ちゃん、キョンキョンに永作博美さん・・・送り主は誰もが知る錚々たる人たちです。
芸能界ってスゴイ世界だなぁ・・・。と驚きでぼんやりしたまま、とにかく一通り、並ぶ花たちを眺めて、それから館内へ進みました。

色の世界展というタイトルの通り、色彩がとても美しくて、誰にでも受け入れやすい作品が並んでいました。展示の構成も本当に素敵でとてもアーティスティックで、さすが長い間、一線で表現する仕事をされていることがわかります。
仕事の疲れも忘れてキラキラとテンションが上がるのを感じながら、出口が見えてきます。そう。美術館巡りのもう一つの楽しみはミュージアムショップで、グッズを見ること。

もっと早くここへ来るべきだった。

あきらかに品薄感の漂うグッズたち。それから「完売しました」の貼紙。
「完売しました」という言葉は、益々購入意欲をそそるんですよね(笑)。
今回は、図録と展示の中で一番好きだった作品のポストカードを購入しました。

まだ、訪れていない人にはぜひ、おすすめの展覧会です。
ちなみに(伊勢丹)iカードを提示すれば、400円で入館できますよ☆

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