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インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

万年床とベッド

2012-09-14 | インテリア/建築
こんな仕事をしているのに、今まで気付きませんでした。
ベッドの購入に際し、本気でこんな質問をして家具屋さんたちを困らせた私。

ねぇねぇ。床と隙間のないベッドフレームは無いものカネ?

聞いた理由はお察しの通り、ベッドの下を掃除する手間を減らすためです。
ここに空間がなければ、ホコリも溜まりませんからね。

結局、クイックルワイパーで掃除したら良いかぁ。
とあっさり諦めた結果、休みの度に大量のホコリと戦うハメになったわけです。
(特に冬場は最悪です。)

ところが、これが重要な役割を果たしていることにやっと気付きました。

ベッドというフレームに危うく騙されてしまっていましたが、床との間に空間が無い(=風が通らない)ということは万年床を作る。ということなのです。

万年床・・・。

言葉だけでも恐ろしい。
木製のフローリングならカビや変色。
畳ならばイグサが腐ったりカビが生えたり・・・稀にキノコが生えることも。

今更、なぜこのことに気付いたかというと

じゃ~ん!
先日宿用に家具を入れ替える前の和室です。

床にペタンと置くタイプ。
低い座面は日本人には馴染みが良いのかしら?
低い家具は空間に広がりを感じさせることができるのでコンパクトな建物のイメージUPには最適ですね。
こちら誰かがこのソファで寝たわけでは無いので、毎晩大量の汗を吸収したわけではありませんが、


移動させるとびっしりカビが生えていました。
この写真はむしろカビに気付かれないように撮影したので、注視しないとわかりませんが、確かに生えています。

汚い物件にすっかり慣れっこの私は、「あ~あ。」と思っただけですが、新しく置くためのソファを運んで来てくれた運送屋さんはどん引きでした。

この手の家具は危険ですね。
購入の際はお気を付けください。

新しいソファは座面と床との間がしっかりあるのでカビが生える心配はありません。
それにしてもこの畳、表替えだけで対応できるカナ?

今や照明業界の主流?LEDのこれから

2012-09-10 | イベントレポート
久しぶりに建築分野の勉強をしてきました。
LEDセミナー。
正直なトコロLEDはもうお腹いっぱいなんだよー。という気持ちもあるのですが、
年々照明器具カタログのLEDページが増えるものだから、勉強しないわけにもいきません。

そういえば、私がいつか買ってやる!と心に誓っているルイスポールセンのPH-5も、LEDを搭載した商品が店頭に並んでいるのだからビックリ。

1958年の発売から世界中で愛され続けている名作。約50年の間に電球型蛍光灯が発売され、今やLED。
消費電力が小さくなる訳だから、理屈で考えれば電球交換の対応が出来て不思議は無いのだけれど、デザイナーであるポール・ヘニングセンが生きていればどう思うかなぁ?と、ついつい余計な心配をしたくなります。

さて震災の影響もあり、みんなが「電気」について深く考えるようになった2012年。
家庭内で使われる消費電力の大きい製品と言えば、
テレビ、エアコン、冷蔵庫を思い浮かべられる方も多いと思います。
(私がインテリアコーディネーターの資格取得を目指して勉強していたころはこれらがワースト3でした。)

ところが、皆さんの記憶にも新しい「エコポイント」制度の際に、エアコンとテレビはすごく頑張ったのです。
私たちが、電化製品を買い替えて商品券や様々な商品を手に入れて目先の利益を得た裏で、将来にわたる利益=省エネ化を進めていたのですね。

その結果
ワースト1位 冷蔵庫 14.2%
2位 照明13.4%
3位 テレビ8.9%
4位 エアコン7.4%
5位 電気温水器5.4%
と、家庭内の消費電力に占める照明の割合がとても大きくなってしまっているのです。

