Advance

インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

4月30日 トンネルが白くなる?!

2007-04-30 | 豆知識
久しぶりの投稿です。長らくお待たせ致しました。
少し、言い訳させて頂くと、ただ単純に忙しかっただけではなく、パソコンが言うことを聞いてくれなくなったのです(涙)。

思い返せば、おかしくなり始めたのは、もう1ヶ月以上前のことなのです。
おかしい。おかしい。と思いながら使い続ける内、日に日に症状は悪化。
とうとう、全く立ち上がらなくなってしまいました。

ずっとお世話になっている近畿リサーチセンターさんに慌てて見て頂くことに・・・。「再セットアップは避けて欲しい」という私のわがままのせいで、結局2日間、担当の方を拘束してしまいました。

原因は、スパイウェアかウィルス感染か?
結局何だか良くわからないまま、そして結局再セットアップしました。
おかげで、古いデータの整理もでき、スッキリしました。
今は、これまでのイライラが嘘のように、スムーズに動いてくれて随分効率が上がりました。

さて、今日のお話は、トンネルの照明について。
最近、できた新しいトンネルは、何かが違うことに気付きませんか?

私もこの3年ほど前くらいからでしょうか。新しいトンネルを通る度に、「?」な気持ちを抱えていました。その疑問を解決する記事が4月28日(土)の京都新聞(山城版)の朝刊にありましたので、ご紹介したいと思います。

京滋バイパス宇治トンネル 中の照明なぜ白色
換気設備整い蛍光灯普及

そんな見出しに思わず釘付けになりました。
(換気設備が整うと白くなる???)

私がこれまで信じてきたものが、根底から覆される内容でした。
と、いうのも、私は以前こんな話を聞いたことがあるのです。

トンネルの光がなぜ、オレンジなのか?
なぜ、あれほど演色性の悪いナトリウムランプが使われるのか?

その理由は、車には様々な色があります。後退色である青の車は、実際よりも遠く、進出色である赤の車は実際よりも近くに見えてしまいます。これが、非常に危険なので、あえて演色性の悪いナトリウムランプを使用することで、どの車も色が識別しにくくなり、色彩心理による危険性を防ぐことができる。
というものでした。

ところが記事によると、『低圧ナトリウム灯は排ガスがこもっても光が遠くに届きやすく、1960年代から各地で使用されていた。』とあります。つまり、換気設備が整ったことで排気ガスがトンネル内にこもらなくなり、蛍光灯の白い光でも遠くに届くことが可能になったというのです。

私がこれまでずっと信じてきた色彩心理については全く触れられていなかったことには、腑に落ちない部分もありますが、私たちが何気なく普段目にしているものは、全て何かしらの理由があることを改めて知る、そんな記事だったように思います。

4月13日 お引越し?!

2007-04-14 | インテリア/建築
今日は朝一番にグラン・コート葛野西通というマンションに行ってきました。

今日の9時から14時の間に家具が届く予定だったからです。

明日、オープンハウスの予定のこのマンションは、残り4部屋になりました。
先日、モデルルームとされていた一室が無事お客様のもとへ巣立ちましたので、新たに404号室がモデルルームに。

ここは、ハチセが購入する以前は販売用の事務所として利用されておりましたので、もともとカーテンは設置されていました。照明器具は、購入当初に設置。
さらに、北区紫野で新築一戸建てをモデルハウスとしていた際に利用していたダイニングセット及びリビングセットがありました。
それから、巣立ったモデルルームで利用されていたインテリア小物が少し。

それらを利用しつつ・・・
9日(月)、午後より約5時間をかけて、買い物に出掛けました。

新しく購入したものは、
ベッド、ベッド下収納ボックス(×3)、パーソナルデスク、イス、チェスト(×2)、ドレッサー、スツール、和室用テーブル 計11点の家具。
クッション(×6)、座布団(×4)、マットレス、掛け布団、まくら(×2)、各種カバー、ラグ、マルチカバー、テーブルランナーの21点の他、和室のテーブルにセットした食器やお酒などの小物類28点(写真にはもともとあった小物も撮影されています)。

午後からスケジュールが詰まっていましたので、配送が何時になるかわからないというのは困りもの・・・。購入の際、配送の伝票を作成して頂いている時に、「備考欄に、なるべく早く来てください。って書いておいてください。」と、お願いしておきました。

