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インテリアコーディネーターのブログ。
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2月24日 住宅用語集「す」「せ」「そ」

2006-02-24 | 用語集
ご覧になりましたか?!トリノオリンピック女子フィギュア フリープログラム。
荒川選手、金メダルおめでとうございます。

荒川選手の演技には間に合わず、LIVEでは村主選手の演技からしか見ることができなかったのですが、すごかったみたいですね。まだノーカットで見ていないので、ぜひ、早く全ての演技を見てみたいです。

見ていないにも関わらず、金メダルの瞬間は少し泣いてしまいました。(笑)
また、銅メダルのスルツカヤ選手の演技前のナレーションで、お母さんが病気になったことや、自身も難病にかかっている。ということを聞いて、これまた寝ぼけた頭ながらも感情移入してしまっていました。

選手自身は、いろいろなプレッシャーやまわりの勝手な期待を背負って、本当に大変だと思いますが、たくさんの人に感動を与えられるなんて素晴らしいことだと思います。

トリノオリンピックの日本人初のメダリストとして、フィギュアで初の金メダリストとして、しばらく荒川選手は大忙しでしょうね。


それでは、住宅用語集スタート。

「す」
◆スキップフロア
①住戸内に、中2階のような半階ずらした居室を設けること。住戸内に上下の段差を生じることで、各居室の独立性を持たせる。「ステップフロア」ともいう。
②マンションなどで、エレベーターの停止階を1~2階おきにする建築方式のこと。エレベーターが停止しない階の住戸は、階段を上り下りして住戸に向かう。この場合、共用廊下を作らなくてよいため、住戸の面積を広げることができ、両面バルコニーも可能となる。採光・通風に優れ、独立性が高まりプライバシー確保に有効。

◆数奇屋造り(すきやづくり)
安土桃山時代から江戸時代にかけて完成した建築様式の一つで、桂離宮や修学院離宮は、数奇屋造りの代表例。書院造りに、茶の湯のための茶席、水屋などが備わっている。

◆筋違い(筋交い・すじかい)
地震や台風などの横からの力に対して建物の耐力を高めるために、柱と柱の間に斜めに渡す補強材のこと。→在来工法

◆スタッコ仕上げ
建物の外壁などの表面にモルタルや合成樹脂を吹き付けて仕上げること。特殊なコテで塗り付けたり、吹き付けた後、表面が軟らかいうちにローラーで押えたりして、表面を凹凸のある状態にすることが多い。
塗料のあれこれ Vol.1
塗料のあれこれ Vol.2

◆ステップダウンフロア
フロアの一部分を下げて空間を演出する方式。例えば、ダイニングとリビングの境に段差をつけて、どちらかを低くすることで間仕切りの効果を出す。

◆スパン
柱と柱の間の長さのこと。スパンが広く、開口部が大きいほど、採光と通風は良い。

◆スプリンクラー
火災が発生すると、自動的に散水して消火する設備。一定以上の大きさのビルやマンションなどには消防法で義務付けられている。

◆スラブ
床版のこと。一般的には、鉄筋コンクリート造の建築物の構造床を指し、梁や小梁と一体化して作られている。一般的にスラブの厚さは15~20cmで、厚いほど遮音性が高い。田だし、躯体の構造によって遮音性は異なる。

◆スロープ
人や自転車、バイクなどが通りやすいように作られた傾斜した道路のこと。車椅子を利用している人や足腰の弱っている高齢者が歩きやすいように、公共の建物や住宅のエントランス付近の階段の横にスロープを併設することが多い。

◆スロップシンク
キッチンやユーティリティー、バルコニーに設置する底の深い流しのこと。泥のついた野菜を洗ったり、スニーカーやぞうきんなどを洗ったり、掃除で使った汚水を流したり、植木への水やりに便利。

「せ」
◆成約価格
中古住宅の売主と買主が最終的に合意して決める売買価格のこと。

◆セカンドハウス
別荘や別宅のこと。休暇を過ごすためにリゾート地に建てた住宅だけでなく、郊外に住む人が通勤に便利なように、都心に購入するマンション等もセカンドハウスと呼ぶ。

◆施工監理
発注したとおりに工事がなされているか、監督・管理すること。

◆設計図書
建物を建築する上で、施工や法律的な出願、契約などに必要な図面や仕様書の総称。具体的には、一般図、詳細図、構造図、設備設計図、外観図、仕上げ表、仕様書などからなる。