電球をLEDに交換すると白熱灯で86%、蛍光灯で35%減というのですから、LEDはかなり貢献してくれることになります。

また、2012年7月1日よりようやくLEDがPSE法(電気用品安全法)に追加されました。
これで、安心して購入することのできる商品が売り場に並ぶことになり、みなさんにオススメしやすくなりました。

但し、この日以降PSEの定める基準に満たない商品の製造は禁止されましたが、この日までに製造された商品は在庫に限り販売しても良いことになっています。

やたらと安いLED、あまり聞いたことのないメーカーが製造しているものは危険ですので購入の際はご注意くださいね。

そして何度もこのブログ内でお話ししていますが、照明器具の寿命はランプだけではなく器具にもあります。LEDに変えたから長寿命♪という単純なものではなく、一体その器具を何年使っているのか?も考えてくださいね。

とりあえず、試してみたいな~。という方はアウトドアから。
室内照明で検討される際には、なるべくLEDは1部屋まるごとLEDに。(同じ色温度でも蛍光灯とLEDでは色味が違って見えます。)
電球だけを替えるより、器具ごと替える方が無難です。

LEDは光が強いので眩しく感じてしまうことが良くあります。LED搭載の器具としてメーカーが販売しているものはその眩しさ感を抑える工夫がされています。

また、電球交換の際に消費電力の目安として白熱灯60W相当が7Wです。
私の個人的な感想としては、例えば60Wのポーチライト(蛍光灯なら15W程度)をLEDに変更する場合、4.5Wでも十分だと思います。

これからますます増えるLEDの照明器具。
ただ、個人的な要望としては電球だと何ワットで対応できますよ。ってコトがカタログに記載されていると、空間のイメージに合わせて電球を選ぶことができるので、親切なのにな。と思っています。
これからは器具デザインだけでなく、ランプや光もユーザーが選ぶ時代だと私は思っています。

グリルの可能性

2012-09-01 | インテリア/建築
最近は、「お手入れが大変だからグリルでは魚は焼かないの。」というお話しを聞くことも少なくありませんが、皆さんはキッチンのグリル、利用されていますか?

私も、あの網の手入れがどうにも面倒で大キライ。
旬の魚を美味しく頂きたいことと手入れの煩わしさとを葛藤しながら、やはり「魚」を焼くことを中心に活用しています。

(あっ☆余談ですが、最近ヒットしたお掃除アイテムはニトリで売っている魚焼き網用の歯ブラシ(?)画像が見つからないので、現在利用中のものの写真を近日中にUPします!)

今日、大阪ガスの方とお話しする機会がありまして、お手入れの方法なんかを教えて頂いていたのですが、それからしばらくアレやコレやと長々お話ししておりまして、グリルってめっちゃ使えるやん?!と思いました。

例えば身近なところでトースト。


「良くカタログにトーストの写真が載っていますけど、魚焼いたグリルでトーストって抵抗あって考えられないのですよね」
と言う私に
「魚のニオイってその直後に調理した食材にも移らないのですよ」
と大阪ガスさん。

知っていました?

但し、魚が焼きあがって、冷めて行く段階でニオイが残ってしまうので、焼き上がったらさっさとグリルから出してしまうのがポイント!

100円程度で手に入る低価格な食パンでも水分を含んで焼き上げるグリルならふんわり美味しくトーストできるそうです。
これが活用できればトースター、不要になりますよね。

そうなれば、キッチンまわりから一つ小物も減り、空間にも余裕ができます。

他にも、オーブンだと時間のかかるグラタンも短時間でおいしく出来るのだとか。
これは私も良く利用しますが、鶏肉もグリルで焼くと余分な脂が落ちて、皮がパリっと焼けてとても美味しいです。

魚を焼くくらいしか使ったことないわ~。
という方は、ぜひ、他の料理も試してみて下さいね。

大阪ガスのホームページでは、ガスで作る様々な料理のレシピの紹介もしています。
http://home.osakagas.co.jp/use/cooking/index.html

私も早速明日の朝、トーストしてみようと思います。