私が持ち帰った小物類や、事前に会社に届いていた家具は、ハチセが誇るサポートクラブの救世主、アフターズのJに運んで頂くことに・・・。
一足先に現場で待機していた私が、フラフラとマンションの外へ出てきた9:30ごろのこと、偶然にも、配送の方とJが、同時に到着。

「早く来てね。」ってお願いしておいて良かったぁ~。
配送の方が、ベッドを組み立ててくださっている間に、Jには和室に設置するテーブルを組み立ててもらいます。これが実に鮮やかな腕前。
そんな姿を横目に、私は小物たちを並べる作業を開始。

配送の方が作業を終えて帰られると、今度はドレッサーを組み立ててもらいます。
私は、その横で、シングルベッドだけれども少し豪華に見えるようにと購入したセミダブルサイズの掛け布団と格闘・・・。

約2時間半の作業の後、ようやく、部屋らしい状態になりました。
まるで、私自身がここに引越してきたような、そんな気分です。
プールから上がった後のような心地よい脱力感を感じつつ・・・私は次の現場へ。
温家宝首相が訪れた今日の京都の街は、いつもと違う空気につつまれていました。

グラン・コート葛野西通404号室 家具付。お引渡しと同時に生活が行える部屋・・・。
詳細はハチセ ホームページを参照ください。

4月12日 よみもの

2007-04-12 | インテリア/建築
インテリア系の雑誌を購入すると意外とお金がかかります。
やはり、カラー印刷ですし、写真撮影にコストもかかっていますから、当然なのかも知れません。
そこで、おすすめしたいのが、カタログです。
私は、勉強を積んでから今の仕事に就いたわけではなく、仕事が先だったので、カタログは「もらって当然」でした。ですから、インテリアショップでカタログが販売されているのを知った時は、とても驚いたものですが、「カタログ」という風にくくるのは恐れ多いくらいとてもキレイで参考になるものがたくさんあります。

今日はそんなカタログたちを少し紹介させて頂きます。

インテリアショップunico (カタログ価格:税込210円)
 
カタログ請求は、こちらから。
今、モバイル会員に登録すれば、抽選で10,000名に無料プレゼント。
私も早速登録して、頂きました。

アクタス(カタログ価格:税込250円)

カタログ請求は、こちらから。
私もこれまで数冊購入しています。
紙面デザインや、小物類のレイアウトも含めてとても参考になる一冊です。

無料のパンフレットもあります。
アクタスといえば、とても有名なドイツ製システムキッチンポ-ゲンポールの販売店。
こちらのカタログもステキですよ。

株式会社マルホン(木質建材を取り扱う会社)

4月12日現在、サイトからのカタログ請求はできないようですが、ホームページからも想像のつく通り、ずっと眺めていても飽きないステキなカタログです。

株式会社ウッドワン
ホームページ上で電子カタログを閲覧することもできますが、こちらのスタイルブックもとてもキレイにつくられています。

お近くのショールームまたは、営業所でもらえます。

最後に、今、私が最も注目しているお店。IKEA

日本、特に関西ではまだなじみのない家具ブランドなのですが、実は影響力のあるブランド世界5位になったほどの有名企業なのです。
今日の話題「よみもの」としては、少し別物になってしまいます(商品の価格が一目でわかるカタログらしいカタログ)が、ここで揃わないものは多分ないだろうと思う、商品展開です。
家具屋さんだけれど、テーマパークのような、丸一日遊べる空間。
2008年の春には神戸にできるそうなので、今から楽しみにしています。

4月5日 時代の流れ

2007-04-05 | インテリア/建築
一昨日、あるある大辞典の捏造検証番組が放送されていました。
実はこの番組、人気のあるのは良く知っていたけれど、どうもうさん臭くて一時間通して見たことがありません。
だから今、捏造がこんなに大きな問題になっていることに少し不思議に思っていました。
そんなときに、放送される検証番組。しかも当事者である関西テレビの企画だというのだから、私の理解できる領域をすっかり超えてしまいました。
汚点でさえも商売にしてしまえる。そんな時代なのでしょうか。
結果的に視聴率は関西で6.0%、関東で5.1%と私の想像よりかなり低かった上、苦情の電話が殺到したというのだから、世の中そんなに甘くはないな。と改めて思いました。