◆設計料
正確には、設計報酬とか設計監理報酬と呼ばれ、設計や設計監理業務に対して支払われる。設計時の直接人件費、経費、技術料などを合計して算出する場合と、工事費に一定の料率を乗じて算出する場合がある。

◆セットバック
都市計画区域内で建物を建てる時に、建築物を道路の境界線から一定の距離だけ後退させること。具体的には、次の3種類のケースがある。
①全面道路が幅員4m未満の場合の宅地に建物を建てる時は、道路の中心線から2m以上後退する。道路の反対側が崖や川などの時は、崖側の道路の境界線から4m以上後退する。
②壁面線が定められている道路に面している宅地に建物を建てる時は、その壁面線まで後退する。
③建築基準法上の道路斜線制限によって、中高層建築物の一部を後退する。

◆ゼネコン
General Contractorで、企画から設計・施工・監理までを行う総合建設業者のこと。

◆セラー
食料品やワインを貯蔵する場所。

◆専属専任媒介
媒介契約の一つ。不動産の売主は、媒介を依頼した不動産業者が探した相手としか契約できない。

◆センターコア方式
キッチンや浴室、洗面室、トイレなど水回りの設備を住戸の中心部にまとめた間取りのこと。水回り部分が居住空間を仕切る形になり、ほかの部屋の独立性が高くなる。

◆セントラルヒーティング
地下室や屋上、機械室などにボイラー等を設置し、各室にパイプを通して暖房する中央式暖房システムのこと。

◆専任媒介契約
媒介契約の一つ。不動産の売主は複数の不動産業者に売却を依頼できない。

◆前面道路
敷地に対して2m以上の長さで接している道路のこと。幅員(ふくいん=はば)も4m以上必要。

◆専有部分
マンションなど区分所有建物で、区分所有者が単独で所有する部分を「専有部分」、その面積を「専有面積」という。バルコニーは含まれない。専有面積の算出法には、壁心(へきしん)計算と内法(うちのり)計算の2つがある。

◆専用使用権
敷地と共用部分の一部について、特定の区分所有者が専用に使用できる権利。具体的には、専用庭、バルコニー、ルーフバルコニー、駐車場などで、使用料金が必要な場合は管理組合に払う。

◆専用庭(せんようてい・せんようにわ)
マンションなど区分所有建物で、主に1階の住戸の居住者だけが専用的に使用できるように作られた小さな庭のこと。専用庭の使用料は管理組合に支払う。ただし、共用部分であるため、物置やサンルームを設置することはできない。


「そ」
◆造成地
その土地に建設される住宅等の環境・機能を整えるために、必要な工事を施した土地のこと。造成には、土地の状況に応じて、埋め立て・切土・盛土・地盤の改良などの方法がある。

◆ゾーニング
家の機能を、部屋単位で考えるのではなく、用途別に大まかに分けた「ゾーン」として捕らえ、それを効率的に配置すること。たとえば、リビングなど家族が集うスペースは「パブリックゾーン」、トイレ・浴室などは「サービスゾーン」、寝室・子供部屋などは「プライベートゾーン」などに分類。各ゾーンをいかに配置するかで、暮らしやすさが決まると言われる。

◆ソーラーシステム
太陽熱を利用して、冷暖房や給湯を行うシステムのこと。太陽熱を吸収する集熱器とその熱で水を湯に換えて貯蔵する蓄熱槽、熱を取り出す機械など、比較的大きな設備を利用するソーラーシステムを「アクティブソーラー型」、自然のエネルギーを人工的に熱に転換せず、簡単な装置で建築物内に貯蔵したり、工夫して良好な屋内熱環境を作り出すソーラーシステムを「パッシブソーラー型」という。

◆外断熱
柱などの構造材の外側から、家全体を断熱材ですっぽりと覆う断熱法。従来日本で主に採用されてきた「内断熱」工法(構造材の間に断熱材を充填する)に対してこう呼ばれる。断熱材の隙間ができにくく、機密性が高いのが特徴。また、構造材の外側に通気層ができるため、結露しにくく、カビやダニの発生をおさえる。欧米では一般的。内断熱よりも建築コストがかかる。