Advance

インテリアコーディネーターのブログ。
住まいのこと。インテリアのこと。仕事のこと。子どものこと。。。

乾太くんユーザーレビュー ~導入編~

2021-05-17 | インテリア/建築
2021年5月16日(日)気象庁は「近畿地方・東海地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。近畿では平年よりも21日早く、1951年の統計開始以来最も早い梅雨入りとなったそうです。

我が家のような共働き家族でなくても、雨の日の洗濯はとても大変です。
私もこれまで、洗濯もののストレスと戦い続けて来ました。

仕事から帰ると悪臭漂う部屋干し。
洗い直しても臭いの消えない厚手のタオル・・・

数々の失敗を経て、我が家がたどり着いたのは、サーキュレーター1台と扇風機2台、除湿機、エアコンタイマー2時間をセットして出勤。
帰宅後、約10時間、全力で稼働し続けたサーキュレーターと扇風機を消し、洗濯が終了します。

電化製品を稼働させたままの留守に、安全面からの不安を抱える日々でした。

そんな中、目に飛び込んで来た「乾太くん」のCM。
Facebookを開くと、しつこく出てくる「乾太くん」の広告。

あなたの家にも乾太くん「頑張れば置けます!」という回答を見て、具体的に検討を始めました。

「乾太くん」とは、Rinnaiのガス式の衣類乾燥機です。
乾燥機ですから、洗濯機の上部に設置するのがスタンダードだと思いますが、我が家にはそのスペースがありません。

天井までのスペースは、ウォールキャビネットを設置しています。
まずは、このキャビネットを撤去し、専用台を設置し・・・と想像を巡らします。
狭苦しく使い勝手が悪い上、現実的ではありません。

これまでも何度も検討し、結局断念したのは、この住宅事情からです。

次に、「直接雨の当たらない外部空間への設置も可能です」と言う公式サイトの提案を検討してみます。
しかし、毎年黄砂で泥だらけになるバルコニーを見ると、高価な乾燥機を外に設置する勇気が持てません。

例年は、ここで諦めて、また変わらない日々を過ごしていましたが、コロナで外出も制限された休日。考える時間はたっぷりありました。
発想を転換。
洗濯洗面室以外の室内設置の可能性を探り、そして見つけたのが、LDKの一角にある収納です。


1間(約1帖大)のこの収納は、半分に仕切られており、向かって右のスペースにPC、プリンター、その他wifiルーターやTVのブースター等が設置されています。
向かって左はハンガーパイプを設置し、アウターの収納。
当初、出かける前にこの収納からアウターを出すことを想定していましたが、現在はほとんど着用することの無いアウターが年中保管されているだけの収納になっていました。


使い勝手や乾太くんのサイズを測り、ここなら可能性あるかも?!と言う事で、
メーカーさんに相談することにしました。

オール電化では無く、宅内にガスの引き込みがあれば、何とかなります。
・・・が、既存住宅への設置は、割と大変でした。

乾太くんの設置に際して、
乾燥機本体に付属の電源コードの届く範囲(2m以内)に
1. アース付き電気コンセント
2. ガスコンセント
が必要です。

設置できるかも?!と考えた収納には、いずれも無いので、この収納にこれらを設置する
必要があります。この為に我が家に集まったのは

ガス屋さん、
電気屋さん、
大工さん、
クロス屋さん。

まずは、ガス屋さんが床下点検口から床下に潜り、LDKに設置しているガスコンセントから分岐し、必要な場所にガスコンセントを設置してくれました。

次に電気屋さん。
電気コンセントはすぐ近くにあるので、簡単な作業か?と考えていましたが、「アース付き」が必要ということで、同様に床下を潜り、分電盤から追加する作業となりました。

床から100cmの高さの壁面に各コンセントが必要でしたので、壁を一部切り取り、付け直す作業を大工さん。

ここまでの作業時間は、9:00から12:00頃の約3時間。

午後からクロス屋さん訪問。貼替え作業は30分から1時間弱。

費用は15万円程度です。

翌週、いよいよ乾太くんの設置作業です。
13:00頃から作業を開始し、設置完了したのは17:00頃。
既設住宅への設置の為、大変な作業になったと思いますが、まるで最初から計画していたかのように、ピッタリと納まってくれました。


乾太くん本体と専用架台、その他部材、施工費で概ね20万円程度です。
我が家の様に、後から導入を検討すると、乾燥機設置の為の下準備にそれなりの費用が必要となりますが、リフォーム前や、新築着工前の検討の場合、「ドラム式洗濯乾燥機」と「一般的な洗濯機+乾太くん」のイニシャルコストで比較すると、大きな差は出ない様に思います。


オール電化住宅では無く、ガスの引き込みがあれば、
「頑張れば乾太くん、置けます!」


梅雨入りし、雨降りの今日も外出前に乾燥完了。安心して家を出ることができました。
その使い勝手については、次回の記事で紹介します。