ところで私はというと、その番組構成にとても興味があったので、とりあえず録画をしておきました。
最近では、興味のあるものは全てとりあえず録画しておき、寝る前の1~2時間を使って見るというのが習慣になっています。(結局、見ないままに削除する番組もあります。)

内容は、視聴率も納得の大して面白いものではありませんでしたが、結局最後まで見てしまいました。
CMがなかったことに最初は驚きましたが、良く考えてみれば、このような番組のスポンサーになるような企業があるハズもないですよね。
番組の中で、視聴者から届いたメールの紹介もあったのですが、それらを聞いていて、日本人もまだまだ素直な人が多いんだなぁ。と感心しました。
そして、こんなにも大きな問題になっている理由も納得できました。

それにしても、納豆を食べるだけで痩せられるのなら、ダイエットに苦しむ人は世の中に一人も居なくなるし、痩身を目的にしたエステや美容整形なんかも商売が成立しなくなってしまうのだから、そんなミラクルフードがないことくらい、みんな良くわかっているハズなのにね・・・。テレビの力は恐いものです。

さて、すっかり長くなりましたが、ここまでは前置きで、これからが本題です。
仕事をしていて、(時代の流れだなぁ。)と感じるのは、照明に対する感覚が、この数年で驚くほど変化してきている。ということです。
この話しは何度もしているかもしれませんが。
そういった時代背景もあってなのか、自然とハチセの物件にも照明器具費やされるコストが格段に上がりました。社内の反響も、オープンハウスに来て下さったお客様からも、聞くことが多くなりました。
コーディネーターという立場からすると、これはとても良い傾向なのですが、ほんの数年での変化に(仕掛け人が居るのでは?!)なんてこともついつい考えてしまいます。
そういえば、2006年12月4日のブログでとりあげた「好かれる方法」という書籍で、PR会社がどのような活動をされているのかを知りました。もしかしたら、この変化もPR会社が関わっているのかも知れません。

また、ユビキタス社会といわれる現在、情報の伝達も早く、専門家との距離もぐんぐん近付いています。新しいものが世間に周知される速度が速まっているということでしょうか。

ほんの2~3年前は、ダウンライトだけで計画した空間は、実際に販売される際に、一般的な蛍光灯に取替えられる。というようなケースもありました。現在では、蛍光灯を嫌う人も少なくありません。そこには少し誤った情報が錯綜している節も感じられますが、住宅に「日常」だけではない何かを求められるようになってきた。というのは「豊かさ」の証かも知れません。

そんな流れに沿って、計画した照明プランの一部を以下に紹介します。
北区西南町 リ・ストック京町家

オープンハウスに来場された方の評判も良かったようで、このようなプランが一般の人たちにも受け入れられるようになってきたことに、住宅における「変化」を感じています。

まずは、玄関部分です。


点灯時


消灯時

写真があまりキレイに撮影できなかったのですが、これはコイズミ照明のneoという店舗照明用のカタログの中にあるレトロジャパニーズに分類されるペンダントを利用しました。

ガラスの透け感も涼やかな、風鈴を思わせるペンダント。
と、カタログにもコメントが添えられているように、φ130mmと小ぶりでとても愛らしい照明です。

色は2色。どちらも捨てがたい商品でしたので、両方を使いました。
それぞれのランプ下端をFL(=床の高さ)より1,800mmと2,000mmに設置し、空間にリズムをつけました。ランプの表情を活かすために低めの設置としましたので、端の方に配置したこともポイントです。

町家独特の『ミセの間』といわれるスペースの和室。
(ミセの間とは、住宅の一部を仕事場としていたことから計画された町家の典型的な間取りで、『見せ』る場でもあり、町を歩く人に向けて、さりげなく商売のPRをしていたものです。このさりげない外とのつながりや空気感が、今に生きる人の心を掴んでいるのかもしれません。) 


利用した照明は、松下電工の「光をデザインするという考え方」から生まれたMethodシリーズの中の「ishicolo」よりシーリングライト。

いしころのような、まあるくて、やさしいかたち。
というコメントの通り、シリコン製のやわらかなカバーにも特徴のある商品。
私のお気に入りで、良く利用しています。

押入れ上部に設置したのが、同じく松下電工の「草灯 -SOU-TOU」よりスポットライト。

和において格式を表す「真・行・草(しん・ぎょう・そう)」。
風雅の美「草」をイメージしてつくられたあかり。
手造り品のため、色味や模様が多少異なるというのがまた良くて、素材の美しさが光る商品です。

リビング

ここに利用した照明は、ペンダント、ダウンライトの他、松下電工の「Home Archi」という器具デザインよりも配光にこだわったシリーズよりハロゲンを利用したブラケットと床に埋め込んだフロアライトが印象的です。


点灯の様子のわかる写真はありませんが、テレビ台には、調光機能付きの間接照明を設置しました。


利用した器具は、オーデリックの「ORNARE オルナーレ」というキセノンボーランプの間接照明。

蛍光灯ののっぺりした光では物足りない、光に動きが欲しい時にはオススメです。
ダウントランス(=電圧を下げる電圧変換装置)が不要というのも計画しやすく、一般的な白熱灯用の調光器(=ライトコントローラー)を組み合わせて自由に調光することができます。ランプは、直管蛍光灯に比べて高価なものの、寿命は1.6倍の20,000時間。
間接照明は、省メンテナンスであることもポイントですよね。

ちなみに・・・
冒頭に利用した写真は、14日(土)初公開の新築住宅の和室に配置したディスプレイです。
こういった飾りつけが珍しくなくなったことも、最近の傾向なのかもしれません。

4月3日 これからの玄関はCAZAして開ける

2007-04-03 | インテリア/建築
デザインも出し尽くしたら、次は機能で勝負。
というわけで各社から工夫を凝らした商品が出ています。
便利だというのは以前から感じていましたが、これらの商品、ただ、単純に「便利」という言葉で済ましてしまうには失礼なくらい、細かい配慮がされているのです。

車のドアを開けるのに、リモコンを利用することが当たり前にもなりつつある2007年、一生の買物とも言われる住宅の要、玄関ドアにも、その便利な機能を利用してみませんか?

トステム
CAZAS(カザス)

ドアのタッチボタンを押して、カードキーを“かざす”だけのスピーディーな施解錠が魅力。お手頃な2アクションキースタイルです。


操作は簡単。
タッチボタンを押して、カードキーをセンサー部分にかざします。
この作業だけで、上下2ロックが解錠。
帰宅時の操作手順は、次の通り。


① 玄関ドアに取り付けられたタッチボタンを押します。
② 受信ユニットにカードをかざします。
③ ドアにかけられた2つのロックが解錠されます。
④ ドアが閉まると自動施錠されます。

このシステムで私が特に優れていると感じたのは次の5点。
1. 上記④の自動ロックシステム
荷物を抱えている時や、ついつい忘れてしまいがちな施錠の作業も、自動ロックなら安心です。

2. 不正解錠防止機能
ピッキング対策にもとても有効なのがこのシステム。
一方のカギが開けられても、もう一方のカギを20秒以内に開けなければ、自動的に開けられた方のカギが再び施錠されます。
不正解錠だけではなく、例えば解錠した後、お隣さんに呼ばれてその場を離れてしまった場合も安心。20秒後には再び自動施錠されます。

3. オートロックではない・・・だけど自動施錠。
上記では自動施錠の便利さに触れてきましたが、オートロックだと一つ困る点があります。例えばホテルに泊まった際に、うっかりキーを持たずに廊下に出てしまい、中に入れなくなった。という経験はありませんか?
このシステムは、外から解錠した時のみ自動施錠機能が働きます。
つまり、室内側からサムターンを解錠した場合は、自動施錠されません。ちょっとポストへ新聞を取りに・・・、庭のお花に水やりを・・・。そんな時はもちろん、キーを携帯する必要はありません。

4. なくしたって平気♪
鍵をなくしてしまった。あるいは、盗難にあってしまった時、これまでなら、シリンダーごと鍵を交換されていたと思います。
カードキーは、登録制なので、新たに登録をやり直せば、落したキーで解錠することはできません。カードキーは、標準で5枚。必要に応じて1枚2,000円で購入できます。(但し、最大で8枚の登録まで)

カードキー。たしかに便利だけれど、慣れないので携帯することを忘れてしまいそう。そんな時は、タグキーを携帯ストラップとして利用してしまいましょう。
こちらも1枚2,000円。
上記と同様、ご家庭で簡単に登録することができます。


5.納得の価格
通常の玄関ドアの上代価格にプラス50,000円。
電気錠システムと聞くと、高価なイメージがありましたが、こんなにお手頃な価格で、便利さを手に入れることができるようになりました。

この他トステムでは、「簡易タッチキーシステム」というキースタイルもあります。
こちらは、プラス75,000円。CAZASの上位機種になります。
これは、日産マーチでも採用されているものとシステムは同じ。
専用リモコンが、かばんやポケットの中に入っていれば、タッチボタンを押すだけで簡単に解錠することができます。


三協立山アルミ
100V電気錠(キーガルタイプ)

こちらの商品は、他社にさきがけて登場した商品。
ハチセでも約5年前の住宅に取り入れた仕様です。こちらは上代価格64,800円。トステムに比べて少々高価にはなりますが、発売時期を考慮すると、破格の金額設定だったかも知れません。
機能は、CAZASとほぼ同じですが、以下にその特徴をご紹介します。

こちらは、カードキーではなく、車と同様のリモコンを用いて施解錠を行います。

標準で2個。追加は1個あたり5,400円です。



施解錠は「音」と「光」でお知らせしてくれるので、とてもわかりやすいのが特徴。
解錠時音:ピー!ピー!(音2回+点灯)
施錠時音:ピー!(音1回+点灯)

① ポケットの中からでも操作ができ、送信角度は360°
  
 
② リモコン寿命は約4年


③ 多少の水濡れにも安心。生活防水機能付き。


④ハイブリッド電波システム
 2000万通りの固定コードとリモコン操作ごとに電波コードがランダムに変化する可変コード部分により、不正な電波読み取りなどの悪用からも回避できます。

⑤紛失・盗難の場合の再登録制
CAZAS同様、再登録時に、紛失したリモコンデータは抹消されるため、紛失したリモコンを悪用される心配がありません。

⑥リ・ロック機能とピッキング対策
20秒以上ドアの開閉がないと、自動的に施錠します。
これもCAZASと同様の機能です。ピッキング対策はもちろんのこと、かばんの中で無意識のうちに解錠してしまった時も安心。また、オートロックではないので、ちょっとした戸外への移動に、鍵を持ち歩く必要がありません。

唯一違う点は、CAZASは入室時は自動施錠機能がありますが、キーガルは入室時もリモコンによる施錠が必要です。


YKKAP
ケイタイキーシステム


こちらは、従来からある電気錠システムの進化版。
携帯電話がテレビにもおサイフにもなる時代、ついに自宅の鍵にもしてしまったという商品。
録画・録音機能付きのインターホンなどとセットし、住宅全般の防犯を視野に入れた商品であることから、ケータイキーシステムのベーシックプランだけでも15万円もする少し高価な商品。
高価なので気軽に採用することはできませんが、時代の先端をいく商品だと思います。

特徴は、CAZASやキーガルとこちらもほぼ同じですが、以下の通りです。

①かざす操作で施解錠
おサイフケータイ機能搭載の登録電話(またはカードキー)でスピーディーに施解錠できます。

②ピッキング防止機能

③自動施錠
こちらは、設定によりオートロックにすることができます。

④室内からも施解錠
室内にあるコントローラーでドアを施解錠することができます。

これが、CAZASやキーガルと大きく違う点です。前述の商品たちが、低価格で設置可能なのは、電池を用いた仕様を採用しているからですが、こちらは高価格だけあって、室内のコントローラーとの接続が必要です。

⑤音と光で確認
キーガルと同様。

⑥停電時にも解錠
バックアップ電源を搭載しているので万が一の停電時でも、おサイフケータイ・カードキーでの解錠が可能です。(動作可能時間と回数に限りがあります)

こちらは、キーガルにはない機能です。
しかし、CAZASは、配線工事不要の完全電池式のため、停電にも全く影響はありません。


ますます便利に、そして快適に。
十分すぎるほど便利になった今日では、新商品の開発も、各社の苦労が見えますね。